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2016.2.29

3-1:苦しみながらもホッフェンハイムに逆転勝利

3-1:苦しみながらもホッフェンハイムに逆転勝利

ボルシア・ドルトムントはホームでTSGホッフェンハイムに先行されながらも3-1(前半0-1)の逆転勝利を収め、ブンデスリーガで2位の座を固めた。

 

8万1359人の観客で埋め尽くされたジグナル・イドゥナ・パルクでは、この日誕生日を迎えたホッフェンハイムのセバスティアン・ルディーが均衡を破った。しかし、ルディーは58分、カウンターで攻めたBVBのオーバメヤンに対する後方からのタックルで退場処分を受けた。

 

ギュンドアンが入って勢いを増し、なおかつこの退場で数的優位に立ったBVBは、同点ゴールを求めて攻勢を強めるも、ポストにシュートを阻まれ、さらにホッフェンハイムのGKバウマンのセーブに遭う。それでも80分にムヒタリアンがついに同点とすると、85分に途中出場のラモスが逆転ゴール。さらに後半ロスタイム2分、オーバメヤンがとどめを刺した。

 

レポート:フェリックス・ウルリッヒ

 

戦前の状況:
2位対17位の試合。リーグ戦最近5試合で負けていないBVBとホッフェンハイムの間には33ポイントの開きがあった。BVBはホッフェンハイムとの公式戦最近6試合で負けておらず(3勝3分け)、昨シーズンはホームで2戦2勝(リーグ戦とカップ戦)としている。ただし、今シーズンの1戦目は1-1のドローに終わっており、BVBはトーマス・トゥヘル監督就任からの連勝がストップした。

 

チーム情報:
BVBではでん部を痛めたマッツ・フンメルスが欠場。一方で欠場の可能性があったウカシュ・ピシュチェク、マルコ・ロイス、ピエール=エメリク・オーバメヤンは揃って出場した。ポルトを1-0で下した木曜日のUEFAヨーロッパリーグの試合からは、スタメン3人を変更。ギンター、フンメルス、ギュンドアンに代わってピシュチェク、スボティッチ、シャヒンが先発した。ホッフェンハイムを率いる29歳のユリアン・ナーゲルスマン監督は、マインツに3-2で競り勝った試合からスタメン2人を変更。ビチャクチッチとトリアンがオクスとバルガスに代わった。

 

フォラントと競り合うムヒタリアン

 

戦術:
ホッフェンハイムでは、シェアが3人目のCBとしてプレーし、最終ラインは5バック。ルディーとシュトローブルが中盤の底でそのガード役となり、ウート、アミリ、フォラントのトリオは中盤で攻撃的な役割を担った。フォラントはBVBの守備陣に絶えずプレッシャーをかけ、ビルドアップを妨害した。ホッフェンハイムはスペースを与えないことが肝要と考え、4-3-3のホームチームを自由にプレーさせなかった。BVBはボールを奪うと3-2-4-1にチェンジ。ピシュチェク、スボティッチ、ベンダーが3バックを構成し、その前でバイグルとシャヒンがプレーした。シュメルツァーはさらに高い位置まで上がり、内側に入ったロイス、そして香川、オーバメヤンと連携した。

 

試合の展開と分析

 

戦前から有利とみられていたのはBVBだったが、ホッフェンハイムが簡単な相手ではないことをキックオフ直後から思い知らされる。前半はBVBのボール支配率が76%に達したものの、空いたスペースを攻略するシーンは皆無に近かった。

 

BVBのビルドアップを寸断すべく、ホッフェンハイムは豊富な運動量で広大なエリアをカバー。フンメルスが欠場、ギュンドアンがベンチスタートとなったBVBは、視野の狭さ、創造性の欠如という問題を露呈した。流れのなかからチャンスをつくれないBVBが迎えた最大のチャンスは、相手GKバウマンにセーブされたロイスのFKだった(43分)。

 

BVBはその時点で1点をリードされていた。ホッフェンハイムは相手陣内でボールを奪うと、フリーで持ち上がったルディーがフォラントにパス。フォラントが20メートルの距離から放ったシュートはビュルキに止められたが、ゴール前に詰めていたルディーがリバウンドを押し込んだ(26分)。26歳の誕生日を自らのゴールで祝ったこのドイツ代表MFは、昨年9月の前回対戦時に今シーズン初得点となる先制点を挙げていた。

 

南スタンドを埋め尽くしたBVBサポーター

 

前半のシュート数は5本対5本、枠内シュート数も1本対3本と、データではやや分があったBVBだが、アウェーチームは29分にもフォラントにゴール脅かされた。

 

トゥヘル監督は香川に代えてギュンドアンを投入(46分)する。この交代策は即座に効果を発揮し、48分にはギュンドアンがシュート。しかしこれは左ポストをたたき、リバウンドに詰めたロイスのシュートもゴール上へ外れる。その後はホッフェンハイムのルディーが再びゴールを脅かしたが、58分のプレーが試合の流れを変える。BVBがカウンターに転じると、後方からオーバメヤンを倒したルディーがレッドカードで退場処分となった。

 

アイスホッケーを思わせたパワープレー

 

数的優位に立ったBVBのパワープレーはアイスホッケーを思わせるもので、それまで以上に多くのチャンスが生まれるようになる。ピシュチェク(62分、66分)に続き、ギュンドアン(68分)とシュメルツァー(70分)が立て続けにバウマンを慌てさせた。

 

BVBは75分にシャヒンとバイグルを下げ、モリッツ・ライトナーとラモスを投入する賭けに出る。この総攻撃が実を結んだのは、中央欧州標準時“19時09分”だった。ショートコーナーからギュンドアンにつないだムヒタリアンがリターンパスを受けると、難しい角度からのシュート。この日20本目のシュートがようやくネットを揺らし、試合を振り出しに戻した(80分)。

 

ルディーの退場処分で流れが一変した

 

 

オーバメヤンがダメ押しの3点目

 

その後もBVBのパワープレーは続き、ギュンドアンが逆サイドのスペースにパス。これに追いついたピシュチェクが折り返すと、ラモスがゴール左上隅にヘディングシュートを流し込む(85分)。さらに後半ロスタイム、88分のチャンスを逃していたオーバメヤンがダメ押しの3点目を決め、スコアは3-1に(90+2分)。執念の攻撃、勝利への意欲に満ちた後半のパフォーマンスが実を結んだ。

 

出場メンバー&ゴール:
2016年2月28日 ブンデスリーガ第23節
ボルシア・ドルトムント 3-1(前半0-1)TSGホッフェンハイム

ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ピシュチェク、ソクラティス、ベンダー、シュメルツァー;バイグル(74分 バイグル);シャヒン(74分 ライトナー)、香川(46分 ギュンドアン);ムヒタリアン、オーバメヤン、ロイス
TSG1899ホッフェンハイム:バウマン;カデジャーベク、シェア、ジューレ、ビチャクチッチ、トリアン;シュトローブル、ルディー;ウート(86分 シュベグラー)、アミリ(63分 ポランスキ)、フォラント(72分 ハマド)
ベンチ:バイデンフェラー、カストロ、ギンダー、ドゥルム;グラール、バルガス、クラマリッチ、オクス
ゴール:ルディー(25分 フォラント)、ムヒタリアン(80分 ギュンドアン)、ラモス(85分 ピシュチェク)、オーバメヤン(90+2分 ムヒタリアン)
CK:11-7(前半6-4) 好機:11-3(前半1-2)
主審:ジッペル(ミュンヘン) 退場:ルディー  警告:なし
観客数:8万1459人(満員) 天候:晴れ、気温4度

 

今後の日程:
BVBは水曜夜のブンデスリーガ次戦で昇格組のダルムシュタットと対戦(1戦目は2-2、日本時間3日午前4時キックオフ)。土曜日にはバイエルン・ミュンヘンをジグナル・イドゥナ・パルクに迎える(同6日午前2時30分キックオフ)。チケットは両試合ともすでに売り切れている。

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