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2019.10.3

2-0:ハキミとビュルキの活躍でスラビアに快勝

2-0:ハキミとビュルキの活躍でスラビアに快勝

ボルシア・ドルトムントはUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節でSKスラビア・プラハのホームに乗り込み、アシュラフ・ハキミの2ゴールで2-0(前半1-0)と快勝。グループF最大のライバルであるインテル・ミラノとの2連戦を前に、勝ち点を4に伸ばした。

 

レポート:ボリス・ルパート、ティモ・ラマート(プラハ)

 

双方にチャンスが相次ぎ、見どころの多いオープンな試合になった。ロマン・ビュルキが前半に2本のスーパーセーブを披露したBVBは、好機を生かせない場面が続きながらも35分にハキミが先制。後半開始早々にもカウンターからジェイドン・サンチョが追加点を奪うかと思われたが、相手GKとの1対1を仕留められなかった。その後は追いつきたいスラビアに攻め込まれたが、終了間際のカウンターから再びハキミが得点。このゴールをアシストしたのは、またしてもユリアン・ブラントだった。

 

戦前の状況:
チェコ王者は第1節でインテルと1-1で引き分けるなど、公式戦24試合無敗の勢いに乗っていた。一方、BVBは過去3回のプラハ遠征で負けがなく、失点も許していなかった。

 

チーム情報:
パコ・アルカセルはアキレス腱に炎症を起こし、ニコ・シュルツと共に欠場。BVBはSVベルダー・ブレーメンと2-2で引き分けたブンデスリーガの一戦から3人の先発を入れ替え、ユリアン・バイグル、エデン・アザール、マリオ・ゲッツェ(いずれもベンチスタート)に代えてマッツ・フンメルス、ラファエウ・ゲレイロ、ブラントを起用した。

 

戦術:
両チームとも極めてフレキシブルな4-2-3-1のフォーメーションを採用。スラビアの中盤両サイドの動き方にもその柔軟性がはっきりと現れていた。左ウイングのオラインカは、守備時にサンチョをマークした左SBボジルをサポート。攻撃時には前線まで顔を出し、やや中央よりの位置を取った。一方、右サイドのマソプストもツォウファルと共にハキミをケアしていたため、スラビアの最終ラインは6人が並ぶような形になることが多くなっていた。対するBVBは、最前線に入ったブラントがミッドフィルダーのような動きで何度となくラインの間を狙い、スラビア守備陣の対応を難しくした。

 

試合の展開と分析:
BVBは鋭い出足を披露し、サンチョとウカシュ・ピシュチェクのコンビで右サイドを攻略。開始2分までに2本のコーナーキックからゴールを脅かす。その後はペースを取り戻したスラビアに反撃を許すも、サンチョの折返しからハキミがシュート。これは至近距離からの決定的なシュートだったが、わずかにゴール横へ外れた。

 

 

ビュルキが好セーブを連発

 

20分過ぎにはスラビアのマソプストがBVB守備陣の背後を取ったが、ビュルキとの1対1を決められない。さらにその3分後には、スタンチュの際どいフリーキックをビュルキが見事にセーブした。この時間帯のBVBは、パスミスからのカウンターを狙うスラビアの守備に苦戦。30分までのボール支配率は60%を記録したものの、ラストパスの精度が悪く、攻めあぐねるようになっていた。

 

それでも35分、ブラントのパスで抜け出したハキミが右サイドを駆け上がり、シェフツィクとGKコラーシュをかわしてシュート。BVBに待望の先制点をもたらす。このゴールで勢いに乗ったブラック&イエローは、オフ・ザ・ボールの動きも見違えるように改善。スラビアに自由なプレーを許す回数も少なくなり、1点のリードを保ったまま試合を折り返した。

 

 

メンバーを変えずに臨んだ後半も、先にチャンスを迎えたのはBVB。カウンターから抜け出したサンチョが相手ゴールキーパーと1対1になったものの、トラップが大きすぎてシュートを撃てなかった。その後はボールを保持しながら試合をコントロールしようとするBVBに対し、スラビアがリスクを覚悟の上で攻勢に出る。52分にはテツルがゴールに迫ったが、このシュートはわずかにサイドネットの外側へ。ホームチームはさらに圧力を強めたが、遠めからゴールを狙うにとどまった。

 

しばらくシュートチャンスのなかったBVBは、83分にハキミが角度のない位置からコラーシュを脅かす。ここでは決めきれなかったハキミだが、その6分後には再び歓喜の瞬間が訪れた。またしてもブラントのパスで抜け出すと、相手ゴールキーパーの足下にシュートを流し込み、BVBの勝利を確実とした。この日2ゴールと大活躍したモロッコ代表サイドバックは、直後にダン=アクセル・ザガドゥと交代。後半アディショナルタイムに投入されたマリオ・ゲッツェがチャンスを決めていれば、スコアは3-0になっていてもおかしくなかった。

 

試合を時系列で見るにはこちら(ドイツ語)

 

出場メンバー&ゴール

UEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節
SKスラビア・プラハ 0-2(前半0-1)ボルシア・ドルトムント
SKスラビア・プラハ:
コラーシュ;ツォウファル、クデラ、ホボルカ、ボジル;シェフツィク、ソーツェク;マソプスト(ゼレン 75分)、スタンチュ(スコダ 83分)、オラインカ;テツル(ファン・ブレン 59分)
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ピシュチェク、アカンジ、フンメルス、ゲレイロ;ビツェル、ディレイニー;サンチョ(アザール 74分)、ロイス、ハキミ(ザガドゥ 90分);ブラント(ゲッツェ 90+2分)
ベンチ:コバーシュ、ホレシュ、フレシュバウアー、フリードリヒ(スラビア);ヒッツ、ダフート、バイグル、ブルーン・ラーセン(BVB)
ゴール:ハキミ(ブラント 35分)、ハキミ(ブラント 89分)
好機:7-7(前半3-3)、CK:6-2(前半2-2)
主審:カイペルス(オランダ)、警告:シェフツィク、ホボルカ(スラビア)、ピシュチェク(BVB)
観客数:1万9317人(チケット完売)、天候:雨、気温10度

 

今後の日程:
今週土曜日には敵地でSCフライブルクと対戦(日本時間22時30分キックオフ)。ブンデスリーガはその後、インターナショナルマッチウィークで今シーズン2度目の中断期間に入る。

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