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2017.9.21

3-0:香川先制、敵地ハンブルクで快勝

3-0:香川先制、敵地ハンブルクで快勝

ボルシア・ドルトムントはブンデスリーガ第5節でハンブルガーSVに3-0(前半1-0)と快勝し、首位の座をキープした。

 

レポート:ボリス・ルパート

 

敵地フォルクスパルクシュタディオンは満員にはならなかったものの、5万5962人の観客数を記録。香川真司のゴールで先制したBVBは主導権を握りながらも再三のチャンスを生かせず、わずか1点のリードで試合を折り返す。しかし、60分過ぎにピエール=エメリク・オーバメヤンが待望の追加点を挙げると、79分にクリスティアン・プリシッチがBVBのブンデスリーガ通算3000点目をマーク。ブラック&イエローはこれで1部リーグ通算750勝目を確実とした。

 

 

戦前の状況:
8位につけるハンブルクは開幕2連勝を飾ったあと、RBライプツィヒとハノーファー96に0-2で連敗。一方、首位に立つBVBは第4節までに勝ち点10を獲得し、得点10、失点0と攻守に抜群の安定感を披露している。ブンデスリーガで通算101回目となる顔合わせを前に、両チームの対戦成績はまったくの互角。これまで互いに36勝ずつを挙げ、179ゴールずつを奪っていた。

 

チーム情報:
5選手(コスティッチ、ミュラー、ファン・ドロンヘレン、フント、テルケ)を欠くハンブルクに対し、BVBは9選手(ゲッツェ、トリアン、シュメルツァー、バルトラ、ロイス、ゲレイロ、シュールレ、ローデ、ドゥルム)が離脱中。この日の先発は5-0で圧勝した日曜夜の1FCケルン戦から5人を入れ替え、ダフートとフィリップに代わって香川とプリシッチがスタメンに名を連ねた。また、ブルーン・ラーセンもベンチメンバーの18人に入っている。

 

戦術:
BVBのビルドアップと連係を寸断すべく、ハンブルクは守備時に3-4-3で対応。攻撃時には4-2-3-1へシフトし、サリホビッチとホルトビーが頻繁にポジションを入れ替えた。対するBVBは、基本的に4-3-3のフォーメーションを採用しつつ、ボールを奪われると4-2-3-1にスイッチ。自陣に引いてカウンターを狙うだけではない相手と対戦するのは、ハンブルクが今シーズン初めてだった。

 

試合の展開と分析
ハンブルクが引いて守る作戦ではなく積極的なアプローチを取ったため、試合は序盤からスピーディーかつオープンな見応えある内容となった。開始8分、BVBはカウンターからオーバメヤンがPKスポット付近でプリシッチにラストパス。若きアメリカ代表はこれを右足に持ち替えてシュートを放ったが、左ポスト脇に流れた。次の決定機は15分に訪れ、ヤルモレンコのクロスにオーバメヤンが合わせたものの、これはポストを直撃。その6分後にはピシュチェクも惜しいシーンを迎えた。CKからボールがピシュチェクの足元に落ちたが、ここはハンブルクのGKマテニアが対応し、危険を回避した。

 

この時点でBVBはリーグ開幕から連続381分無失点とし、クラブ記録を塗り替えた。

 

 

ブンデスリーガ史上最も多く得点が記録されているこのカードで、通算359ゴール目が生まれたのは24分だった。ヤルモレンコが右サイドから蹴ったFKをトプラクが落とし、これに素早く反応した香川がネットに押し込んだ。BVBが今シーズン、セットプレーから奪った4点目のゴールに、応援に来ていた5000人のアウェーファンから「リーグを制するのは誰だ?」のチャントが沸き上がった。

 

 

一方、ハンブルクは右サイドを攻略することが多かったが、クロスに正確性を欠いていた。前半一番のビッグチャンスは左サイドから生まれ、31分、ホルトビーがゴール前に入れたクロスにハーンが頭で合わせる。しかしこれはビュルキが見事なセーブではじき出した。

 

多くのチャンスをつくりながら前半は1-0

 

昨シーズンから合わせて10試合無敗中(7勝3分け)だったブラック&イエローの次のチャンスは、際立った活躍を見せたヤルモレンコが演出し、走り込んだプリシッチにパス。しかしシュートはマテニアに阻まれた(33分)。35分にはシャヒンのクロスにマフライがあわやオウンゴールというシーンもあり、さらにその4分後には高速カウンターからヤルモレンコが狙うも、ゴール前17メートルからの一撃はクロスバーを越えた。ハーフタイムまでに7つの好機と9本のシュートを記録したBVBだったが、奪えたのは1点だけだった。

 

 

後半も前半とほぼ同様の展開となる。ハンブルクは引き続き攻撃の意志を見せ、54分にはCKからマフライがサイドネット外側をたたく。BVBは最初、守ってカウンターという作戦を取っていたが、その精度は低く、チャンスが生まれたのは63分になってからだった。プリシッチのパスを受けたヤルモレンコが右サイドからペナルティーエリア内に進入し、バックポスト方向に蹴り込む。これにディークマイヤーのマークを逃れたオーバメヤンがシンプルに合わせ、ゴールラインを割った。ブラック&イエローはようやくリードを2点に広げることに成功する。

 

プリシッチがBVBのリーグ通算3000点目をマーク

 

いつもホームでは強さを見せるハンブルクもあきらめず、73分にはハーンがサイドネットをたたく。ただここもビュルキがカバーしていた。66分に香川とヤルモレンコを下げてダフートとフィリップを送り込んでいたBVBは、76分に3点目の絶好機を迎える。シャヒンの絶妙なスルーパスをスペースでもらったオーバメヤンがマテニアと1対1になったが、カーブをかけた一撃は枠を外れた。

 

BVBのブンデスリーガ通算3000点目は残り11分に生まれた。ダフートのパスを受けたプリシッチがエリア内に持ち込み、シュートをファーポスト内側に突き刺し、スコアを3-0とした。

 

メンバー&ゴール
ブンデスリーガ第5節

ハンブルガーSV 0-3(0-1) ボルシア・ドルトムント
ハンブルガーSV:マテニア;ディークマイアー、パパドプロス、マフライ、酒井(ドグラス 48分);ワラシ、ユング;ハーン、ホルトビー、サリホビッチ(バルトシュミット 70分);ウッド(ヤニチッチ 84分)
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ピシュチェク、ソクラティス、トプラク、ザガドゥ(ブルーン・ラーセン 84分);シャヒン;カストロ、香川(ダフート 66分);ヤルモレンコ(フィリップ 66分)、オーバメヤン、プリシッチ
ベンチ:ポラースベック、伊藤、ジャッタ、シップロック(ハンブルク)、バイデンフェラー、スボティッチ、イサク、バイグル
ゴール:香川(トプラク 24分)、オーバメヤン(ヤルモレンコ 63分)、プリシッチ(ダフート 79分)
CK: 4-2(前半3-1) 好機:3-11(前半1-7)
主審:ツバイヤー(ベルリン) 警告:パパドプロス、酒井、ホルトビー(ハンブルク)
観客:5万2962人 天候:乾燥、気温14度

 

今後の日程:
来週土曜日のブンデスリーガ次節では、本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクでVfLボルシア・メンヘングラットバッハと対戦(日本時間24日1時30分キックオフ)。この試合のチケットはまだ残っており、着席エリアの約600席分がアウェー側チケットブースで中央欧州標準時16時より販売される。

 

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