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2015.3.1

3-0:シャルケに圧勝!

3-0:シャルケに圧勝!

第146回レビアダービーの主審を担当したフェリックス・ツバイヤー氏が試合終了の笛を吹いた瞬間、会場のジグナル・イドゥナ・パルクは歓喜に包まれた。ボルシア・ドルトムントは宿敵FCシャルケ04を一方的に押し込み、3-0(前半0-0)のスコアでダービー通算50勝目をマーク。ブラック・アンド・イエローを勝利に導くゴールを決めたのは、ピエール=エメリク・オーバメヤン(77分)、ヘンリク・ムヒタリアン(80分)、さらにマルコ・ロイス(86分)だった。

 

7万9500人の大観衆で埋め尽くされたジグナル・イドゥナ・パルクでは、BVBが前半から完全にシャルケを圧倒。57パーセントのボール支配率を記録したほか、前半のシュート数では2本のシャルケに対して15本と大きな差をつけたものの、ネットを揺らすことだけができなかった。その展開は後半に入っても続いたが、終盤にはBVBの攻勢がようやく実を結ぶ。まず76分にオーバメヤンが均衡を破ると、試合終了前の10分間にムヒタリアンとロイスにもゴールが生まれた。

 

レポート:デニス=ユリアン・ゴッチュリヒ

 

戦前の状況:
12位対4位。順位が8つ以上離れた状態で両クラブが対戦するのは4年ぶり(2010-11シーズンはBVBが首位、シャルケは11位)で、最近10回の対戦では互いに4勝を挙げている。ただし、BVBはシャルケをホームに迎えた最近7試合で1勝にとどまり、最近15試合でも2勝しかしていない。

 

 

チーム情報:
ケビン・カンプル(ウイルス感染)とソクラティス(筋肉系)、ウカシュ・ピシュチェク(足首)、ケビン・グロスクロイツ(太もも)、エリック・ドゥルム(コンディション不良)らが欠場したものの、スベン・ベンダーとセバスティアン・ケールが久々に戦列へ復帰。オリバー・キルヒが右SBで先発し、カンプルに代わる攻撃的MFにはムヒタリアンが起用された。一方のシャルケは、ヤン・キルヒホフ(足首)、ジョエル・マティプ(太もも)、ファビアン・ギーファー(そけい部)、ラルフ・フェールマン(ひざ)、セアド・コラシナツとレオン・ゴレツカ(いずれみもコンディション不良)、ユリアン・ドラクスラー(ハムストリング)、チネドゥ・オバシ(すね)、ジェフェルソン・ファルファン(ひざ)らを欠いていた。

戦術:
BVBは4-2-3-1を採用し、前方のロイスとオーバメヤンに鋭いパスを供給したヌリ・シャヒンとイルカイ・ギュンドアンが守備的MFの位置から全体をコントロール。対するシャルケは内田篤人とクリスティアン・フクスが引いた5バックで守り、中盤に数的優位をつくる場合に両ウイングバックを上げる形を執った。

 

 

試合の展開と分析:
BVBは立ち上がりから主導権を握り、20分までに何度となくチャンスを迎える。まず4分には香川真司がオーバメヤンの決定機を演出するも、約11メートルの距離から狙ったシュートはGKティモン・ベレンロイターに阻止された。

 

12分にもオーバメヤンがゴールを脅かしたが、このときにはデニス・アオゴが戻ってベレンロイターをサポート。角度のない位置からのシュート(15分)を外したロイスに続いては、香川のループシュートがベレンロイターとシャルケ守備陣を脅かした(16分)。

 

 

シャルケを圧倒
その後も試合を優勢に進めるBVBが一方的に攻め込み、ギュンドアンの見事なお膳立てからロイスがゴールに迫る。さらにロイスのサポートでオーバメヤンにも決定機が訪れたが、このガボン代表FWは至近距離からのシュートを外してしまった(25分)。その1分後、ロイスのロングシュートを見事に阻止したベレンロイターは、続くCKに合わせたシャヒンのヘディングシュートもセーブ。前半30分までのBVBは完全に試合を支配し、この時点でのシュート数が10対1とシャルケを圧倒した。

 

シャルケの反撃をケビン=プリンス・ボアテングのシュート1本(7分)に抑えていたBVBにとっては、どうしてもゴールを奪えないことだけが気がかりだった。ロイスの強烈な一撃がクロスバーに嫌われ、その2分後にもBVBの背番号11がエリア端付近からのシュートをわずかに外したシーンは幸運にも恵まれなかった。

 

BVBは勢いに乗ったまま後半に突入し、試合再開から10分間で前半のようなペースを取り戻す。だが56分、スルーパスで抜け出したロイスが再びベレンロイターの見事な対応に阻止されると、リバウンドに反応したオーバメヤンもベネディクト・ヘーベデスのブロックに得点を阻まれた。

 

BVBが3点を連取
63分にはロイスが右サイドを突破し、最後はムヒタリアンが12メートルの距離から狙うも、身体を投げ出したマティヤ・ナスタシッチにシュートを阻まれる。BVBのアルメニア代表MFはその2分後にもゴール前に抜け出したが、ベレンロイターの素晴らしいセーブに遭った。その直後にはシャルケの若きGKが果敢に飛び出し、ムヒタリアンのチャンスを阻んだ。

 

 

BVBが完全にペースを握るなか、ジグナル・イドゥナ・パルクの大観衆は足を踏み鳴らしてチームを鼓舞すると、77分には待望の先制点が生まれる。ギュンドアンからのロングボールが起点となり、はね返されたボールを拾ったムヒタリアンがパス。相手DFに当たって流れたボールをオーバメヤンが拾い、軽く浮かせたシュートでベレンロイターを破った。

 

このゴールにBVBファンは歓喜を爆発させたが、これで終わりではなかった。ショックを隠せないシャルケ守備陣は右サイドを駆け上がるギュンドアンをフリーにしてしまい、最後は低いクロスに飛び込んだムヒタリアンに追加点を許す。86分にはベレンロイターからボールを奪ったロイスがとどめを刺し、ダービーでの素晴らしいパフォーマンスを締めくくった!

 

出場メンバー&ゴール
2015年2月28日ブンデスリーガ第23節
ボルシア・ドルトムント 3-0(前半0-0) FCシャルケ04
ボルシア・ドルトムント:バイデンフェラー;キルヒ、スボティッチ、フンメルス、シュメルツァー;シャヒン(87分 ケール)、ギュンドアン(83分 ベンダー);ムヒタリアン、香川(76分 ブワシュチコフスキ)、ロイス;オーバメヤン
FCシャルケ04:ベレンロイター;内田、ヘーベデス、ノイシュテーター、ナスタシッチ、フクス;アオゴ;ヘーガー、ボアテング(64分 バルネッタ);シュポ=モタング、フンテラール
ゴール:オーバメヤン(78分 ムヒタリアン)、ムヒタリアン(79分 ギュンドアン)、ロイス(86分)
CK:9-5(前半4-4) 好機:12-0(前半6-0)
主審:ツバイヤー(ベルリン) 警告:シュメルツァー、オーバメヤン(BVB)、ヘーベデス、ヘーガー(シャルケ)
観客:79500人(満員) 天候:晴れ、気温8度

 

今後の日程:
BVBはアウェーでの連戦が控えており、3日(日本時間4日4時30分キックオフ)にはDFBポカールでディナモ・ドレスデンと対戦。来週土曜(同7日22時30分キックオフ)のブンデスリーガでは敵地でハンブルガーSVに挑む。

 

 

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