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2016.3.3

2-0:ラモスとドゥルムが決めてダルムシュタットで勝利

2-0:ラモスとドゥルムが決めてダルムシュタットで勝利

敵地ダルムシュタットでのミッションは完遂した。ボルシア・ドルトムントはSVダルムシュタット98を2-0(前半1-0)で退け、マインツに1-2で競り負けた首位FCバイエルン・ミュンヘンとの勝ち点差を8ポイントから5ポイントに縮めることに成功した。

 

1万7000人の観客で満員となったメルク=シュタディオン・アム・ベレンファルトーアで、BVBはアドリアン・ラモスのゴールにより38分に先制。53分にはエリック・ドゥルムがブンデスリーガ通算2点目を挙げ、早くも勝ち点3を確実なものとした。

 

レポート:フェリックス・ウルリッヒ

 

戦前の状況:
2位チームが14位チームの本拠地に乗り込んだ一戦。しかしBVBはこの試合を甘くは見ていなかった。シーズン前半戦のホームゲームでBVBの勝利を阻んだのは、この昇格組チームだけだったからだ(2-2の引き分け)。このためトーマス・トゥヘル監督は試合前、「ダルムシュタットはかなり挑戦的に来るだろう。格下のチームらしく厳しいタックルと素早いカウンター、我々の陣地へのロングボールを駆使してくるはずだ」とチームに警告を発していた。ただダルムシュタットはここまでのホームゲーム12試合でわずかに1勝、勝ち点8しか手にできていなかったため、データ上はBVBが勝利、または少なくとも引き分けを収める可能性が高かった。

 

ラモスは38分に先制点を挙げ、ブンデスリーガで4日間に2点を記録

 

チーム情報:
ロマン・ビュルキは体調不良により欠場。ロマン・バイデンフェラーが今シーズンのブンデスリーガで初出場を果たした。トゥヘル監督は6日間で3試合目となるこのダルムシュタット戦で、3-1と勝利したホッフェンハイム戦からそのほか7名を変更。ベンダー、シュメルツァー、シャヒン、香川、ムヒタリアン(ベンチ入り)、ロイス、ピシュチェク(遠征に帯同せず)に代えて、ギンター、フンメルス、ドゥルム、ギュンドアン、カストロ、ラモス、そしてこれがトップチームでのデビューとなった17歳のフェリックス・パスラックが先発に入った。

 

戦術:
BVBは4-3-3のフォーメーションを採用し、ボールを持っていないときは4-2-3-1、ビルドアップ時には3-2-4-1にシステムを変更した。ダルムシュタットのディフェンス陣がよく走り、非常に統率の取れた守備を見せたため、BVBはそこにわずかな隙間が空くのを辛抱強く待たなければならなかった。ホームチームは4-4-2の布陣を敷き、ボールを取り返すとダイレクトに前線に運ぶべく、バグナーにロングボールを入れることが多かった。このため試合は、徐々に両チームがセカンドボールを奪い合う展開になっていった。

 

試合の展開と分析:
ブラック&イエローはダルムシュタットで勢いよく試合をスタートさせることができなかったが、これは予想していたことだった。職人のように黙々と仕事をこなす時間帯が続いたものの、ピッチコンディションが悪いなかでもボール支配率83%を記録し、試合を支配した。

 

ラモスがリバウンドを押し込む

 

前半終了時のデータはシュート数8-1、ボール支配率71%とBVBが大きく上回っていたが、タックル成功率は41%にとどまった。しかし大事なのはゴール数で勝ったこと。まずフンメルスがほとんどフリーでダルムシュタットのペナルティーエリアにボールを持ち込み、これをもらったカストロが中央にセンタリングを上げる。オーバメヤンのヘディングシュートはGKマテニアに阻止されたが、こぼれ球をラモスが押し込んで1-0とした(38分)。

 

ドゥルムの追加点は自身のブンデスリーガ通算2点目

 

直後の44分には、ギュンドアンにスコアを2-0とする絶好機が巡ってくる。しかし至近距離からフリーで放った一撃はマテニアの足にブロックされた。ダルムシュタットは深く引いて守り、かなりの時間、BVBをゴール前に寄せ付けなかった。攻撃でもバイデンフェラーのゴールを脅かす場面をつくったが、8メートル手前からバグナーが狙った一撃は惜しくも左ポスト脇に抜けていった。

 

後半はBVBが勢いよくスタート

 

後半が始まると、BVBがすぐに会場を盛り上げる。52分にラモスのパスからオーバメヤンが最初の得点機を迎えたが、ゴールの目の前でボールを押し込めない。しかしその60秒後の53分、ドゥルムが仕事をする。相手守備陣の間を通した絶妙なスルーパスをとらえた23歳は、右足でネットをとらえた。ドゥルムにとっては今シーズン初ゴール、ブンデスリーガでは自身通算2点目。2-0で勝利した2015年5月9日のヘルタBSC戦以来のゴールだった。

 

先制点の起点となった主将フンメルス

 

このあとしばらくはBVBが格の違いを見せつけ、オーバメヤン(54分)、ギュンドアン(55分)が立て続けに追加点に迫ったが、それぞれシュートは左ポストとゴール左上隅をかすめていった。ダルムシュタットもまだ諦めてはおらず、60分にブランチッチ、69分にはラウシュが打っていったが、いずれも枠をとらえることができなかった。

 

残り20分を切ってもBVBは気を抜かず、リードを守るべく主導権を握り続けた。トゥヘル監督は70分に、まずまずのデビュー戦を送ったパスラックに代えてムヒタリアンを、84分にギュンドアンに代えてライトナーを投入。しかしこのころには、緊迫した雰囲気もほぼなくなっていた。71分にはマテニアがオーバメヤンのシュートに好セーブを披露。これがラストチャンスとなり、BVBにとってはありがたいことに、あまり神経をすり減らされることなく試合は終了した。

 

出場メンバー&ゴール
2016年3月2日 ブンデスリーガ第24節
SVダルムシュタット98 0-2(前半0-1) ボルシア・ドルトムント

 

SVダルムシュタット98:マテニア;ユングビルト、スル、ライコビッチ、カルディローラ;ヘラー(85分 シリグ)、ニーマイアー(82分 プラッテ)、ゴンドルフ、ラウシュ;バグナー、ブランチッチ(63分 ケンペ)
ボルシア・ドルトムント:バイデンフェラー;ギンター、スボティッチ、フンメルス、ドゥルム;バイグル;ギュンドアン(83分 ライトナー)、カストロ;パスラック(69分 ムヒタリアン)、オーバメヤン、ラモス
ベンチ:ザウスカ、ホラント、ジュニオール=ディアス、シュトロー=エンゲル(ダルムシュタット);ボンマン、ベンダー、シャヒン、香川、シュメルツァー(BVB)
ゴール:ラモス(38分 オーバメヤン)、ドゥルム(53分 カストロ)
CK:2-4(前半1-3) 好機:2-8(前半1-3)
主審:グレーフェ(ベルリン) 警告:スボティッチ(BVB)
観客数:16000人(完売) 天候:ドライ、気温6度

 

今後の日程:
「試合終了の笛は次の試合開始の笛でもある」とかつてゼップ・ヘルベルガーが言ったように、ダルムシュタットで試合終了の笛が吹かれると、すぐに注目は5日の頂上対決、BVB対バイエルン・ミュンヘンの一戦に移った。ジグナル・イドゥナ・パルクで行われるこの試合のチケットはすでに完売している。BVBはその後、3月10日にUEFAヨーロッパリーグでトッテナム・ホットスパーをホームに迎え(日本時間11日3時キックオフ)、3日後にはマインツとのアウェー戦に挑む(日本時間14日1時30分キックオフ)。

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