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2012.12.9

BVB、疑惑の判定に泣きボルフスブルクに2-3で惜敗

BVB、疑惑の判定に泣きボルフスブルクに2-3で惜敗

ボルシア・ドルトムントは8日午後の試合でVfLボルフスブルクに2-3(前半1-2)と敗れた。試合を支配していたのは黒と黄のホームチームだったが、ボルフスブルクは4つのチャンスで3得点し、判定にも助けられた。この試合を裁いたシュタルク主審は、ゴールライン上でボールを手で止めたとしてシュメルツァーにレッドカードを提示。アウェーチームはこれで得たPKで追いつき、リズムに乗った。

 

レポート:デニス・ユリアン・ゴッチュリヒ(ドルトムント)

 

 

ジグナル・イドゥナ・パルクを埋め尽くした8万人の大観衆が見守る中、BVBは前半を支配し、開始6分にロイスのゴールで先制。しかしハーフタイムまでに2点を失い、逆転を許す。シュメルツァーが疑惑の判定で退場となった後、ジエゴがPKを決めると、ナウドがボレーで勝ち越し点を奪った。BVBは63分にブワシュチコフスキのPKで追い越したものの、その10分後ドストに決勝ゴールを決められた。

 

戦前の状況:
BVBはここまで7試合無敗と、リーグで最も長く無敗を続けていた。また、ユルゲン・クロップ監督の下でボルフスブルクと戦った過去8試合で1敗しかしていなかった。また、ボルフスブルクにとってブンデスリーガのドルトムント戦での敗戦数(17)はバイエルン・ミュンヘン戦(24)に次いで多かった。

 

 

負傷欠場:ケール

 

チーム情報:
クロップ監督はオボモイエラ、レーベ、ベンダー、ケール、スボティッチを起用できなかった。一方、ブワシュチコフスキ、ピシュチェク、ゲッツェは戦列に復帰した。ボルフスブルクはヘルメスとピラージュが欠場した。

 

戦術:
ボルフスブルクのロレンツ・ギュンター・ケストナー監督は4-2-3-1のフォーメーションを選択。しかし、試合を通してBVBの攻撃的で流動的な中盤(なかでもロイスとゲッツェは絶えずポジションを入れ替え)への対処に苦しんだ 。

 

先制点に喜ぶロイスとゲッツェ

 

 

試合の展開と分析:
8日に行われたブンデスリーガのほかの全スタジアムと同様、ジグナル・イドゥナ・パルクでも、ドイツ・サッカー協会が提示している治安強化案への抗議として、12分12秒にわたって沈黙の中で試合が行われた。しかし今回は沈黙を保つのが困難なほど、BVBが開始から見事な攻撃的サッカーを披露。そしてBVBがそのまま序盤にゴールを奪うと、ほとんどのサポーターが思わず座席から立ち上がった。

 

ペナルティーエリア内の左の深い位置で得たFKをロイスがゴール前に上げると、多くの選手がこれに頭で合わせようとしたが、誰も触ることはできず、ボールはそのままネットに吸い込まれた(6分)。その後の6分間もBVBが次々と得点機をつくったため、サポーターも黙って見ているのはつらかったに違いない。まずサンタナがゴール前11メートルの距離から狙ったのち、クバもいい位置から惜しいシュートを放つ。続いてレバンドフスキが中央で絶好機を得たが、ボールをコントロールすることができない。ゲッツェとシュメルツァーのシュートはいずれもブロックされ、さらにレバンドフスキが再びチャンスを得てベナリオと1対1となったが、ボルフスブルクの守護神を破ることはできなかった。

 

ボルフスブルクが攻撃の姿勢を見せようとしなかったため、試合はBVBが完全に支配していたが、ここでボルフスブルクが、ピッチ内外で論議を呼ぶことになるジャッジにより、いきなりゴールを奪う。ビエイリーニャがオフサイドポジションから入れたクロスをドストが蹴り込むと、これがゴールライン上にカバーに入っていたシュメルツァーの太ももに当たる。しかしシュタルク主審にはハンドに見えたようで、シュメルツァーにレッドカードを提示。ボルフスブルクはこれで得たPKをジエゴが沈め、同点に追いついた(36分)。

 

さらに41分にはジエゴのFKからナウドに逆転ゴールを決められ、BVBはますます形勢が悪くなる。

 

ドストのシュートが太ももに当たって倒れるシュメルツァー[写真:firo]

 

10人に減ったBVBは同点ゴールを求めて後半を勢いよくスタート。52分にはレバンドフスキの好プレーからロイスがシザーズキックでベナリオに迫る。その6分後のゲッツェのロングシュートは、わずかに右ポストの脇を抜けていった。そして60分、ペナルティーエリア内でレバンドフスキがケアに倒されPKを獲得。これをクバがゴール右下隅に決め、ホームのサポーターを歓喜へと導く。

 

BVBは決勝点を狙って攻めるも、1人足りないだけに背後にスペースが生まれがちになってしまう。73分、ジエゴにそこを突かれたが、ゴール前に抜け出したボルフスブルクのゲームメーカーは約9メートルのシュートを決められず、アウェーチームが流れの中で得たこの日最初のチャンスを逃してしまった。しかし数秒後、またしてもジエゴが絡むと、そのハーフウェー付近からのスルーパスにドストが抜け出し、冷静なフィニッシュでバイデンフェラーを破った(73分)。

 

再びリードを許したBVBは終了のホイッスルまで攻め続け、90分にセットプレーを獲得。しかし、ロイスが直接狙ったFKは跳んだベナリオにセーブされてしまった。この試合最後のチャンスをつくったのはボルフスブルクで、ドストが1対1となるもバイデンフェラーに止められた。

 

出場メンバー&ゴール
2012年12月8日 ブンデスリーガ第16節
ボルシア・ドルトムント 2-3(前半1-2)VfLボルフスブルク
ボルシア・ドルトムント:バイデンフェラー、ピシュチェク、サンタナ、フンメルス、シュメルツァー、ギュンドアン、ライトナー(46分 ペリシッチ)、ブワシュチコフスキ(81分 シーバー)、ゲッツェ、ロイス、レバンドフスキ
VfLボルフスブルク:ベナリオ、ファグネル、ナウド、ケア、シェーファー、ポラーク、ジョズエ(72分 カーレンベルグ)、長谷部、ジエゴ、ビエイリーニャ(86分 ロドリゲス)、ドスト
ゴール:ロイス(6分、直接FK)、ジエゴ(36分、シュメルツァーのハンドによるPK)、ナウド(41分、ジエゴのFK)、ブワシュチコフスキ(61分、レバンドフスキに対するケアのファウルによるFK)、ドスト(73分、ジエゴ)
CK:8-4(前半4-1) 好機:8-5(前半4-2)
主審:シュタルク(エルゴルディング) 退場:シュメルツァー(35分、ハンド) 警告:ロイス、ギュンドアン、ゲッツェ(ドルトムント)、ケア、ジョズエ、カーレンベルグ(ボルフスブルク)
観客数:80000人(満員) 天候:晴れ、気温マイナス2度

 

今後の日程:
BVBは12月16日に1899ホッフェンハイムのホームでブンデスリーガのシーズン前半最終戦に臨む(キックオフは日本時間23時30分)。3日後の19日に行われるDFBポカール・ベスト16ではジグナル・イドゥナ・パルクでハノーファー96と対戦する(キックオフは日本時間20日午前4時30分)。

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