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2019.7.1

BVBの未来を構築

BVBの未来を構築

3年の歳月と総額2000万ユーロ(約24億6000万円)を費やす新プロジェクト、その名も「BVBトレーニングセンター拡張工事」により、ボルシア・ドルトムントは設備面でドイツをリードする存在に返り咲く。

 

ブラッケル周辺がブラック&イエローの中心地に

 

2018年夏、BVBはファーストチーム再編に力を入れ、それまで以上に強固な基盤をつくり上げることに成功。飛躍への土台を築いた2018-19シーズンを終え、次なるステップとして着目したのが設備面の改良だった。ホーヘンブシャイの練習場とユースパフォーマンスセンター(NLZ)は2021年まで段階的に拡張工事が行われるほか、スポーツビジネスオフィスも新たに建設。インフラでも世界をリードする現イングランド王者マンチェスター・シティーFCを参考にした本プロジェクトにより、ブラッケル周辺はまさしくブラック&イエローの中心地となる。

 

 

ユースパフォーマンスセンターの隣に建設されるスポーツビジネスオフィスは、来週にも工事が始まる予定だ。この建物は3階建てで、1階には記者会見室や同時通訳ブース、インタビュールームなどを設置。2階には役員やスカウト、アカデミーのコーチ、理学療法士、一般スタッフのオフィスのほか、パーテションで調整可能な会議室/セミナーのスペース、さらにパワーナップ用のスペースも完備される。首脳陣のオフィスを始め、役員会や経営会議などに使う大会議室が置かれる3階からは、練習場を見下ろすことが可能。こちらの工事は2020年3月/4月まで行われる予定だ。

 

また、セキュリティ面もこれまで以上に強化され、ファーストチームの練習場への入口にいわゆる「ゲートハウス」を新設。将来的には選手がナンバー認証でゲートを通過できるシステムを採用するほか、郵便物などもセキュリティで一旦チェックされてから配達されることになる。とはいえ、これはファンやメディアとの間に壁を築くための措置ではない。工事完了後も練習の一般公開が実施されるほか、ゲートハウスにメディア用の作業スペースを用意。練習場を見下ろせるテラスも設置され、ここにテレビカメラをセットすることも可能だ。また、2020年1月にはクラブオフィシャルテレビ、BVB TVのフルスタジオも完成する。

 

 

 

 

プールや屋内練習場も増設

 

現在拡張工事が進められているU-23チームのビルにも、故障を抱える選手がリハビリに使用できる新たなプールを増設。スポーツ医学や理学療法の設備もグレードアップするほか、45 x 64m大の人工芝ピッチを擁する屋内練習場が完成する。アーチ型の屋根は12mの高さがあり、アカデミーからファーストチームまでBVBの全チームの練習で使用可能。気象条件にも左右されないため、年間を通じて理想的な環境でトレーニングや体力測定を行うことができる。アカデミーやアウェーチーム用のドレッシングルーム、理学療法やセミナー用のスペースも用意されるこの屋内練習場は、2021年中に工事が完了する。

 

 

文:フランク・フリッゲ
写真:アレクサンドレ・シモエス
視覚化:シェフラー・ヘルビヒ・アーキテクツ | V-CUBE

 

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