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2013.5.19

10人のBVB、不運な黒星 - PK2本で逆転許す

10人のBVB、不運な黒星 - PK2本で逆転許す

ボルシア・ドルトムントは2012-13シーズンのブンデスリーガを黒星で終えた。土曜日、黒と黄の軍団は運に恵まれず、TSGホッフェンハイムを内容で上回りながらも1-2の敗北を喫した。試合の大部分で優位に立っていたものの、PK2本で逆転された。守護神バイデンフェラーを退場で失うというアクシデントもあった

 

レポート:ヨハネス・フォルシュポール

 

 

8万645人の観客が詰め掛け、今季19度目の満員御礼となったジグナル・イドゥナ・パルクで、BVBは開始6分にロベルト・レバンドフスキのゴールで先制。その後もゲームを支配したが、サリホビッチに2本のPK(77分、82分)を決められた上、バイデンフェラーを退場で失った。後半ロスタイムにレバンドフスキが再びネットを揺らし、BVBは勝ち点1を確保したかと思われたが、オフサイドの判定でゴールは認められなかった。

 

戦前の状況:
ブンデスリーガ2位と17位の対決。ホッフェンハイムは、降格を回避するか、少なくともプレーオフへ回るためには、BVBに勝った上で他試合の結果に助けられる必要があった。BVBはリーグで8戦連続無敗(6勝2分け)としていた。

 

チーム情報:
ユルゲン・クロップ監督はチームの戦力をほぼフル活用できた。ただし、ゲッツェはリハビリ中で、再びグロスクロイツが中盤に入った。BVBの指揮官はボルフスブルクと3-3で引き分けた前節からメンバー2人を変更。シャヒンとサンタナに代わり、ブワシュチコフスキとスボティッチが先発復帰した。一方、ホッフェンハイムのマルクス・ギズドル監督はブクチェビッチとバイスを起用できなかった。

 

ブワシュチコフスキ

 

戦術:
BVBは4-2-3-1のフォーメーション。中盤の底では今回もギュンドアンがベンダーと並んだ。ホッフェンハイムは守備的な4-4-2でスタート。前線でフィルミーノとコンビを組んだセカンドストライカーのボラントは、中盤深くまで戻りがちだった。

 

試合の展開と分析:
BVBは序盤から主導権を握ると、すぐにその攻勢が実を結ぶ。左サイドでフリーになったシュメルツァーのクロスに合わせ、クバがファーポストでヘディングシュート。ホッフェンハイムのGKカステールスはこれをブロックしたものの、リバウンドを押し込んだレバンドフスキが今季24点目を挙げた!(6分)。

 

レバンドフスキが至近距離から先制

 

ホッフェンハイムは試合のペースについていけず、その後もBVBが何度となくチャンスを迎える。しかし、18分にはクバが見事な個人技でペナルティーエリアに侵入するも、シュートはカステールスにセーブされた。

 

徐々にペースが落ち、ホッフェンハイムにボールを持たれる時間が増えたものの、BVBの強固な守備を脅かすまでには至らない。それでも37分、アウェーチームに前半最大のチャンスが訪れたが、フィルミーノのスルーパスで抜け出したサリホビッチのシュートはバイデンフェラーが阻止した。その後もピシュチェクとレバンドフスキが追加点のチャンスを迎えたBVBに対し、ホッフェンハイムはルディーが中盤でクバにファウル。これはレッドカードでもおかしくない危険なプレーで、ホッフェンハイムが11人でハーフタイムを迎えられたのは幸運というしかなかった。

 

レバンドフスキは今季24ゴールとした(写真:firo)

 

BVBは後半に入っても気迫に満ちたパフォーマンスを披露し、積極的に2点目を狙いにいく。しかし、ホッフェンハイムはこの日のMVPともいえるカステールスが追加点を許さず、53分にはグロスクロイツのミドルシュートをセーブ。その1分後にはギュンドアンのシュートを指先でしのいだ。一方、この時間帯でホッフェンハイムに訪れたチャンスは、シップロックのシュートがバイデンフェラーを脅かした59分の一度だけだった。

 

BVBはとどめを刺そうと攻勢を強めるも、ゴール前でのプレーに正確性を欠いてしまう。66分にはクバが右サイドを抜け出し、途中出場のケールに決定機を演出したが、BVBの主将はカステールスの牙城を崩すことができなかった。

 

来季の2部降格を回避すべく、試合終了15分前から攻撃のペースを上げたホッフェンハイムは、73分にシップロックが際どいヘディングシュートを放つ。さらにその2分後、ボラントがペナルティーエリア内で倒されると、主審のドレース氏は迷わずPKを宣告! これは厳しい判定だったが、サリホビッチがこのチャンスを冷静に仕留めて試合を振り出しに戻した(77分)。

 

疑惑の判定はこれが最後ではなかった。その数分後にはバイデンフェラーがプロフェッショナルファウルで退場処分となり、再びホッフェンハイムにPKを献上。BVBはすでに3人の交代枠を使い切っていたため、グロスクロイツが急きょGKを務めることになる。サリホビッチに強烈なシュートを決められ、ホッフェンハイムに逆転を許したのも無理はなかった(82分)。

 

しかし、ホームチームは最後まであきらめず、同点ゴールを狙って前掛かりとなる。そして後半ロスタイム4分、FKの不十分なクリアを拾ったシュメルツァーがシュートをねじ込み、BVBの攻勢が実を結んだ……かと思われたが、一度ゴールを認めたドレース主審は副審との協議でこれを撤回。オフサイドポジションのレバンドフスキがわずかにボールに触れたとして、BVBのゴールを取り消してしまう。このあり得ない判定に場内は騒然となったが、そのまま逃げ切ったホッフェンハイムが2-1の勝利を収めた。

 

出場メンバー&ゴール:
2013年5月18日 ブンデスリーガ第34節
ボルシア・ドルトムント 1-2(前半1-0)TSGホッフェンハイム
ボルシア・ドルトムント:バイデンフェラー;ピシュチェク(69分 シーバー)、スボティッチ、フンメルス(78分 サンタナ)、シュメルツァー;ギュンドアン、ベンダー(60分 ケール);ブワシュチコフスキ、ロイス、グロスクロイツ;レバンドフスキ
TSGホッフェンハイム:カステールス;ベック、アブラアム、ベステルゴーア、ヨンソン;サリホビッチ、ルディー(46分 スツァルカ)、ポランスキ、オクス(58分 シップロック);ボラント、フィルミーノ(86分 ズーレ)
ゴール:レバンドフスキ(6分 ブワシュチコフスキ)、サリホビッチ(77分 PK、フンメルスのボラントに対するファウル)、サリホビッチ(82分 PK、バイデンフェラーのシップロックに対するファウル)
CK:2-0(前半2-0) 、好機:8-3(前半4-1)
主審:ドレース(マインツ)、退場:バイデンフェラー(80分、プロフェッショナルファウル)
警告:ロイス(BVB)、ルディー、ベステルゴーア、シップロック、フィルミーノ(ホッフェンハイム)
観客数:8万645人(満員) 、天候:曇り、気温10度

 

今後の日程:
次はいよいよウェンブリー! 5月25日土曜日(キックオフは日本時間26日午前3時45分)、BVBは2012-13シーズン最終戦となるUEFAチャンピオンズリーグ決勝でバイエルン・ミュンヘンと激突する。

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