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2013.9.2

2-1:ムヒタリアンの2発で開幕4連勝

2-1:ムヒタリアンの2発で開幕4連勝

ボルシア・ドルトムントが開幕から4戦4勝をマーク。1日のブンデスリーガ第4節でブラック&イエローはアイントラハト・フランクフルトを2-1(前半1-1)で破り、リーグで唯一、全勝記録を維持すると同時に首位でのリードを広げた。前半は見事なパフォーマンスを見せながらも1得点にとどまったBVBだが、最終的にはムヒタリアンの2ゴールで白熱の戦いを制することに成功した。

 

レポート:ボリス・ルパート(フランクフルト)

 

 

 

 

5万1500人の満員のコメルツバンク・アレーナで行われた一戦は、スピード、激しいタックル、そして多くの得点機にあふれる好ゲームとなった。前半はBVBのほうが好機をつくったが(フランクフルトの4回に対して7回)、ムヒタリアン(10分)とカドレツ(36分)が共にゴールを奪って1-1でハーフタイム。しかし56分にBVBのアルメニア代表MFが再び決め、チームに今季リーグ4勝目をもたらした。

 

戦前の状況:
BVBはクラブ史上初めてとなる開幕から公式戦5連勝でこの試合を迎えた。このためドルトムントから応援に駆け付けた約7500人のファンたちは期待に胸を膨らませていた。しかもフランクフルトは、BVBがブンデスリーガのチームの中で最も多くの勝利(37勝)を挙げている相性のいい相手。だが彼らとのアウェー戦では直近の7試合で1勝しかできていなかった。一方のフランクフルトは開幕スタートにつまづいたものの、その後公式戦3連勝と勢いを取り戻していた。

 

 

ベンダー

 

チーム情報:
ユルゲン・クロップ監督は今季初めて、前節のスタメンから1人を入れ替えるだけにとどめ、ケールに代えてベンダーを起用。ギュンドアンとピシュチェクは依然として戦列を離れている。対するフランクフルトはマイアー、ユング、ラキッチ、キッテル、そしてシュテンデラが欠場。SBの2人、オクツィプカとチェロッツィはベンチスタートとなった。

 

戦術:
フランクフルトはBVBがボールを持つと守備ラインを2本つくり、ローゼンタールとカドレツだけが前線に残ってフンメルツの上がりを警戒した。逆に自分たちがボールを持つと、4-2-3-1のフォーメーションへとシフト。アイクナーと乾がサイドに開いたり前線に押し上げたり、両SBが出ていったりして攻撃の形をつくった。BVBは4-2-3-1のフォーメーションで中盤センターでの素早いパス回しを心がけた。

 

 

リーグ戦初ゴールを挙げたムヒタリアンが駆け出す(写真:firo)

 

試合の展開と分析:
両チームとも立ち上がりから積極的で、開始15分までに合わせて6回の好機が生まれた。最初にチャンスをつくったのは、2013年のホームゲームで3勝2分け4敗、ドルトムントとの直近のホーム戦6試合では1勝しかしていなかったフランクフルト。アイクナーのクロスがゴールエリアの左隅で乾に通ったが、代表選手以外では世界最高のGKバイデンフェラーが立ちはだかった(4分)。

 

その1分後、今度はフランクフルトのGKトラップに出番が回ってくる。ロイスの好プレーからブワシュチコフスキが約13メートルのシュートを浴びせた。サイド攻撃はあまりなかったBVBだが、その数少ないチャンスでは脅威をもたらした。例えば9分にはグロスクロイツがサイドからペナルティーエリア端で待っていたロイスにパス。しかしロイスのシュートはクロスバーを越えた。

 

 

再びネットを揺らしたムヒタリアン

 

どちらもいい戦いを見せていたが、より押し気味だったBVBがリードを奪う。中盤でボールを奪ったブワシュチコフスキがフランクフルトのDF2人を抜ける絶妙なパスを通す。これをムヒタリアンが左足でネットに収め、BVBでの初ゴールを記録した(9分)。その5分後にはレバンドフスキが点差を広げるチャンスを得る。しかし一度かわされたトラップが、なんとかボールをBVBのエースの足元からかき出した。反対側のゴール前では、シュメルツァーが決死のタックルでカドレツを阻止(13分)。20分にもカドレツにシュートを打たれたが、ここはバイデンフェラーが好セーブを披露した。

 

上下黄色のユニフォームで戦っていたBVBは、その後もチーム一丸となってフランクフルトのゴールに襲い掛かり、相手守備陣を悩ませ続ける。フランクフルトの4バックはこの試合で始めて組んだメンバーだったが、BVBはそれを最大限に生かすことはできなかった。30分のシーンでもシュメルツァーが、自らシュートを打てた状況でムヒタリアンへの横パスを選択。そして36分、ついにこれらのミスのツケを払わされる。乾のクロスをアイクナーが頭で狙うと、ポストに当たってカドレツのもとへ。これをカドレツが至近距離から押し込み、スコアを1-1の同点とした。この時点でBVBの9本に対し、フランクフルトも7本の枠内シュートを記録していたため、ゴールが決まったのも当然と言えば当然だった。

 

 

 

ハイボールを競り合うベンダー

 

前半終了間際にBVBで今季初のイエローカードをもらったフンメルスは、ハーフタイムでソクラティスと交代。BVBがフィニッシュの精度を欠いていたためなんとか1失点に抑えていたフランクフルトは、後半も勢いよくスタートさせる。しかし彼らの同点ゴールと同様、BVBの2点目も突然やってきた。56分、右サイドでベンダーからパスを受けたグロスクロイツがボールをムヒタリアンに託す。素早く中に切れ込んだムヒタリアンは、ゴール前約17メートルの位置から阻止不能の一撃をゴール左隅に突き刺した。

 

リードを奪い返したBVBだったが、安どすることはできず、守備陣が慌てさせられるシーンも一度ならずあった。62分のアンデルソンの一撃はポストに救われる。しかしここからようやく試合のテンポが少し緩む。ホームのフランクフルトは終盤に最後の猛攻に出たものの、BVBが守り切り、またしても勝ち点3を手に入れることに成功した。

 

出場メンバー&ゴール
2013年9月2日 ブンデスリーガ第4節
アイントラハト・フランクフルト 1-2(前半1-1) ボルシア・ドルトムント
アイントラハト・フランクフルト:トラップ、シュレック、ザンブラーノ、アンデルソン、ジャクパ(67分 オクツィプカ)、ルス、フルム(71分 シュベクラー)、アイクナー、ローゼンタール、乾(83分 ホセル)、カドレツ
ボルシア・ドルトムント:バイデンフェラー、グロスクロイツ、スボティッチ、フンメルス(46分 ソクラティス)、シュメルツァー、ベンダー、シャヒン、ブワシュチコフスキ(71分 オーバメヤン)、ムヒタリアン、ロイス(86分 ケール)、レバンドフスキ 得点:ムヒタリアン(10分 ブワシュチコフスキ)、カドレツ(36分 アイクナー)、ムヒタリアン(56分 グロスクロイツ)
CK:8-6(前半1-4) 好機:7-9(前半4-7)
主審:グレーフェ(ベルリン) 警告:ザンブラーノ、フンメルス、ロイス
観客数:5万1500人(満員) 天候:曇り、気温:17度

 

今後の日程:
BVBからは計17選手が各国代表に招集。その大半がチームに戻ってくるのは、9月14日(日本時間15日1時30分キックオフ)に行われるハンブルガーSV戦のわずか3日前になる。

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