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2016.10.24

BVBが劣勢からの勝ち点獲得に満足していない理由

BVBが劣勢からの勝ち点獲得に満足していない理由

インゴルシュタットに敵地で3-3のドロー。これはボルシア・ドルトムントのメンバーにとって満足できる結果ではなかった。これでブンデスリーガで3試合連続未勝利となったことに対して、誰もが不満を隠さなかった。「勝ち点3を取るつもりでいた」とGKロマン・バイデンフェラーはコメント。ユリアン・バイグルも「勝ち点1しか取れなくてガッカリだよ」と話した。

 

リーグ最下位のチームから勝ち点1を獲得するにとどまったことについて、バイデンフェラーは「残念だ。こんな結果は要らない」と続けたが、BVBがもう数週間にわたって主力を6人も欠いて戦っていることを考えると、避けられないことだったのかもしれない。長期離脱中の選手に加え、ベンダー、ロイス、シュールレ、ゲレイロ、ソクラティス、シュメルツァーが現在、戦列を離れているのだ。

 

トゥヘル監督はチームを擁護

 

「うちはAユースのチームの選手たちを大勢使わなければならない状況であることを忘れてはならない」とトーマス・トゥヘル監督は記者会見で話した。「マティアス・ギンターと“ユール”・バイグルは、まだU-21でも出場資格がある。このレベルの試合を3日おきにこなせるのは当然のことのように思ってしまうが、彼らはまだ若いんだ」

 

インゴルシュタット戦で途中出場したゲッツェ

 

ただアウディ=シュポルトパルクでの試合に関して言えば、トゥヘル監督の主張は部分的にしか当たっていない。スタメンの平均年齢は26.9歳だったが、試合終了時にはこれが24.6歳に下がった。しかも試合を3-3の引き分けに持ち込むのに貢献したのは、Aユースの選手たちだったのだ。18歳のクリスティアン・プリシッチは後半からピッチに立ってチームの2点目をアシストしたのち、91分に自ら同点ゴールをマーク。同じく18歳のフェリックス・パスラックも、途中出場で果敢な攻撃参加を見せた。

 

インゴルシュタットでの問題点は単にチームの経験不足ではなかった。相手のセットプレー時(6、24分)に集中力を欠くなど、前半の試合内容に原因があった。「僕のキャリアで一番ひどいチームパフォーマンスだった」とマティアス・ギンターは振り返る。リスボンでのスポルティング戦ではソクラティスとのコンビで自信あふれるプレーを見せた25歳のマルク・バルトラも、(誰にでも起こり得ることではあるが)この日は調子が上がらず、29歳のゴンサロ・カストロも、前半唯一のチャンスをつくったとはいえ、3週間ぶりの実戦で試合勘が鈍っていた。ブンデスリーガで1月以来のスタメン入りを果たした29歳のパク・チュホも同様。さらに今シーズンの公式戦12試合で先発はまだ4試合目だった27歳の香川真司も、持ち味が出せなかった。

 

後半は見事に立ち直ったBVB

 

しかしBVBは後半に入ると、前半とは打って変わって素晴らしいパフォーマンスを披露し、7つの決定機をつくり出した。そしてピエール=エメリク・オーバメヤン(59分)、アドリアン・ラモス(69分)、そしてプリシッチ(90+1分)のゴールにより、60分の時点で1-3だったスコアを3-3とし、ロスタイム4分にはオーバメヤンが劇的な逆転ゴールにも迫った。「後半のプレーを見ると、なぜ前半も同じように戦えなかったのかと余計に腹が立ってくる。3-3では負けた気分だよ」と21歳のバイグルは失意を示した。BVBは前半、ボール支配率では70%と相手を圧倒していた。「僕らは前半、集中力が足りなかった。準備ができていなかったんだ。特にセットプレーの場面でね。後半は気持ちの強さを見せた」と話したのはプリシッチだ。

 

一方、ハンス・ヨアヒム・バツケCEOは引き分けという結果にも冷静だった。Aktuellen Sportstudioのインタビューで次のように話した。「これからもチームが闘争心を見せてくれることは間違いない。我々は今の苦しい状況をチャンスととらえ、若手たちを育てて新たな若いチームを作り上げたいと思っている。2011-12シーズンのリーグタイトルも、2、3年の準備期間を経て手にしたものだったことを忘れてはならない」

 

文:フェリックス・ウルリッヒ

 

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