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2020.2.19

2-1:若きブラック&イエローがホームで躍動

2-1:若きブラック&イエローがホームで躍動

ボルシア・ドルトムントはUEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16第1戦でパリ・サンジェルマンをホームに迎え、アーリング・ホーランドの2ゴールで2-1(前半0-0)と勝利。3月11日の第2戦(日本時間12日5時キックオフ)を前に、わずかながらもアドバンテージを握った。

 

レポート:ボリス・ルパート

 

BVBはPSGの強力な攻撃陣を無力化する一方、フランス王者のゴールに何度となく襲いかかった。前半に迎えた決定機もBVBが3回、PSGが1回。ジグナル・イドゥナ・パルクを埋め尽くす6万6099人の大観衆も、ハーフタイムでベンチに退く選手たちに惜しみない拍手を送った。スタジアムが歓喜に包まれたのは69分。ホーランドが鋭い得点感覚を披露し、ホームチームに先制点をもたらす。75分にはネイマールの同点ゴールを許したが、その2分後に若きノルウェー代表ストライカーが再びネットを揺らし、BVBを勝利に導いた。

 

 

戦前の状況:
ここまでBVBが22試合で63得点、PSGが25試合で67得点を挙げており、欧州トップリーグでゴールを量産するチーム同士の対戦だった。グループステージでは6試合で5勝、わずか2失点のPSGに対し、BVBはホームで抜群の成績をマーク。獲得した勝ち点10のうち7ポイントを稼いだホームでは、バルセロナと引き分け(0-0)スラビア・プラハ(2-1)インテル・ミラノ(3-2)を倒していた。

 

チーム情報:
負傷のマルコ・ロイス、ユリアン・ブラント、トーマス・ディレイニーを欠いたBVBは、アイントラハト・フランクフルトを4-0で一蹴した先週金曜日のブンデスリーガと同じ11人を先発で起用した。

 

戦術:
PSGが採用したフォーメーションは、普段の4-2-4からアタッカーを1人削った3-4-3。守備には5-2-3へシフトし、エムバペの爆発的なスピードを生かすためにBVB最終ラインの背後へロングボールを入れてきた。BVBも5-2-3のような並びになっていたが、こちらの狙いは素早い攻守の切り替え。右サイドではアシュラフ・ハキミが脅威を与え、ジェイドン・サンチョもボールを持てば常に2人のマークを引き連れていた。

 

試合の展開と分析:
序盤からゲームを支配したのはBVBだったが、最初のチャンスをつくったのはPSG。11分、フリーキックを獲得しネイマールが直接狙うも、ポストの横へそれた。ただし、前半の間にアウェーチームに訪れた得点機は、この1回のみ。BVBは集中力を維持して堅守をキープ。中盤のセンターでは戦力的に動くジャンと警戒を緩めないビツェルがチームを支えた。

 

 

14分、PSGのコーナーをホーランドが頭でクリアしたのを機に、速攻を開始。サンチョが駆け上がったが、パスの出しどころを見いだせず、自ら放った18メートルのシュートは惜しくもポストの脇へ。7分後、右サイドを攻めたハキミが状況をよく見てジャンへ折り返すも、ベラッティの足にカットされた。23分にはフンメルスがフリーキックに頭で合わせたものの、山なりのボールは枠から外れた。

 

ブラック&イエローはボールを奪うと再三ゴール前に侵入。27分にハキミが打ったシュートはGKナバスに止められ、詰めたハキミもブロックされた。8分後、ホーランドがサイドネットを外側から揺らし、続いてサンチョのアシストを受けて好位置から狙うが、これもゴール枠をとらえ切れず。前半終了時点のシュート数はBVBが7対2と大きく上回っていた。

 

49分、ジャンのフィードを受けたハキミが角度のないところから狙うも、ナバスにセーブされる。続くコーナーのチャンスではボールを細かくつないだものの、得点には至らない。さらにホーランドにチャンスが訪れかけたが、ボールを持ちすぎてつぶされてしまう。それでもホームの観客はブラック&イエローの勇敢な姿勢を立ち上がって称え続けた。

 

 

一方で、PSGのようなチームを完璧に封じ込むことは難しい。ムバッペが65分と66分に立て続けに放ったシュートはビュルキが阻止。すると67分にハキミが狙うも、クロスバーをわずかに越えた。

 

ファブレ監督はアザールを下げてレイナを投入。すると、その最初のプレーから待望の先制点が生まれる。ビツェルが起点となり、ハーフウェーライン付近でジャンがつなぐと、レイナがワンタッチでサンチョへ。右サイドに展開されたボールをハキミがクロス。これに合わせたゲレイロのシュートはブロックされたものの、ホーランドがこぼれ球を押し込み、スタジアムに熱狂の渦を巻き起こした。

 

75分、ネイマールがムバッペのアシストから同点として挑発的な姿勢を見せたが、ジグナル・イドゥナ・パルクの大観衆はBVBを応援し続けた。わずか2分後、レイナのパスを受けたホーランドが、18メートルの距離からワンタッチでシュート。豪快な一撃はゴール上隅に突き刺さり、ホームチームは2-1と再びリードした。

 

 

81分にネイマール、86分にハキミがシュートを交換するも、スコアは変わらない。アディショナルタイム3分、チアゴ・シウバに同点のチャンスが訪れたが、これも決まらず、BVBは内容にふさわしい2-1の勝利を収めた。

 

試合を時系列でチェックするにはこちらをクリック(ドイツ語)

 

出場メンバー&ゴール:
UEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16第1戦

ボルシア・ドルトムント 2-1(前半0-0) パリ・サンジェルマン

 

ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ピシュチェク、フンメルス、ザガドゥ;ハキミ、ビツェル、ジャン、ゲレイロ;サンチョ(シュメルツァー 90分)、アザール(レイナ 67分)、ホーランド
パリ・サンジェルマン:ナバス;マルキーニョス、チアゴ・シウバ、キンペンベ;ムニエ、ゲイエ、ベラッティ、クルザワ;ディ・マリア(サラビア 77分)、エムバペ、ネイマール
ベンチ:ヒッツ、ダフート、ゲッツェ、シュルツ、アカンジ(BVB);リコ、ケーラー、カバーニ、イカルディ、ドラクスラー、クアシ(PSG)
ゴール:ホーランド(ゲレイロ 69分)、ネイマール(エムバペ 75分)、ホーランド(レイナ 77分)
好機:8-6(前半3-1) CK:3-3(前半1-1)
主審:マテウ・ロペス(スペイン) 警告:ビツェル;ゲイエ、ネイマール、ムニエ(次節出場停止)、ベラッティ
観客数:6万6099人(チケット完売) 天候:乾燥、気温6度

 

今後の日程:
パルク・デ・プランスでの第2戦は3月11日(日本時間12日5時キックオフ)だが、その前にブンデスリーガで大事な試合が続く。今週末には敵地でベルダー・ブレーメン(同22日23時30分)と、2月29日にはホームでSCフライブルク(同23時30分)と、3月7日には敵地でボルシア・メンヘングラットバッハ(同3月8日2時30分)と顔を合わせる。

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