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2020.3.1

1-0:サンチョ決勝点、ホームで辛うじて勝利

1-0:サンチョ決勝点、ホームで辛うじて勝利

ボルシア・ドルトムントはSCフライブルクに1-0で競り勝ち、ジグナル・イドゥナ・パルクで今シーズン無敗を保った。ブラック&イエローはホームでの公式戦18試合で14勝目を挙げたものの、この日の勝利は幸運に恵まれた側面もあったと言わざるを得ない。

 

レポート:ボリス・ルパート(ジグナル・イドゥナ・パルク)

 

チケット完売のジグナル・イドゥナ・パルクは8万1365人の大観衆でいっぱいに。BVBは15分にこの日初めてのチャンスを迎えると、ジェイドン・サンチョがこれを決めて1-0とした。しかし、その後はうまくスペースを埋めたフライブルクを攻略できず、一進一退の攻防が続く。しかも後半に入ると、追いつきたいフライブルクに押し込まれる時間帯が続いた。

 

戦前の状況:
BVBはフライブルクに対し、ブンデスリーガの39試合で25勝11分け3敗。クラブ別の対戦成績では最も大きく勝ち越している相手になる。ホームでも直近11試合で10勝を挙げていた(29得点3失点)。

 

 

チーム情報:
ゴールを量産しているアーリング・ホーランドは、風邪の影響もあってベンチスタート。リーグ戦の直近3試合で先発を固定していたルシアン・ファブレ監督もメンバー変更を余儀なくされ、ブレーメン戦で途中出場したユリアン・ブラントがスタメンに復帰した。ただしこの日のBVBは、マリオ・ゲッツェ(風邪)、マルコ・ロイス(筋肉の負傷)、トーマス・ディレイニー(調整中)を欠いていた。

 

戦術:
ホーランドが欠場したBVBはシステムも変更。このノルウェー代表の両脇にフォワードを置く形ではなく、ウインターブレーク前に使用していた3-2-3-2のフォーメーションに戻した。中盤中央から攻撃をコントロールするレジスタの役割を担ったのはブラント。守備時には中盤両サイドのラファエウ・ゲレイロとアシュラフ・ハキミがポジションを下げて対応し、3バックがフライブルクの攻撃に応じて4バックまたは5バックに変形した。一方、3-4-3のフライブルクは立ち上がりから積極的なプレッシングが目立ち、キックオフ直後から5選手がBVB陣内に流れ込んできた。

 

試合の展開と分析:
運動量が多く、組織的で統率が取れたフライブルクに対し、BVBはなかなかチャンスをつくることができなかった。序盤は素早い攻守の切り替えから崩しにかかったが、最初のチャンスを迎えたのは15分。ブラントがペナルティーエリア端付近でうまくボールをコントロールすると、パスを受けたトルガン・アザールがリーンハルトをかわしてクロス。ゴール前に詰めていたサンチョが今シーズン14点目を決め、BVBに先制点をもたらした。

 

 

晴れていたかと思えば突然の豪雨、さらに強風と変わりやすい天気に見舞われた試合だったが、リードを許したフライブルクが慌てることはなかった。アウェーチームも25分に初めてのチャンスを迎え、グリフォがミドルシュートでゴールを脅かす。その後にブラントがようやく2本目のシュートを放ったBVBは、30分の時点で64%のボールを支配していたものの、シュート数では2-2とまったくの互角だった。その直後にはアザールが相手守備陣のギャップを突いたが、自身のタイミングでシュートを撃たせてもらえなかった上、最終的には相手ディフェンダーが伸ばした脚にブロックされた。35分にはアクセル・ビツェルが遠目の距離から狙うも、これはクロスバーの上。対するフライブルクも前半のうちに何度か攻め込んだが、結局1-0のままハーフタイムを迎えた。

 

BVBは前半に頭を強打していたマッツ・フンメルスに代え、後半からマヌエル・アカンジを投入。しかし試合の流れは変わらず、フライブルクを押し込むことも、チャンスをつくることもできない。後半最初の惜しい場面と言えば、61分にブラントがペナルティーエリア手前から狙った一撃だった。ブラントはこの直後にホーランドと交代でベンチに下がった。

 

その後は時間の経過に伴い、フライブルクがゴールに迫る回数が増えていく。まず68分、シュミットの際どいシュートがポストをかすめると、続いてグリフォの強烈なフリーキックがビュルキを強襲。その直後にはペーターゼンがフリーでヘディングシュートを放ち、万事休すかと思われたが、ウカシュ・ピシュチェクが辛うじてライン上でクリアした。フライブルクの猛攻をしのいだBVBはどうにか落ち着きを取り戻し、敵陣内でボールをキープできるようになる。しかし追加点を奪うことはできず、84分にはサンチョのフリーキックが壁を直撃。88分にハキミが放ったシュートも、相手選手に当たってゴール横へ流れる。アディショナルタイムの4分間を含め、終盤のBVBは再び劣勢を余儀なくされたものの、守備に人数を割き、どうにか逃げ切ることに成功した。

 

 

試合を時系列でチェックするにはこちらをクリック(ドイツ語)

 

出場メンバー&ゴール
ブンデスリーガ第24節
ボルシア・ドルトムント 1-0(前半1-0) SCフライブルク

 

ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ピシュチェク、フンメルス(46分 アカンジ)、ザガドゥ;ハキミ、ビツェル、ジャン、ゲレイロ;ブラント(62分 ホーランド);アザール(81分 レイナ)、サンチョ
SCフライブルク:シュボロウ;シュミット、グルデ、リーンハルト、ハインツ(86分 シュロッターベック)、ギュンター;ハベラー(46分 カイテル)、ヘフラー;サライ(70分 ヘーラー)、グリフォ;ペーターゼン
ベンチ:ヒッツ、ダフート、シュルツ、バレルディ、モレイ、シュメルツァー(BVB);フレッケン、ラベ、ボレロ、イッター、テンペルマン
ゴール:サンチョ(15分 アザール)
CK:6-4(前半1-2) 好機:5-6(前半3-3)
主審:ハートマン(バンゲン) 警告:ジャン
観客数:81365人(チケット完売) 天候:変わりやすい、気温13度

 

今後の日程:
BVBは今シーズンを左右するような3試合に向け、今後6日間を準備に当てることができる。まず来週土曜には4位ボルシア・メンヘングラットバッハのホームに乗り込み(日本時間8日2時30分キックオフ)、その4日後のUEFAチャンピオンズリーグ・ラウンド16第2戦ではやはり敵地でパリ・サンジェルマンと対戦。14日にはFCシャルケ04との第156回レビアダービーが控えている(同23時30分キックオフ)。

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