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2020.6.24

BVBのタレントコーチ、アッドの仕事

BVBのタレントコーチ、アッドの仕事

ボルシア・ドルトムントのユースチームには才能豊かな若者が大勢いる。彼らを最良の方法で育てていけるよう尽力しているのが、今シーズンからコーチとしてユースチームとトップチーム間の橋渡しをしているオットー・アッドだ。1999年から2005年までストライカーとしてBVBに所属していた45歳は、若手の逸材をトップチームに送り込むこと、そしてその後も見守って追加のトレーニングなどを課すことを任務としている。

 

アッドはU-17、U-19、U-23のタレントたちだけではなく、トップチームに昇格したもののまだブンデスリーガの経験がほとんどない若手たちの面倒も見ており、その仕事は多岐にわたると考えている。「ハンブルガーSVでU-19チームのコーチをやっているときに思いついた」とアッドは明かした。選手を個々にサポートし、ブレークに必要なあと1、2%をプラスしてやるというアイデアは、その後、短期間デンマークのFCノアシェランで働いていたときに、さらに固まっていったという。アッドはその構想を文章化し、まずボルシア・メンヘングラットバッハでタレントコーチという新ポストに就いた。そして今シーズンからブラック&イエローに活躍の場を移したわけだが、その間、複数のクラブが同様のポジションを新設している。

 

現在、タレント育成者としての仕事は3本柱となっている。まずは練習セッションの見学、そしてユースの試合の偵察だ。自身で試合を見に行けない場合は、映像でポイントとなるシーンを分析する。それに加え、ポジションごとの練習を1週間か2週間に1度、選手たちの登校前に行う。これらを通してタレントたちは試合を想定した状況の解決策を学び、自分に課される役割に備えなければならない。アッドはさらに選手たちをよりよく知るため、練習外でも顔を合わせている。状況にもよるが、1カ月か2カ月に1度は面会。選手がケガをしている場合は、もう少しきめ細やかなケアが必要になるだろう。

 

特別サポートを受けた各チームの選手のうち、どの3人または4人がトップまで上がれるかは、プレシーズン後、それぞれのユースチームの監督が決めることだ。「だが明確に決まりがあるわけではなく、柔軟に対応している」とアッドは明かした。タレント集団の顔ぶれもシーズン中に入れ替わることがあるという。

 

「私の仕事は、才能を最大限に引き出せるような状態をつくること。少しゆっくり進めたほうがいい選手もいれば、励ましてやらなければならない選手もいる。選手は全員違うので、それぞれに合った対応をするよう心がけている」とアッドは続けた。「ここの選手のクオリティーは他のクラブよりはるかに高い。だが同時にトップチームに昇格するのも他のクラブより難しい」。そのため、アッドは選手が失望したときにも備えていなければならない。「現実を見る必要がある。プロのサッカー選手になるのは決して簡単ではないから、きちんと学校を卒業させることも我々にとって大事なこと。その点については先生方に大いに助けられている」

 

アッドが最も重要な目標と考えているのが、「自発性を持った選手を育てること」だ。「それがうまくいけば、私の役目は終わりとなる」。アッドは選手たちに欠点を自分で克服していってほしいと考えている。「彼らがある特定の状況を認識し、それに自身で備えられるようになれば、我々としては大きく一歩前進したことになるだろう」。

 

文:クリスティーナ・ラインケ

 

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