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2013.9.25

2-0:DFBポカール、延長戦の末に2回戦突破

2-0:DFBポカール、延長戦の末に2回戦突破

 ボルシア・ドルトムントがDFBポカールでベスト16進出を決めた。1965年、1989年、2012年に続く4度目の優勝を目指すBVBは、TSV 1860ミュンヘンを延長戦の末に破った。消耗戦となり、BVBはシュート4本をゴール枠に阻まれたものの、延長戦の15分に途中出場のオーバメヤンがついに均衡を破ると、ムヒタリアンもその2分後に決め、勝負に決着をつけた。

 

レポート:ボリス・ルパート(ミュンヘン)

 

 

アリアンツ・アレナは過去最高の7万1000人(そのうちなんと1万5000人がBVBファン!)の観客で埋め尽くされた。試合はアウェーのBVBが完全支配。それを物語るように、枠内シュート数で21対2、CK数で14対1、ボール支配率76%と1860ミュンヘンを圧倒した。しかし、90分間でゴールネットを揺らすことはできず、勝負は延長戦へ。その後オーバメヤンがPKで待望の先制点を奪うと、直後にムヒタリアンが電光石火のカウンターを正確なフィニッシュで締めくくり、ホームチームを突き放した。

 

戦前の状況:
BVBは今シーズンの国内公式戦8試合で7勝1分けと無敗を続けており、自信をもってミュンヘンに乗り込んだ。対する1860ミュンヘンは4勝1分け3敗。2部リーグで現在5位で、DFBポカール1回戦では3部のハイデンハイムをPK戦の末に退けた。BVBはSVビルヘルムスハーフェンを3-0で下していた。

 

チーム情報:
BVBは先週土曜日のニュルンベルク戦からメンバー5人を変更。バイデンフェラーに代わってランゲラクがゴールを守り、フンメルス、シャヒン、ムヒタリアン、レバンドフスキも先発。スボティッチ、オーバメヤン、ドゥクシュはベンチスタートとなった。シュメルツァーはケール、ギュンドアン、ピシュチェクと共に負傷欠場した。

 

ランゲラク

 

戦術:
BVBはフォーメーションをなじみの4-2-3-1に戻した。一方、1860ミュンヘンは守備的な4-5-1を選択。セカンドストライカーのフレンドに代え、中盤でシュタールを起用した。これについて1860ミュンヘンのフンケル監督は「ボールを追いかけ回せる選手が必要だ。BVBにスペースを与えたら、(2-6で敗れた)HSV(ハンブルガーSV)のようになってしまうだろう。それではまずい」と説明していた。

 

試合の展開と分析:
ほとんどのプレーが相手陣内で行われる試合となり、BVBは前掛かりになり過ぎないことだけに注意すればよかった。警戒すべき選手もラウトただ一人で、1860ミュンヘンは自陣に残った9人で守備を固める。しかし、BVBは攻め込みながらも効果的な攻撃を繰り出せず、ロイスのシュートがポストをかすめた17分までゴールを脅かすこともできなかった。

 

 

シュタールと競り合うムヒタリアン

 

 

BVBはボール支配率が77%を越え、242本ものパスをつなぐなどスタッツで圧倒したにもかかわらず、その後もラストパスさえ通せない我慢の展開が続く……。対する1860ミュンヘンは試合のペースを落とすことに成功しつつ、唯一獲得したCKからシュタールのヘディングシュートがポストをかすめる。前半終了間際にはBVBが再びチャンスを迎えたが、レバンドフスキとロイスのシュートはブロックに遭った。

 

両チームとも前半と同じメンバーで後半を迎えたが、1860ミュンヘンは少しだけ攻撃的なプレーを選択するようになる。おそらくフンケル監督が、前半と同じ流れではいずれゴールを奪われると判断したからに違いない。しかし、そのアプローチが続いたのも15分間ほどで、BVBは後半開始直後から二度の決定的なチャンスをつくっていた。

 

ドゥルムがシュトッペルカンプを抜き去る

 

 

まず48分、不十分なクリアを拾ったクバのシュートがクロスバーを直撃すると、続いてロイスとグロスクロイツの見事な連係からレバンドフスキにチャンスが訪れる。レバンドフスキは無人のゴールに流し込むだけでよかったが、トラップが余計だったのか、懸命に戻ったビュローの脚にシュートを阻まれてしまった。

 

そのまま時間だけが経過し、BVBは60分過ぎにもチャンスをつくったが、ロイスとクバのシュートはまたしてもGKキラーイに阻止された。

 

119本ものパスを成功させたベンダーは、70分にホフマンと交代。するとその直後にホフマンがゴールを脅かしたものの、キラーイはこのシュートをなんと脇の下で止めてみせた。

 

残り時間が15分を切った頃、BVBは勝負を決めていてもおかしくないスタッツを残していたが、スコアは依然として0-0のまま。1860ミュンヘンは危ない場面になると身体を張って守り、BVBに得点を許さなかった。そしてソクラティスのヘディングシュートがゴール横に外れた瞬間、主審の笛がタイムアップを告げ、勝負は延長戦に突入する。

 

延長戦でも1860ミュンヘンは運に恵まれ、ロイスの強烈なシュートをポストに救われる。さらにその3分後、キラーイが届かなかったロイスのFKはクロスバーに嫌われた。なんという不運だろう!

 

ラウトのタックルをかわすブワシュチコフスキ

 

 

形勢が逆転する気配はなく、諦めモードに入っていた1860ミュンヘンのファンに対し、1万5000人のBVBサポーターは、本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクの大声援をそのまま送り届けた。そして、ここへきて試合をコントロールし始めたロイスがホフマンとの見事なパス交換からペナルティーエリア内に入り込むと、後ろからシュタールに押される。PK!シュタールはこの行為で一発退場になってしまった。オーバメヤンが冷静にこのPKをGKの左に決め、ついにBVBが1-0とリードを奪う。

 

この直後、ランゲラクが右サイドのホフマンに見事なボールを投げる。ピッチを猛スピードで駆け上がったホフマンは、エリア内にムヒタリアンを見つけてボールを託す。ムヒタリアンは飛び出してきたキラーイを冷静にサイドステップでかわすと、激闘の末の価値ある勝利を確定する2点目をネットに収めた。

 

出場メンバー&ゴール
2013年9月25日 DFBポカール2回戦
TSV 1860ミュンヘン 0-2(前後半0-0、延長戦0-2) ボルシア・ドルトムント
1860ミュンヘン:キラーイ、フォルツ(112分 トマソフ)、シンドラー、ビュロー、ボイトコビアク、シュタール、シュトッペルカンプ、バネンベチュ、シュタルク、アドルング、ラウト(112分 フレンド)
ボルシア・ドルトムント:ランゲラク、グロスクロイツ、ソクラティス、フンメルス、ドゥルム、ベンダー(69分 ホフマン)、シャヒン、ブワシュチコフスキ(99分 オーバメヤン)、ムヒタリアン、ロイス、レバンドフスキ(105+3分 シーバー)
ゴール:オーバメヤン(105分 PK、シュタールのロイスへのファウル)、ムヒタリアン(107分 ホフマン)
CK:1-18(前半1-3、前後半1-14) 好機:1-10(前半1-1、前後半1-4)
主審:バイナー(ギーゼン) 退場:シュタール 警告:フォルツ、シュタルク(1860ミュンヘン)、ブワシュチコフスキ(ドルトムント)
観客数:71000人(満員) 天候:晴れ、気温22度

 

今後の日程:
ベスト16の組み合わせ抽選会は、29日の中央欧州標準時18時から始まるARDのスポーツ番組内で行われる。試合は12月3日または4日に行われる予定。28日はブンデスリーガでSCフライブルクをホームに迎える(キックオフは日本時間22時30分)。

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