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2016.9.18

6-0:ダルムシュタット戦もゴールラッシュ

6-0:ダルムシュタット戦もゴールラッシュ

 ボルシア・ドルトムントがブンデスリーガ第3節でSVダルムシュタット98に6-0(前半1-0)と圧勝。3日前のUEFAチャンピオンズリーグに続く素晴らしいパフォーマンスで4位に浮上し、この4日間で奪った得点も12ゴールに達した。

 

チケット完売のジグナル・イドゥナ・パルクは8万1360人のファンで満員に。序盤から主導権を握ったBVBは開始早々の7分にゴンサロ・カストロが先制すると、その後も何度となく追加点のチャンスを迎えた。一方、前半からBVBのゴールに近づくこともできなかったダルムシュタットは、後半の立ち上がりにアドリアン・ラモス(48分)とクリスティアン・プリシッチ(54分)のゴールを許す。BVBは終盤にカストロ(78分)、セバスティアン・ローデ(84分)、エムレ・モル(88分)がネットを揺らし、6-0のスコアでダルムシュタットを一蹴した。

 

レポート:デニス=ユリアン・ゴッチュリヒ

 

戦前の状況:
BVBは前節、終了間際の失点でラーゼンバルシュポルト・ライプツィヒに敗れていたものの、14日のUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節ではレギア・ワルシャワに6-0で圧勝。対するダルムシュタットはアイントラハト・フランクフルトを1-0で下した勢いに乗り、ジグナル・イドゥナ・パルクに乗り込んでいた。BVBがリリーズ(ダルムシュタットの愛称)と公式戦で顔を合わせるのは、今回で8回目。これまでの成績は4勝2分け1敗と勝ち越しているが、昨シーズンはホームで2-2のドローを演じている。昇格直後のダルムシュタットはスルが90分に同点ゴールを奪い、BVBから勝ち点1をもぎ取った。

 

試合後のインタビュー映像などはBVB total!で視聴可能

 

チーム情報:
BVBはマルコ・ロイス(コンディション不良)、スベン・ベンダー(足首)、エリック・ドゥルム(ひざの手術)、アンドレ・シュールレ(内側側副靭帯)らを欠く一方、ミッドウィークに負傷したウカシュ・ピシュチェク(筋肉の故障)も欠場。トーマス・トゥヘル監督は4人の先発を入れ替え、ピエール=エメリク・オーバメヤン、マリオ・ゲッツェ、マルク・バルトラ(いずれもベンチスタート)、ピシュチェクの代わりにラモス、カストロ、マティアス・ギンター、フェリックス・パスラックを起用した。対するダルムシュタットは、ビクター・オビンナ(出場停止)とフェリックス・プラッテ(臀部の手術)を欠いていた。

 

戦術:
アウェーチームは極端に守備を重視した5-4-1の陣形を敷き、コンパクトな2ラインでBVBの素早い攻撃に対応。しかしこの戦術は、4-1-4-1のBVBに対してほとんど機能しない。左サイドからはラファエウ・ゲレイロとウスマヌ・デンベレがダルムシュタットの守備陣を脅かし、中央ではカストロがBVBの攻撃をコントロール。1トップのラモスも前線で動き回り、中盤に下がってパス回しに加わった。

 

先発に復帰し、脅威を与え続けたラモス

 

試合の展開と分析:
BVBは序盤から高い集中力で試合を支配し、コンビネーションプレーのスピードや強度、バラエティーでもダルムシュタットを圧倒。前半のボール支配率は75%、タックル成功率は55%に達した。ブラック・アンド・イエローの優位性はデータ以外の部分にも現れ、BVB陣内にはロマン・ビュルキ1人だけという状態が続く。そのビュルキが前半にシュートを防いだ場面は一度もなかった上、チャンスとゴールの数でもBVBの一方的な展開と言えた。

 

カストロが均衡を破ったのは7分。ゲレイロとラモスの見事な連係で左サイドのデンベレにパスを通すと、正確なセンタリングに合わせたカストロがゴール前6メートル距離から冷静なシュートを決めた。

 

ラモスに続いてプリシッチが決める

 

ダルムシュタットはBVBの波状攻撃をはね返すのが精いっぱい。ラモスのシュート2本(10分、28分)を見事な反応でしのいだGKミヒャエル・エサーは、12分にも間一髪のタイミングで危険なボールをクリア。ゲレイロのミドルもどうにかセーブし、14分にはラモスのシュートがポストをかすめる。BVBは2点、3点、あるいは4点目を奪っていてもおかしくなかったが、追加点を奪えず1-0のスコアでハーフタイムを迎えた。

 

カストロ(左)が主将シュメルツァーに祝福される

 

しかし、後半にはBVBが一気に畳み掛ける。48分にゲレイロが低く強烈なシュートを放つと、エサーがこれをブロック。しかしこぼれ球に反応したラモスが至近距離からゴールを陥れる。さらにその数分後には、デンベレの絶妙なパスで抜け出したマルセル・シュメルツァーがペナルティーエリア内に侵入。シュメルツァーの折り返しは相手選手に当たったものの、フリーでゴール前に駆け上がっていたプリシッチがこれを仕留めた(54分)。

 

終盤のゴールラッシュ

 

試合はこれで終わらない。その数分後、デンベレに危険なタックルを見舞ったペーター・ニーマイヤーが二度目の警告で退場処分になると、数的優位に立ったBVBがさらに攻勢を強める。途中出場のモル(69分)に続き、プリシッチと香川真司(77分)のシュートがエサーに襲い掛かった。

 

その直後、プリシッチのアシストからカストロが見事なバックヒール(78分)でスコアを4-0としたBVBは、ローデもバックヒールで合わせて5-0とする(84分)。88分には再びプリシッチのお膳立てからモルのブンデスリーガ初ゴールが生まれた。

 

全試合映像はBVB total!で視聴可能

 

ソクラティスは高さで圧倒

 

出場メンバー&ゴール
ブンデスリーガ第3節
ボルシア・ドルトムント 6-0(前半1-0) SVダルムシュタット98

 

ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;パスラック、ソクラティス、ギンター、シュメルツァー(71分 ローデ);バイグル;プリシッチ、カストロ;ゲレイロ(63分 香川)、デンベレ(63分 モル);ラモス
SVダルムシュタット98:エサー;ユングビルト、ヘーン、ミロシェビッチ、グバラ、ホラント;ブランチッチ(46分 ベジアク)、ニーマイヤー;ベン=ハティラ(39分 シリグ)、ヘラー(70分 チョラク);シップロック
ベンチ:バイデンフェラー、バルトラ、ゲッツェ、オーバメヤン;フェルナンデス、フェデツキー、クラインハイスラー
ゴール:カストロ(7分 デンベレ)、ラモス(48分 ゲレイロ)、プリシッチ(54分 シュメルツァー)、カストロ(76分 プリシッチ)、ローデ(カストロ)、モル(88分 プリシッチ)
CK:12-2(前半5-0) 好機:14-2(前半5-0)
主審:ブラント(ウンターシュピースハイム)  退場:ニーマイヤー(57分 イエロー2枚) 警告:ベン=ハティラ、ミロシェビッチ、ヘーン、ユングビルト
観客数:81360人(チケット完売) 天候:曇り、気温18度

 

今後の日程:
ミッドウィークにも試合がある忙しい週が続き、20日にはVfLボルフスブルクと敵地で対戦(日本時間21日3時キックオフ)。さらに23日にはSCフライブルクを本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクに迎える(日本時間24日3時30分キックオフ)。

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