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2014.4.13

3-0:ミュンヘンで快勝、ムヒタリアンらが得点

3-0:ミュンヘンで快勝、ムヒタリアンらが得点

UEFAチャンピオンズリーグでレアル・マドリーにスリリングな勝利を収めてから4日、ここまでのシーズン一番の山場となるであろうVfLボルフスブルクとのDFBポカール準決勝まで3日、ボルシア・ドルトムントは今シーズンのブンデスリーガ新王者に3-0(前半1-0)と勝利した。

 

レポート:デニス・ユリアン・ゴッチュリヒ、ボリス・ルパート

 

オーバメヤンがマルティネスと競り合う

 

28日で9試合目となるこのバイエルン戦には、ドルトムントからも7000人のファンが応援に駆け付けた。満員のアリアンツ・アレーナで行われた試合は前半、アウェーのBVBが見事な戦術的プレーを披露。ボールはほとんどバイエルンが支配したものの、よく統率されたBVBの守備を前に、突破口を見つけられなかった。反対側のゴール前ではブラック&イエローが容赦なく攻め立て、ムヒタリアンのゴールで20分に先制。後半に入ってロイス(49分)とホフマン(55分)も決めて3-0と快勝した。

 

戦前の状況:
2011年以降、この対戦カードはブンデスリーガの行方を決めるものとなってきた。両者が共にトップ3のチームとして激突するのは7試合連続となるが、この間、BVBは1敗しかしていなかった(今シーズンの1戦目)。バイエルンはホームで26試合無敗中、ここ22試合で21勝。一方のBVBは、直近のアウェーゲーム8試合で1敗のみ、ここ3試合は連勝中だった。

 

チーム情報:
BVBは士気の高まる勝利を収めたマドリー戦から5人を変更。ソクラティス、シャヒン、ケール、ホフマン、そしてオーバメヤンが先発に入り、フリードリヒ、ヨイッチ、キルヒ、ピシュチェク、そしてレバンドフスキはベンチスタートとなった。スボティッチ、ベンダー、ギュンドアン、シュメルツァー、そしてブワシュチコフスキは依然として離脱中。バイエルンはチアゴ、シャキリ、バトシュトゥバー、コンテント、そしてシュターケが欠場した。

 

戦術:
バイエルンの4-1-4-1に対し、BVBは今回も4-2-3-1のフォーメーションで挑み、ほぼ完璧な試合運びを見せた。高い位置から攻撃を仕掛けるプレッシングゲームで、ホームチームにボールを持ったときのスペースも時間も与えなかった。

 

試合の展開と分析:
BVBは試合開始後すぐにペースをつかみ、見事な戦術的プレーを披露。ブラック&イエローに激しくプレスされたバイエルンは、スペースを見つけられず、いつもの速いパス回しができない。ボールを持って出ていこうとすると、すぐに詰め寄られて逆にミスを犯してしまう。結果、今やBVBの十八番となったカウンタープレッシングが炸裂する展開となった。

 

時計の針が15分を示す頃、バイエルンのボール支配率は81%と驚異的な数字を記録しており、その15分後にも75%と依然として高水準だった。それでもバイエルンのチャンスといえば、ゴール前27メートル付近から狙ったアラバのFKがポストをかすめた場面のみ。一方、我慢強くチャンスをうかがい続けたブラック&イエローは、20分に待望の決定機を迎える。ホフマンのスローインがペナルティーエリア端付近のオーバメヤンに渡ると、このガボン代表FWからロイスにパス。顔を上げたロイスはファーサイドでフリーになっていたムヒタリアンを見逃さず、最後はこのアルメニア代表MFが角度のない位置から冷静にネットを揺らした。

 

 

アラバにマークされるオーバメヤン

 

勢いに乗るBVBは果敢に追加点を狙ったが、その2分後にはオーバメヤンの決定的なシュートをノイアーに阻止される。その後、バイエルンが前半にBVBのゴールを脅かしたのは1度だけで、ラフィーニャのクロスに合わせたマンジュキッチの見事なボレーもバイデンフェラーが鋭い反応で防いだ。

 

BVBは後半開始直後にカウンターから追加点を奪う。まずは自陣でドゥルムがリベリのボールを奪うと、前方へ駆け上がるムヒタリアンにパス。ムヒタリアンはハーフウェーラインを越えた付近でスルーパスを送ると、ペナルティーエリア手前でこれを拾ったオーバメヤンが折り返す。最後は後方から猛然と駆け上がってきたロイスがゴール左隅に流し込み、スコアを2-0とした(49分)。

 

前半にソクラティスのロングボールに抜け出してノイアーと1対1になっていたホフマンが、今度は後半からバイエルンのゴールを守っていたレーダーと対峙。ロイスもサポートに入ったが、若きMFは先輩へのパスを選択せず、バウンドに合わせて自らシュート。これがレーダーの上を破ってネットに突き刺さり、スコアは55分の時点で3-0となった。

 

バイエルンが初めてバイデンフェラーを脅かしたのは、71分になってからのこと。ゲッツェのパスにマンジュキッチが抜け出したが、バイデンフェラーは素早く飛び出してコースを狭め、フィニッシュをゴールの横へと追いやった。その1分後にシュバインシュタイガーが放ったミドルシュートも横へそれると、75分にシャヒンのスルーパスからオーバメヤンが狙う。レーダーに阻まれたオーバメヤンはこぼれ球にも詰めたが、サイドネットを外側から揺らすにとどまった。83分、マンジュキッチがネットを揺らすも、オフサイドの判定でゴールは認められず。ラストチャンスでゲッツェが放ったフィニッシュもバイデンフェラーに阻まれたバイエルンは、ラフィーニャがムヒタリアンへのファウルで退場となり、1点も返せないまま10人で試合を終えた。

 

出場メンバー&ゴール
2014年4月13日 ブンデスリーガ第30節
FCバイエルン・ミュンヘン0-3(前半0-1)ボルシア・ドルトムント
バイエルン・ミュンヘン:ノイアー(46分 レーダー);ラフィーニャ、マルティネス、ダンテ、アラバ;ラーム、シュバインシュタイガー;ロッベン(69分 クロース)、ゲッツェ、リベリ(60分 ミュラー);マンジュキッチ
ボルシア・ドルトムント:バイデンフェラー;グロスクロイツ、ソクラティス、フンメルス(70分 フリードリヒ)、ドゥルム;シャヒン、ケール;ホフマン(62分 レバンドフスキ)、ロイス、ムヒタリアン;オーバメヤン(76分 ヨイッチ)
ゴール:ムヒタリアン(20分 ロイス)、ロイス(49分 オーバメヤン)、ホフマン(56分 ソクラティス)
CK:12-2(前半2-1)、好機:4-5(前半1-2)
主審:ツバイヤー(ベルリン)、退場:ラフィーニャ(90+1分)、警告:マルティネス、クロース(バイエルン)、ホフマン、ムヒタリアン(ドルトムント)
観客数:71000人(満員)、天候:晴れ、気温15度

 

今後の日程:
来週土曜のブンデスリーガでは、ホームで1FSVマインツ05と対戦(日本時間22時30分キックオフ)。しかしその前の15日には、DFBポカール準決勝でVfLボルフスブルクをジグナル・イドゥナ・パルクに迎える(同16日3時30分キックオフ)。

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