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2020.2.5

2-3:ブレーメンに屈し、8強進出ならず

2-3:ブレーメンに屈し、8強進出ならず

ボルシア・ドルトムントは敵地でベルダー・ブレーメンに2-3(前半0-2)で敗れ、DFBポカールの準々決勝進出を逃した。

 

レポート:ボリス・ルパート

 

BVBは守備の乱れからゼルケ(16分)とビッテンコート(30分)にゴールを許し、30分までに2点のビハインドを負ってしまう。後半には途中出場のアーリング・ホーランド(67分)が1点を返し、同じく途中出場のジョバンニ・レイナが69分にゴールを脅かしたものの、そのわずか1分後にラシツァの追加点を許した。それでもレイナの見事な一撃(78分)で再び食い下がったBVBだったが、後半アディショナルタイム3分にホーランドが放ったヘディングシュートもパブレンカに阻止され、8強進出を前に力尽きた。

 

 

戦前の状況:
KFCユルディンゲン(2-0)ボルシア・メンヘングラットバッハ(2-1)を下してラウンド16へ勝ち進んだBVBに対し、ブレーメンはアトラス・デルメンホルスト(6-1)とFCハイデンハイム(4-1)に勝利。両チームはDFBポカールで過去7回対戦し、BVBが4勝、ブレーメンが3勝という成績を残していた。

 

チーム情報:
2020年最初の“イングリッシュウィーク”ということもあり、ルシアン・ファブレ監督はウニオン・ベルリン戦の先発から4人を変更。ロマン・ビュルキ、ウカシュ・ピシュチェク、ホーランド(いずれもベンチスタート)、ラファエウ・ゲレイロ(筋肉の故障)に代え、マルビン・ヒッツ、ダン=アクセル・ザガドゥ、トルガン・アザール、ニコ・シュルツをスタメンに抜擢し、新加入のエムレ・ジャンもメンバー入りを果たした。

 

戦術:
3-4-3のシステムを採用したブレーメンは、大迫、ゼルケ、ラシツァが前線から積極的なプレッシングを敢行。ボールを支配するBVBがハーフウェーラインを越えると、各ライン間のスペースを埋める戦術を採ってきた。対するBVBも3-4-3でプレーし、前線中央のマルコ・ロイスの両脇にアザールとジェイドン・サンチョを配置。キャプテンのロイスは攻撃時にややポジションを下げ、アザールとサンチョが前に出る形となった。

 

試合の展開と分析:
両チームを通じて最初のチャンスが生まれたのは4分。右サイドを突破したアシュラフ・ハキミがロイスへクロスを送るも、フォクトがコーナーキックへ逃れた。その後はどちらも中盤のプレッシングが甘くなったが、11分にはブレーメンに初めてのチャンスが到来。クラーセンがペナルティーエリア端から放ったシュートはゴール上に外れたが、その5分後にはホームチームが均衡を破った。ハキミがペナルティーエリア端付近でフリードルにボールを奪われると、ラシツァのシュートがヒッツを強襲。ゼルケがリバウンドを押し込み、スコアを1-0とした。対するBVBは24分、アクセル・ビツェルのシュートのこぼれ球にマッツ・フンメルスが反応したものの、華麗なバイシクルキックはパブレンカに阻止された。

 

 

ブレーメンがコーナーキックからリードを広げたのはその直後だった。ロイスのクリアがビッテンコートに渡ると、かつてBVBに所属していたミッドフィルダーがペナルティーエリア手前からシュート。敵ながら見事と言うしかないゴールが決まった(30分)。

 

その後はBVBがボールを支配(35分以降の支配率は65%)したものの、ほぼ全員がボールより後方に下がって守るブレーメンのギャップを突くことができない。しかも、44分には再びブラック&イエローがピンチを迎えたが、ゼルケのシュートをヒッツが止めて事なきを得た。

 

後半からアザールに代わってホーランドがピッチへ。前半に不足していたプレーの厚み、そしてゴールへの脅威をもたらすための投入だったが、ノルウェーの怪物は入って3分もたたないうちにその期待に応え、ゴールから20メートルの好位置でフリーキックを獲得する。しかしロイスが蹴ったボールはブレーメンの壁を直撃してしまった。ブラック&イエローはブレーメンにボールこそ支配させなかったものの、相変わらずテンポに欠け、十分なプレスもかけられずにいた。

 

65分を回ったところでザガドゥを下げてレイナを送り込み、システムを4-2-3-1へ。その数分後、ロイスとサンチョが絡み、最後はブラントのクロスにホーランドが合わせて、ようやく1点を返す(67分)。69分にはレイナが同点ゴールに迫るも、これはパブレンカが阻止。するとその直後、逆にブレーメンに後半最初のチャンスを与えてしまい、再び2点差とされる。大迫のアシストからラシツァに決められた(70分)。

 

17歳のレイナは残り12分に仕事をし、カーブをかけた見事な一撃をゴール上隅に収めてスコアを2-3とする。続いてホーランドがサンチョにスルーパスを通すも、これは少しボールが強すぎた。

 

87分、今度はロイスが打っていったが、パブレンカに阻まれ、さらに負傷してジャンと交代(89分)。そしてビツェルのシュートがクロスバーを越えたところで6分間のアディショナルタイムに突入。93分のホーランドのヘディングシュートはパブレンカがかき出し、続くコーナーキックではヒッツも参加してヘッドで狙ったものの、これもわずかに枠を外れた。さらに96分、フンメルスのシュートも空しくクロスバーを越えていった。

 

 

出場メンバー&ゴール
DFBポカール・ラウンド16
SVベルダー・ブレーメン 3-2(2-0)ボルシア・ドルトムント
SVベルダー・ブレーメン:パブレンカ;ベリコビッチ、フォクト、モイサンデル;ビッテンコート、M・エッゲシュタイン、クラーセン、フリードル;大迫(バルテルス 89分)、ラシツァ(トプラク 90+5分);ゼルケ(サージェント 49分)
ボルシア・ドルトムント:ヒッツ;アカンジ、フンメルス、ザガドゥ(レイナ 66分);ハキミ、ビツェル、ブラント、シュルツ;ロイス(ジャン 89分);アザール(ホーランド 46分)、サンチョ
ベンチ:カピノ、グロース、シャヒン、J・エッゲシュタイン、ゴラー、ピサロ(ブレーメン);ビュルキ、ダフート、ゲッツェ、バレルディ、ピシュチェク、シュメルツァー
ゴール:ゼルケ(ラシツァ 16分)、ビッテンコート(30分)、ホーランド(ブラント 67分)、ラシツァ(大迫 70分)、レイナ(ブラント 78分)
好機:4-8(前半3-1)、CK:2-8(1-4)
主審:ビンクマン(ケルケン)、警告:ビッテンコート、モイサンデル;シュルツ、ロイス、レイナ
観客:4万2100人(チケット完売)、天候:乾燥、気温6度

 

今後の日程:
BVBは土曜日のブンデスリーガでバイヤー04レバークーゼンのホームに乗り込む(日本時間9日2時30分キックオフ)。

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