
2014.1.23 6-1:シーズン再開前最後の調整試合でデュイスブルクに圧勝 |
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ボルシア・ドルトムントが25日のブンデスリーガ再開前最後のテストマッチで、MSVデュイスブルクに6-1(前半5-1)と大勝。シャウインスラント・ライゼン・アレーナに集まった24355人の観客は、チケット収入という形でクラブを潤してくれた“チャンピオン”を最高の雰囲気で迎え、ブラック&イエローはテンポの速いサッカーで難なく勝利を収めた。
BVBはギュンドアン、フンメルス、スボティッチ、そしてバイデンフェラーを欠いてデュイスブルクに乗り込んだが、スタジアム近くでチームのバスが足止めを食い、試合は30分遅れのキックオフとなった。しかしこれがBVBの戦いに影響することはなく、立ち上がりから試合を支配したチームは開始わずか8分に先制。ハーフウェーラインから抜け出したムヒタリアンがレバンドフスキのパスを中央にいたオーバメヤンに託すと、オーバメヤンはこれを難なくネットに収めた。
BVBはその後も攻勢をかけ、ボールを支配。そしてこの試合2度目のチャンスも最大限に生かす。今度は右サイドでボールを得たオーバメヤンが、40メートルほど駆け上がってデュイスブルクのペナルティーエリア端で中央のロイスにパス。ロイスがつないだボールをレバンドフスキがゴール前約11メートルの距離から冷静に決め、スコアを2-0とした(16分)。

先制点が決まって喜ぶムヒタリアンとオーバメヤン[写真:firo]
アウェーのBVBはここでスピードを緩めたが、30分にはシャヒンがゴール前18メートルからポストをたたく。そして37分にはエリア左でフリーになったムヒタリアンが、ゴール右下隅に決めてリードを3点に広げた。その数分後、アルメニア代表のFWは右のインサイドからこの試合2点目をマーク。続いて42分にはレバンドフスキもエリア端からチームの5点目を決めた。
前半は、少なくとも攻撃に関しては完璧な戦いを見せたBVB。しかしハーフタイム直前になってデュイスブルクに最初のチャンスを決められる。ゴール前約16メートルの位置から放たれたオヌエグブの一撃が、途中で方向が変わって立ち尽くすランゲラクを破った。
ユルゲン・クロップ監督は、ランゲラク以外の全選手をハーフタイムで入れ替える。代わって入った選手たちも前半の流れを引き継ぎ、66分にはクバが一人で駆け上がってシュートまでいくが、これは惜しくもクロスバーの上。だがその1分後には、ベンダーからの完璧なクロスをとらえたシーバーがGKをかわして角度のないところから決め、スコアを6-1とした。
BVB前半:ランゲラク;グロスクロイツ、フリードリヒ、ギュンター、シュメルツァー;シャヒン、ケール;オーバメヤン、ムヒタリアン、ロイス;レバンドフスキ
BVB後半:ランゲラク;ピシュチェク、ソクラティス、ザール、ドゥルム;ベンダー、キルヒ;ブワシュチコフスキ、ホフマン、ドゥクシュ:シーバー
ゴール:オーバメヤン(8分)、レバンドフスキ(16分)、ムヒタリアン(37、40分)、レバンドフスキ(42分)、オヌエグブ(45分)、シーバー(67分)
観客数:24355人
