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2014.9.14

3-1:復帰即ゴールの香川に観客は総立ち

3-1:復帰即ゴールの香川に観客は総立ち

昨シーズン2位のボルシア・ドルトムントが調子を取り戻してきた。ブンデスリーガ第3節でSCフライブルクをホームに迎えたBVBは、前半のうちにアドリアン・ラモスのゴールで先制。さらに香川真司の復帰後初ゴールとピエール=エメリク・オーバメヤンの追加点で3-1(前半2-0)と快勝し、暫定3位に順位を上げた。

 

レポート:ボリス・ルパート

 

暖かな初秋の日差しに包まれたジグナル・イドゥナ・パルクは、待望の香川復帰を祝う8万200人のファンで埋め尽くされた。自陣に引き気味のフライブルクに対し、この日本代表MFは34分にラモスの先制点の起点になると、前半終了4分前に自ら得点。後半にも途中出場のオーバメヤンが78分に決めて3-0とし、フライブルクの反撃をゾルクの1点(90分)に抑えた。

 

 

戦前の状況:
BVBはフライブルクにフライブルクに対し、ブンデスリーガでは2番目に長い8連勝中。これは1989年から1996年の対ウエルディンゲン戦の11連勝に続く記録となる。

 

チーム情報:
5-0で圧勝した2013年のフライブルク戦に先発したメンバーのうち、この日も出場可能だったのはバイデンフェラー、グロスクロイツ、スボティッチ、ドゥルム、ムヒタリアンの5人のみ。代表招集を終えて試合前日に合流したオーバメヤンはベンチスタートとなり、フンメルス(臀部)、ブワシュチコフスキ(太もも)、ロイス(足首)、シャヒン(ひざ)、ギュンドアン(調整不足)、キルヒとチ(いずれも太もも)らが欠場した。対するフライブルクは、グエデを除くレギュラー全員が先発に名を連ねた。

 

戦術:
BVBは現在も香川の“ハードディスクに記憶”されている4-2-3-1のフォーメーションを採用。中盤はトップ下に香川、両サイドにグロスクロイツ(左)とムヒタリアン(右)を並べ、守備的MFにはケールとヨイッチを置いた。一方のフライブルクは守備を重視した4-4-2で対抗し、普段は6番の位置に入るダリダがセカンドストライカーを担当。攻撃的な選手がファーストディフェンダーとしての役割を担った。

 

試合の展開と分析:
フライブルクは引いて守ってカウンターでBVBをとらえる作戦を採用。開始わずか42秒後にいきなりこれが奏功するかという場面が訪れたが、メフメディのシュートはバイデンフェラーが阻止した。ブラック&イエローは前半20分までに71パーセントのボール支配率を記録するも、フライブルクの堅固な守備を崩す道が見つけられない。7分にグロスクロイツが惜しいチャンスを迎えたが、左サイドの好位置から狙ったシュートは途中で方向が変わり、大きく枠を外れた。グロスクロイツは21分にも右サイドでスペースを見つけ、エリア内に鋭いクロスを入れる。香川が触ればゴールというところだったが、フライブルクのDFケンプフが決死のスライディングでボールをクリアした。

 

 

その後、BVBはヨイッチとムヒタリアンへのファウルで2度、PKをアピールしたが、いずれもダンカート主審に却下される。ホームチームはここからテンポアップ。そして34分、香川が見事なドリブルで中央を駆け上がり、完璧なパスをグロスクロイツに滑らせる。グロスクロイツからボールを受け取ったラモスが至近距離から先制ゴールを奪った。その7分後、今度は香川がBVBへの復帰戦を自らゴールで祝う。同じく前半、存在感を発揮していたグロスクロイツが起点となり、ムヒタリアンが巧みに通したボールをラモスがクロスし、これを香川が冷静にネットに収めた。

 

後半に入っても試合の流れは変わらず、立ち上がりの51分にシュミットがヘディングシュートでバイデンフェラーにセーブを強いるシーンはあったものの、ほとんどはフライブルク陣地でゲームが展開。しかし来週から過密スケジュールとなるBVBは、60分を回るころに若干ペースを落とし始める。

 

しばらく実戦から遠ざかっていたためか、足をつらせた香川はスタンディングオベーションを受けながら64分に交代。75分にはラモスに代わってオーバメヤンが投入される。するとその3分後、このガボン代表FWは相手CKのクリアを拾うと、そのまま持ち上がってからビュルキの頭上を破って3-0とした。その数分前には香川と交代で入ったインモービレもゴールを脅かしていたが、シュートはビュルキの見事な反応に阻止されている。対するフライブルクは試合終了間際、ゾルクのゴールで1点を返すのが精いっぱいだった。

 

 

出場メンバー&ゴール
ブンデスリーガ第3節
ボルシア・ドルトムント 3-1(前半2-0) SCフライブルク
ボルシア・ドルトムント:バイデンフェラー;ピシュチェク、ソクラティス、スボティッチ、ドゥルム;ヨイッチ(80分 ベンダー)、ケール;ムヒタリアン、香川(64分 インモービレ)、グロスクロイツ;ラモス(75分 オーバメヤン)
フライブルク:ビュルキ;ゾルク、クルマシュ、ケンプフ、ギュンター;シュミット、ヘフラー、シュスター、クラウス(82分 ツレヒナー);ダリダ(80分 フランツ)、メフメディ(42分 フィリップ)
ゴール:ラモス(34分 グロスクロイツ)、香川(41分 ラモス)、オーバメヤン(78分 ケール)、ゾルク(90分 フィリップ)
CK:4-5(前半3-0)、好機:8-3(前半6-1)
主審:ダンカート(ロシュトック)、警告:ソクラティス、フランツ、ツレヒナー、クルマシュ、ケンプフ
観客数:8万200人、天候:晴れ、気温18度

 

今後の日程:
フライブルクとの一戦を皮切りに22日間で7試合を行うBVBは、続いて16日のチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節でジグナル・イドゥナ・パルクにアーセナルFCを迎える(日本時間17日3時45分キックオフ)。

 

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