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2019.11.23

3-3:3点ビハインドから執念のドロー

3-3:3点ビハインドから執念のドロー

ボルシア・ドルトムントはホームにSCパーダーボルンを迎えたブンデスリーガ第12節で3点を先行されたものの、3-3(前半0-3)の引き分けで辛うじて勝ち点1を積み上げた。

 

レポート:ボリス・ルパート

 

チケット完売のジグナル・イドゥナ・パルクは8万1365人の観客でいっぱいに。しかし前半はパーダーボルンのカウンターが炸裂し、4回与えたチャンスで3ゴールを奪われてしまう。BVBも後半開始106秒でジェイドン・サンチョが1点を返したが、その直後に得た決定機をマルコ・ロイスが仕留められない。それでも84分にアクセル・ビツェルのゴールで1点差に詰め寄ると、後半アディショナルタイム(90+2分)にロイスが起死回生の同点弾を決めた。

 

 

戦前の状況:
BVBはパーダーボルンに公式戦で負けたことがなく、ブンデスリーガとDFBポカールでそれぞれ2度ずつ対戦し、3勝1分けという戦績を残す。直近の2試合、2015年4月と10月はいずれもBVBが勝利し、その合計スコアは10-1となっていた。

 

チーム情報:
BVBはトーマス・ディレイニー(足首の靭帯損傷)とヤコブ・ブルーン・ラーセン(ひざの軽傷)のデンマーク代表コンビが負傷で欠場。しかしロイスが戦列に復帰し、パコ・アルカセルとマフムート・ダフートもそれぞれ第5節、第6節以来の先発出場を果たした。

 

戦術:
ダフートの起用により、攻撃意識の高い選手を中盤の底に並べたBVBだったが、その背後にはマッツ・フンメルスとユリアン・バイグルという強力なセンターバックを配置。システムはいつもと同じ4-2-3-1を採用した。一方のパーダーボルンは、全体的に下がり目の4-4-2で対抗。ボールを奪い返した後は、両サイドに位置するプレーガーとホルトマンのスピードを生かしたカウンターを繰り出した。

 

試合の展開と分析:
昇格組のパーダーボルンは、カウンターに専念する戦術が序盤から的中。開始早々の5分に早くも均衡を破る。BVBのコーナーキックから逆襲に転じると、右サイドを突破したプレーガーがセンタリング。マンバが至近距離から押し込み、ブラック&イエローの出鼻をくじいた。

 

BVBもいつものようにチャンスをつくり、ラファエウ・ゲレイロに2度の決定機が訪れる。まず16分には、ジェイドン・サンチョが右サイドでションラウを抜き去り、中央のゲレイロにパス。しかし、18メートルの距離から狙ったシュートは、わずかに枠をとらえきれない。その9分後にはフンメルスのロングフィードをウカシュ・ピシュチェクがボレーで折り返すも、またしてもゲレイロのシュートはポストをかすめるにとどまった。

 

 

残念なことに、その後のBVBは精彩を欠く場面が相次ぎ、ファイナルサードでのパス精度や全体的な動きが雑になっていく。対するパーダーボルンは愚直なまでのカウンター狙いが功を奏し、前半のうちに2点を追加した。まず37分には、自陣からBVB最終ラインの背後を狙ったツォーリンスキのパスでマンバが抜け出し、ロマン・ビュルキを難なく破って2-0。前半終了6分前にはホルトマンが左サイドを突破し、中央へ切れ込んでからゴールを陥れた。

 

 

前半アディショナルタイムにはアルカセルが負傷し、ブラントと交代。BVBはハーフタイムにも2枚のカードを切り、シュルツとダフートを下げてアザールとハキミを送り込んだ。ホームのBVBがまず1点を返したのは、後半開始わずか108秒後。ブラントとハキミが連係し、最後はサンチョがゴール前11メートルから正確に仕留めた。その直後、ブラントのパスからロイスが狙った一撃はGKツィンガーレの脚に阻まれ、56分のフンメルスのヘディングシュートはわずかに枠を外れた。

 

後半からロイスとブラントを中盤のセンター、ハキミとサンチョをサイド、アザールを1トップに置く4-1-4-1の布陣で臨んでいたBVBは、さらに相手を押し込んでいったものの、突破口を切り開くまでには至らず、序盤の勢いを継続することができなかった。

 

ビッグチャンスが生まれ始めたのは最後の15分を切ってからだった。76分にはアザールとブラントにダブルチャンス。アザールはその7分後にもシュートを放ったが、これはキーパーの正面に飛んでいってしまった。その60秒後、待望の2点目を奪ったのはビツェル。セットプレーからフンメルスのクロスに頭で合わせた。BVBは攻撃の手を緩めず、87分にはサンチョがシュート。これは決まらなかったがアディショナルタイム、この若きイングランド代表からのクロスをロイスが頭で押し込み、辛うじて勝ち点1をもぎ取った。

 

試合を時系列でチェックするにはこちらをクリック(ドイツ語)

 

出場メンバー&ゴール:
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ピシュチェク、バイグル、フンメルス、シュルツ(ハキミ 46分);ビツェル、ダフート(アザール 46分);サンチョ、ロイス、ゲレイロ;アルカセル(ブラント 45+2分)
SCパーダーボルン:ツィンガーレ;ヤンス、キリアン、ションラウ、コリンズ;プレーガー、ジャズラ、バシリアディス(サビリ 40分)、ホルトマン(アントウィ・アジェイ 62分);マンバ、ツォーリンスキ(ミヒェル 77分)
ベンチ:ヒッツ、ザガドゥ、ゲッツェ、アカンジ、シュメルツァー(BVB);フート、ヒューネマイヤー、シュトローディーク、オリベイラ、シェルトン、ドレーガー(パーダーボルン)
ゴール:マンバ(プレーガー 5分、マンバ(ツォーリンスキ 37分)、ホルトマン(コリンズ 43分)、サンチョ(ハキミ 47分)、ビツェル(フンメルス 84分)、ロイス(サンチョ 90+2分)
好機:10-5(前半2-4)、CK:10-1(前半3-1)
主審:ディンガート(グリース)、警告:フンメルス、ビツェル、ハキミ(BVB);コリンズ(パーダーボルン)
観客数:8万1365人(チケット完売)、天候:乾燥、気温4度

 

今後の日程:
水曜日のUEFAチャンピオンズリーグでは、敵地でFCバルセロナと対戦(日本時間28日5時キックオフ)。ブンデスリーガ次節ではヘルタBSCのホームに乗り込む(同30日23時30分キックオフ)。

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