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2017.4.23

3-2:敵地でグラットバッハに競り勝つ

3-2:敵地でグラットバッハに競り勝つ

ボルシア・ドルトムントはボルシア・メンヘングラットバッハとのシーソーゲームを制し、ブンデスリーガで3位に浮上した。アウェーのBVBは一時1-2とリードを許したものの、逆転して3-2の勝利を収めた。

 

5万4014人の観客に埋め尽くされたボルシア・パルクで、BVBはプリシッチがダフドに倒されて得たPKをロイスが決め、10分に先制。しかし前半半ばにヌリ・シャヒンが負傷すると、代わって入ったメリーノのパスミスが仇となり、前半終了間際にシュティンドルに同点ゴールを許してしまう。48分にはシュメルツァーのオウンゴールで1点ビハインドの状態に。しかし、途中出場のオーバメヤンが60分の手前で今季リーグ戦27ゴール目を決め、試合を振り出しに戻す。すると87分、ゲレイロがヘディングシュートでネットを揺らし、アウェーチームを逆転勝利へ導いた。

 

戦前の状況:
すぐ上のホッフェンハイムが先に行われた試合で1FCケルンと引き分けるにとどまっていたため、BVBは勝てば3位の座を奪回することができた。「それはちょっとしたおまけのモチベーションになるかもしれない」とキックオフ前にトーマス・トゥヘル監督は語っていた。BVBはグラットバッハに対して3連勝中。通算成績でも89戦32勝28分け29敗で勝ち越していた。

 

チーム情報:
BVBは守備の要であるソクラティス(筋肉)を欠き、バルトラ(腕と手の手術)、シュールレ(足首)、ゲッツェ(代謝障害)、ローデ(筋肉)も欠場。トゥヘル監督はモナコに1-3で敗れたミッドウィークのUEFAチャンピオンズリーグの試合から先発メンバー5人を変更。ソクラティス、ピシュチェク、バイグル、香川、オーバメヤン(ソクラティス以外はベンチ)に代えてベンダー、キャプテンのシュメルツァー、カストロ、デンベレ、プリシッチを先発起用した。一方、ホームのグラットバッハはホッフェンハイムに3-5で敗れた前節のアウェーゲームと同じ先発メンバーで臨んだ。

 

メリーノは負傷したシャヒンに代わって20分からプレーした

 

戦術:
グラットバッハは守備時は4-3-3で戦い、ボールを奪うと4-2-4にスイッチ。右のトラオレ、左のホフマンの両ウインガーは攻撃時に内側へ入り、セカンドストライカーのシュティンドルは最前線のやや後方にポジションをとった。BVBは3-4-3。ギンター、ベンダー、シュメルツァーの3バックの前でカストロとシャヒンがペアを組んだ。ドゥルム、そして特にゲレイロはサイドに張ってプレーし、前線のデンベレ、ロイス、プリシッチを中心とする攻撃に再三加わった。守備時はシュメルツァー、そして特にドゥルムも下がって対応した。

 

試合の展開と分析:
BVBは敵地ボルシア・パルクで前半の主導権を握り、枠内シュート数(6-3)とボール支配率(53%)、決定機の数(3-1)でボルシアMGを上回ったものの、タックル成功率は46%にとどまった。それでもアウェーチームは、押し気味に進めた前半に幸先よく先制する。ペナルティーエリア端付近でプリシッチがダフドに倒され、PKを獲得。プリシッチがファウルを受けた場所はペナルティーエリアの外にも見える微妙な判定だったが、ロイスは意に介さずこのチャンスを確実に仕留めた。ロイスは古巣のボルシアMGに対し、ブンデスリーガの8試合で通算5ゴールとしている。

 

ブラック&イエローズは12分に追加点のチャンスを迎えるも、デンベレのシュートはGKゾマーに阻止される。その4分後にはシャヒンがペナルティーエリア内でシュトローブルに倒されたが、ボルフガング・シュタルク主審の判定はノーファウル。しかしシャヒンは靭帯を痛めた可能性が高く、20分にはメリーノと交代でベンチへ退いた。

 

28分にもロイスがゴールを脅かしたBVBだったが、ゾマーとシュトローブルが追加点を許さない。対するボルシアMGは43分にようやく反撃。ハーンがBVB陣内でメリーノのパスミスを拾うと、シュティンドルがファーサイドのゴール隅にシュートを突き刺し同点とする。まったく危なげない場面から失点してしまったBVBは、前半を1-1で折り返すことになった。

 

BVBは後半開始早々、一瞬の気の緩みから再び失点する。ボルシアMGにこの日最初のCKを与えると、クリアを拾ったベントのクロスがシュメルツァーのオウンゴールを誘った(48分)。シュティンドルからベントにボールがわたる瞬間、カストロの踵がゴールラインに残っていたためにオフサイドとはならず、ボルシアMGの得点として認められた。

 

デンベレがオーバメヤンの同点ゴールをアシスト

 

BVBが逆襲

 

しかしBVBが動じる様子はなく、その後も試合を支配し続ける。ロイスに代わって57分からピッチに送り込まれたオーバメヤンは、その2分後に同点ゴールをマーク。デンベレのスルーパスで抜け出すと、軽やかなステップでゾマーをかわして今季27点目を流し込んだ。これでスコアは2-2。その数分後にはデンベレのクロスに合わせたプリシッチが勝ち越しゴールを決めたかと思われたが、正確にミートできなかったシュートはゾマーの正面を突いた。

 

タックル勝率で上回るようになったグラットバッハは、残り15分辺りからBVBのゴールを脅かし始める。しかしビュルキがヘルマンのシュートを止めるなど、次の1点を与えなかったアウェーチームはビッグチャンスをつくったが、ゲレイロのフィニッシュはポストの内側にはね返ってゴールならず。それでも4分後、ゲレイロはカストロが中央左寄りから入れたFKを頭で押し込み、BVBを3-2の勝利へ導いた。

 

出場メンバー&ゴール
ブンデスリーガ第30節

ボルシア・メンヘングラットバッハ 2-3(前半1-1) ボルシア・ドルトムント

 

ボルシア・メンヘングラットバッハ:ゾマー;エルベディ(コルプ 81分)、クリステンセン、ベステルゴーア、ベント;ダフド(ベーネス 64分)、シュトローブル;シュティンドル
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ギンター、ベンダー、シュメルツァー;ドゥルム、カストロ、シャヒン(メリーノ 22分)、ゲレイロ;デンベレ(モル 87分)、ロイス(オーバメヤン 57分)、プリシッチ
ベンチ:ジッペル、ドルミッチ、N・シュルツ、コロ(ボルシアMG);バイデンフェラー、香川、ピシュチェク、バイグル(BVB)
ゴール:ロイス(ダフドのファウルでプリシッチがPKを獲得、10分)、シュティンドル(ハーン 43分)、シュメルツァー(オウンゴール 48分)、オーバメヤン(デンベレ 59分)、ゲレイロ(カストロのFK 87分)
CK:2-4(前半0-2) 好機:4-9(前半1-3)
主審:シュタルク(エアゴルディング) 警告:ダフド、エルベディ(ボルシアMG)、カストロ、メリーノ、ビュルキ(BVB)
観客数:54014人(満員) 天候:晴れ、気温9度

 

今後の日程:
水曜日のDFBポカール準決勝ではFCバイエルン・ミュンヘンを倒し、ベルリンでの決勝へ勝ち上がりたいところ。アリアンツ・アレーナでの試合は日本時間27日3時45分にキックオフされる。来週のブンデスリーガ次節ではジグナル・イドゥナ・パルクに1FCケルンと対戦(同22時30分キックオフ)。

 

 

 

 

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