ニュース

2014.8.17

4-1:オーバメヤン、ムヒタリアン、ラモスのゴールで2回戦進出

4-1:オーバメヤン、ムヒタリアン、ラモスのゴールで2回戦進出

 ボルシア・ドルトムントがDFBポカール2回戦に勝ち進んだ。DFLスーパーカップ連覇を成し遂げてから3日後、昨シーズンのファイナリストはオーバメヤン(2得点)とムヒタリアン、ラモスのゴールにより、シュツットガルター・キッカーズに4-1(前半1-0)で快勝している。

 

メルセデス・ベンツ・アレーナにはキッカーズのホームゲームとして過去最多の3万7000人が来場。ドルトムントからも10000人を超すサポーターが敵地に駆けつけた。BVBは最終的に快勝したものの、3部リーグの格下に攻め込まれる場面も多々あった。

 

レポート:ボリス・ルパート(シュツットガルト)

 

戦前の状況:
FCバイエルン・ミュンヘンに0-2で敗れた昨シーズンのDFBポカール決勝から91日後、BVBは2014-15シーズン大会の初戦を敵地で迎えた。3部リーグで現在4位につけ、新シーズン開幕からすでに4試合を消化済みというアドバンテージを持つシュツットガルター・キッカーズに対し、BVBは3日前のDFLスーパーカップでバイエルンに2-0と快勝。その勢いに乗るBVBが下部リーグの相手に取りこぼすことは考えにくく、ここ4シーズンのDFBポカール1回戦ではいずれも3-0の勝利を収めている。

 

チーム情報:
BVBは負傷のシュメルツァー(そけい部)に加え、ワールドカップ優勝メンバーのフンメルスとバイデンフェラー(先週から練習を再開)、シャヒン(ひざ)、そしてコンディションに不安を抱えるギュンドアンとブワシュチコフスキが欠場した。

 

しかし、脚の負傷でワールドカップ欠場を余儀なくされたドイツ代表ロイスが戦列に復帰し、この日は主将としてブラック&イエローを牽引。ユルゲン・クロップ監督はスーパーカップのメンバーからギンター、ケール、ホフマン、インモービレの4人を入れ替え、復帰したスボティッチ、ドゥルム(シュメルツァーの代役)、ヨイッチとラモスが先発に名を連ねた。

 

戦術:
BVBは昨シーズンに実証済みの4-2-3-1を採用し、いつものシステムに新しい選手を組み込んだ形となったが、守備的MFにはキルヒとヨイッチを起用。ヨイッチにはより攻撃的な背番号8の役割を与え、トップ下のロイスをオーバメヤンとムヒタリアンがサイドからサポートした。守備時には4-3-3へスイッチし、キッカーズ守備陣にまずプレスをかけたのはロイスだった。

 

対するホームチームは守備を重視しつつも4-3-3で対抗。BVBボールの際には10人で守りを固めた。

 

 

 

試合の展開と分析:
BVBは1999年10月、デガーロッホ・スタジアムでキッカーズに1-3で敗れてカップ戦から敗退した経験があり、この日は立ち上がりから同じ過ちを繰り返すものかという気迫に満ちていた。とはいえ、今回の会場はメルセデス・ベンツ・アレーナ。観客の半数以上がブラック&イエローのユニフォームを身に着けており、キッカーズのホームアドバンテージは皆無に等しかった!

 

BVBは序盤から主導権を握り、ほとんどのプレーがキッカーズ陣内で行われる一方的な展開となった。しかし、試合を支配しつつも攻めあぐねたBVBは、30分までに迎えたチャンスが1度だけ。オーバメヤンがムヒタリアンとのワンツーで左サイドを突破したが、センタリングはラモスに合わない。ヨイッチがこぼれ球をペナルティースポット付近でとらえたが、相手GKの逆を突いたシュートは左ポストをかすめた(13分)。

 

ポゼッションで上回りながらもなかなかペースが上がらなかったBVBは、30分にようやく均衡を破る。キルヒが右サイドのピシュチェクへ正確なロングパスを通すと、ライン際からのクロスをムヒタリアンが左足で合わせた。このアルメニア代表MFは、0-4で敗れたリバプール戦を除く今シーズンの全試合(公式戦とプレシーズンマッチ)でネットを揺らしている。

 

この日2ゴール1アシストのオーバメヤン

 

しかし、BVBはリードを奪ったあとも精彩を欠き、CK後の対応を含めて守備が甘くなる。CBのミスが重なった37分にはソリアーノに決定的なシュートを許すも、これはポストの外側へ。その5分後にはランゲラクがブラウンの一撃を見事な反応で阻止した。前半のBVBはボール支配率で68%とキッカーズを圧倒したが、シュート数では4-3とほぼ互角だった。

 

後半開始から3分後、相手GKをかわしたオーバメヤンが無人のゴールに流し込むだけという決定機を迎えたが、フェンネルが間一髪のタイミングでクリアしたボールはポストをたたく。対するキッカーズにもチャンスが相次ぎ、まずはソリアーノのシュートがランゲラクを強襲(49分)。その直後にはエドウィニ=ボンスの力ないシュートがランゲラクにセーブされた。さらにBVBは54分、シュタインにゴール正面から決定的なシュートを撃たれたが、運よくDFに当たってコースが変わったボールはCKとなった。

 

チャンスを得点に結び付けられなかったキッカーズは、その代償を払わされることになる。55分、オーバメヤンが弱々しいバックパスを奪い取ると、無人のゴールに追加点を流し込んだ。しかし2点差の状況は長続きせず、BVB守備陣がソリアーノのFKに再び対応をミス。エドウィニ=ボンスに1点を返されたが、このゴールはオフサイドで取り消されるべきものだった。

 

その後はムヒタリアンがチャンスを迎えるも、シュートはレードルが阻止(62分)。ラモスのヘディングシュートもわずかにポストの外側へ流れた(67分)。だが78分、キルヒの見事なプレーからピシュチェクがクロスを入れると、これを押し込んだオーバメヤンがキッカーズにとどめを刺す。さらに89分、今度はソクラティスのロングボールをラモスが落とし、オーバメヤンからのダイレクトパスで抜け出したコロンビア代表FWがダメ押しの4点目を決めた。

 

ラモスがBVBの4点目を流し込む

 

出場メンバー&ゴール
DFBポカール1回戦
シュツットガルター・キッカーズ 1-4(前半0-1) ボルシア・ドルトムント
シュツットガルター・キッカーズ:レードル;ロイテネッカー、シュタイン、フェンネル、バウムガルテル;ハリミ、マルケーゼ、ブラウン;ミュラー(81分 バディアヌ)、エドウィニ=ボンス;ソリアーノ(62分 カラミタ)
ボルシア・ドルトムントランゲラク;ピシュチェク、スボティッチ、ソクラティス、ドゥルム;ヨイッチ、キルヒ(90分+1 ベンダー);オーバメヤン、ロイス(57分 ケール)、ムヒタリアン(83分 グロスクロイツ);ラモス
ゴールムヒタリアン(30分 ピシュチェク)、オーバメヤン(55分)、エドウィニ=ボンス(60分 ソリアーノ)、オーバメヤン(78分 ピシュチェク)、ラモス(89分 オーバメヤン)
CK4-6(前半3-2)、好機6-10(2-4)
主審シッペル(ミュンヘン)、警告ムヒタリアン、ラモス
観客数3万7000人、天候:晴れ、気温17度

 

今後の日程:
ブンデスリーガ開幕戦(日本時間24日1時30分キックオフ)でバイヤー04レバークーゼンを迎えた直後、DFBポカール2回戦(10月28/29日)の対戦相手が決定する。

 

【関連記事】
ベルリン帰還への最初のハードル

 

border
ニュース一覧に戻る

最新ニュース

ゲッツェ:「引き分けでは足りない」

2019.2.19

ゲッツェ:「引き分けでは足りない」

ロマン・ビュルキは推進力が欠けていたことを嘆き、マリオ・ゲッツェは「試合を動かすには」もっと大胆さが必要だったとコメント。監督も選手たちも、誰一人として1FCニュルンベ 続きを読む>>

ニュルンベルク戦の注目データ

2019.2.19

ニュルンベルク戦の注目データ

ボルシア・ドルトムントは敵地ニュルンベルクでの試合を支配し、18本ものシュートを記録。対する1FCニュルンベルクはGKクリスティアン・マテニアが7本のセーブでゴールを死守する 続きを読む>>

0-0:ニュルンベルクの強固な守備を崩せず

2019.2.19

0-0:ニュルンベルクの強固な守備を崩せず

ボルシア・ドルトムントはブンデスリーガ第22節で久々の勝利を狙ったものの、アウェーで1FCニュルンベルクと0-0(前半0-0)で引き分けた。 &nbs 続きを読む>>