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2012.10.5

BVBが敵地の観衆を魅了

BVBが敵地の観衆を魅了

勝ち点2を取りこぼしたが、国際的な評価は高まった。ドイツ王者の攻撃的なサッカーは、シティー・オブ・マンチェスター・スタジアムの4万7000人を超す大観衆を魅了。イングランドのメディアもGKジョー・ハートのパフォーマンスを「ワールドクラス」と論じることで、BVBのプレーを間接的に評価していた。ドイツZDFの放送を通じ、この試合をテレビで観戦したファンの数はドイツ国内で730万人。視聴率は22パーセントにも達している。

 

緊張感にあふれるハイペースな展開、そして技術的にも戦術的にもレベルの高い勝負が繰り広げられたこの試合は、近年のサッカー史に残る名勝負だった。しかし、サッカーの醍醐味にあふれる試合だったとはいえ、ユルゲン・クロップ監督は失望を隠せない。「我々はフランクフルトでもサッカーの素晴らしさを伝えていたからね」。BVBは先週、ブンデスリーガのフランクフルト戦で3-3と引き分け、やはり勝ち点1しか獲得できていなかった。

 

ベンダー(左)とギュンドアン(右)が中盤を制圧

 

2005年に“再スタート”を切って以来、2度目のチャンピオンズリーグ出場を果たしたBVBは、2つの目標を掲げて欧州最高峰の大会に臨んでいる。その目標とは、決勝トーナメント進出、そして昨季よりも成長した姿を見せることの2つだ。史上最年少の平均年齢でドイツ王者となったBVBは、昨季のチャンピオンズリーグでさまざまな教訓を与えられ続けた。とりわけアウェーゲームでは、攻撃的だが脆さを隠しきれなかった。

 

「これほど優れたチームは、ここでは見たことがないよ」。試合後、ある英国紳士はこう語り、ドイツから来たチームが帰国する前に拍手を贈った。シティーのロベルト・マンチーニ監督も認めた。「ドルトムントの方が優れたチームだった」。そして、「このようなチームが相手なら、今夜はもっと走る必要があった」と嘆いた。シティーは運良く引き分けで試合を終えることができたが、イングランドのメディアも黒と黄のチームの働きぶりを称賛した。

 

「昨季のチャンピオンズリーグでのパフォーマンスが僕らの実力にまったく届いていないものだったことを示せたよ」とマッツ・フンメルスは言う。クロップ監督も認めた。「チャンピオンズリーグで昨季とは違うボルシア・ドルトムントを見せたいと思っていた。大きな前進だ」

 

サバレタと競るレバンドフスキ

 

3日夜の試合ではチェコ人の主審が、BVBの勝利と引き分けの命運を分けた。「ネベンはどこにいたらよかったんだ?」とスベン・ベンダーはPKのシーンについて逆に尋ねた。「あの距離にいたら、普通はよけられないよ。あそこでPKの判定をするなんて」。一方、「悪夢かと思った」というスボティッチ本人は、このときの気持ちを次のようにまとめた。「信じたくなかった。信じられなかったよ。僕にどうしろって言うんだ。手を切り落とせって? あの判定は簡単には受け入れられない」。この結果、BVBは試合終了間際にバロテッリにPKでのゴールを許し、勝ち点2をもぎ取られた。「主審はPKを与えたいと思ったら与えられるからね」とクロップ監督は冷静にコメントしている。

 

ということでドイツ王者は、欧州カップ戦のホームゲームで2008年から続く無敗記録を更新したプレミアリーグ王者の本拠地を、複雑な気持ちであとにすることとなった。スポーツディレクターのミヒャエル・ツォルク氏は次のように話している。「本当に素晴らしい試合だった。我々はなんとしても勝ちたいと願い、後半のパフォーマンスから見れば勝っていてもおかしくなかったが、どうしても2点目が奪えなかったんだ」

 

約3000人のBVBサポーターが素晴らしい雰囲気をつくり出した

 

 

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