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2014.2.9

5-1:敵地べーゼルシュタディオンで圧勝

5-1:敵地べーゼルシュタディオンで圧勝

 ボルシア・ドルトムントがブンデスリーガで勢いづいてきた。ブラウンシュバイクを2-1で下したのに続き、BVBは土曜午後の試合でベルダー・ブレーメンに5-1(前半2-0)と快勝し、アウェー2連勝をマーク。今年に入ってから勝ち点7とした。

 

レポート:ボリス・ルパート(ブレーメン)

 

4万2100人の観客に埋め尽くされたベーゼルシュタディオンで、BVBは圧巻のパフォーマンスを披露。終始ゲームを支配し、今季アウェー戦で6つ目となる勝利を最多得点差で収めた。レバンドフスキ(26分、85分)とムヒタリアン(41分、62分)が2ゴールずつを決め、フリードリヒ(48分)も得点。ホームチームの反撃を終了間際のアイシセクによる1点にとどめた。

 

戦前の状況:
この試合まで、BVBは対ブレーメン5連勝中で、合計スコアを11-1としていた。ユルゲン・クロップ監督の下、ブンデスリーガで通算11戦8勝と、他のどのチームよりも勝っていた!過去39年で最悪のシーズンを送っているブレーメンは、今季ホームで3戦3分け3敗。一方、BVBはアウェーで戦った公式戦最近5試合で4勝を挙げていた。

 

チーム情報:
フンメルス(足)とスボティッチ(ひざ)が欠場する中、BVBではソクラティスとフリードリヒが第15節以来となるCBコンビを組み、ベンダーは中盤の底でプレー。それ以外のブラウンシュバイク戦からの変更点として、ピシュチェクがグロスクロイツに代わって右SBに入り、攻撃陣に変わりはなかった。新戦力のヨイッチはさっそくベンチ入り。BVBはフンメルスとスボティッチのほかブワシュチコフスキ(ひざ)、ギュンドアン(調整不足)、ドゥルム(太もも)、ブレーメンはガルシア、フリッツ、エキチをケガなどで欠いた。

 

バルクフレーデを空中で挟むシャヒンとソクラティス [写真:fir]

 

戦術:
ブレーメンは4-1-3-2のフォーメーションで深く守り、BVBのミスを待った。フントとディ・サントが前線から守備の役割を担い、ボールを奪うとディ・サントをワントップとする4-2-3-1に形を変えた。フントはゲームメーカーのシャヒンのケアも担当。そのため、普段どおり4-2-3-1のBVBでは、ピシュチェクとフリードリヒが最初の25分間で最もボールに触れた。

 

試合の展開と分析:
重いピッチコンディションやリーグ戦での順位、そしてタックル数(ドルトムント:4506、ブレーメン:4406)が最も多いチーム同士の対戦といった事実などからも、この試合が激しいゲームになることは試合前からはっきりしていた。

 

BVBにリズムをつかませたくないブレーメンは、序盤から積極的にプレスを仕掛けた。しかし、その戦術が功を奏したとはいえず、開始早々の2分にはオーバメヤンとのワンツーからレバンドフスキが最初のチャンスを迎える。ゴールエリア右端付近でフリーになったレバンドフスキに対し、ブレーメンのGKボルフは角度を限定させる見事な対応でシュートを阻んだ。続いて6分と21分にはロイスがゴールを脅かしたが、シュートはいずれも相手DFにブロックされた。

 

立ち上がりの25分間、BVBは決定的なチャンスこそつくれなかったものの、60パーセントの支配率を記録して主導権を握る。すると26分、レバンドフスキが左コーナーフラッグ付近でエリアにプレッシャーをかけると、最終的にシュメルツァーがボールを奪取。パスを受けたレバンドフスキは中央に持ち込むと、今季12点目(前半の得点は今季初)を突き刺し先制した。

 

BVBはその10分後、ロイスのクロスで決定的な場面を迎えるも、オーバメヤンがムヒタリアンへのパスを選択。ムヒタリアンが角度のない位置から放ったシュートは、サイドネットの外側を揺らすにとどまった。だが41分、このアルメニア代表MFは再びつかんだチャンスを無駄にせず、リードを2点に広げる。BVBが自陣でボールを奪うと、レバンドフスキ、ロイス、シュメルツァーの連係で左サイドを崩す間にムヒタリアンが前線へ。パスを受けたムヒタリアンがペナルティーエリア端を横切りながらシュートを放つと、ファーサイドを狙った一撃がボルフの指先をかすめてゴールに吸い込まれた。

 

試合が反映された瞬間:BVBはこの競り合いだけでなく内容でもブレーメンを圧倒した

 

2-0で前半を折り返したBVBは、余裕を持って迎えた後半に素晴らしいサッカーを披露。試合再開からわずか2分後には、ロイスのCKからフリードリヒが押し込み3-0とする。その後も勢いに乗るBVBはブレーメンを攻め立て、51分にはロイスのお膳立てからレバンドフスキがシュート。これはわずかにゴール上へ外れ、その5分後にもシュメルツァーのシュートがクロスバーに嫌われた。しかし、62分にはこの日一番のゴールが生まれる。中盤でオーバメヤンからボールを受けたムヒタリアンは、左サイドを駆け上がるロイスにパス。このドイツ代表MFはペナルティーエリア内に持ち込むと、背後を回るムヒタリアンにバックヒールで戻す。柔らかな弧を描くシュートを決めたムヒタリアンは、BVB加入後二度目の1試合2ゴールを記録した。

 

ブレーメンのGKボルフは80分、レバンドフスキのシュートを見事な反応で阻止したものの、その5分後に5点目を奪われてしまう。最終ラインの背後に抜け出したレバンドフスキがボルフをかわすと、カバーに戻ったプレドルの股間にシュートを流し込んだ。BVBはその後、ペーターセンのシュートをバイデンフェラーがセーブしたものの、終了間際にアイシセクのゴールで1点を返される。しかし、守備で大崩れすることなく攻撃が爆発したそのサッカーは、“かつてのBVB”が戻ってきたことを思わせるに十分なものだった。

 

出場メンバー&ゴール
2014年2月8日 ブンデスリーガ第20節
ベルダー・ブレーメン 1-5(前半0-2) ボルシア・ドルトムント
ベルダー・ブレーメン:ボルフ;ゲブレ・セラシエ、プレドル、ルキムヤ、カルディローラ;ユヌゾビッチ、バルクフレーデ;エリア(55分 コビランスキ)、フント(79分 アイシセク)、オブラニアク;ディ・サント(55分 ペーターセン)
ボルシア・ドルトムント:バイデンフェラー;ピシュチェク、フリードリヒ、ソクラティス、シュメルツァー;シャヒン、ベンダー(65分 ケール);オーバメヤン(77分 ホフマン)、ムヒタリアン、ロイス(65分 グロスクロイツ);レバンドフスキ
ゴール:レバンドフスキ(26分 シュメルツァー)、ムヒタリアン(41分 レバンドフスキ)、フリードリヒ(48分 ロイスのCK)、ムヒタリアン(62分 ロイス)、レバンドフスキ(85分 ホフマン)、アイシセク(89分)
CK:3-7(前半3-6) 好機:5-12(前半1-5)
主審:ペアル(ミュンヘン) 警告:フリードリヒ、ソクラティス(ドルトムント)、ディ・サント、コビランスキ(ブレーメン)
観客数:42100人(満員) 天候:雨、気温7度

 

今後の日程:
次は11日にDFBポカール準決勝進出を懸けてアイントラハト・フランクフルトと敵地で対戦(日本時間12日4時45分キックオフ)。そして15日のブンデスリーガではそのフランクフルトを今度は本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクに迎える(日本時間23時30分キックオフ)。

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