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2018.12.24

1月:選手往来の季節

1月:選手往来の季節

2018年のボルシア・ドルトムントは主要大会の決勝へ進出、あるいはタイトルを獲得することができなかったものの、今年は約110年間に及ぶクラブの歴史においても極めて充実した1年だった。これから12日間にわたり、ブラック&イエローの激動の12カ月を振り返っていく。

 

1月3日、わずか13日間のウインターブレークを終えた選手たちは、スペインのマルベージャで1週間にわたる冬季合宿をスタート。その数週間前にペーター・シュテーガー前監督を迎え、クリスマス前に1FSVマインツ05TSG1899ホッフェンハイムを退け復調していたBVBは、チャンピオンズリーグ出場を目標に掲げる新監督の下、アンダルシアのまぶしい太陽の下で練習に汗を流した。ウカシュ・ピシュチェク、マリオ・ゲッツェ、ゴンサロ・カストロ、エリック・ドゥルム、マルコ・ロイスなど主力の復帰もチームに弾みをつけ、新体制のBVBは年明け早々のテストマッチでフォルトゥナ・デュッセルドルフ1895を2-0で下した

 

 

しかし、ブンデスリーガ再開後の初戦では再三のチャンスをモノにできず、ホームでVfLボルフスブルクと0-0で引き分けてしまう。続いて敵地でヘルタBSCに挑んだ一戦でも、後半開始42秒でダビー・ゼルケの先制点を許した上、71分に決まった香川真司のゴール1-1の引き分けに持ち込むのが精いっぱいだった。この試合のBVBは終盤に猛攻を仕掛け、勝ち越しゴールを奪っていてもおかしくなかったが、ジェイドン・サンチョのシュート(82分)は惜しくも枠の外。さらにジェレミー・トリアン(85分)が相手ゴールキーパーの壁を崩せず、アレクサンデル・イサクの一撃はクロスバーに嫌われた(86分)。

 

SCフライブルクをホームに迎えた次の試合でも、後半アディショナルタイム3分という土壇場にトリアンのボレーシュートで2-2に追いつき、辛うじて勝ち点1をもぎ取った。8万1360人のファンが見守る中、BVBは鋭い立ち上がりを披露すると、9分に香川の鮮やかなゴール幸先よく先制。しかしその後は尻すぼみとなり、ニルス・ペーターセンに2ゴール(21分、68分)を許して1-2と逆転された。最終的にはタイムアップ寸前のラストプレーでどうにか追いついたものの、シュテーガー前監督就任直後の2試合で8位から3位まで順位を上げていたBVBは、2018年初頭の3連続ドローで6位へ後退してしまった。

 

 

フライブルク戦ではマヌエル・アカンジが初めてベンチ入りを果たした。最終的に2022年6月30日までの契約を結んだこのスイス代表ディフェンダーについて、BVBスポーツディレクターのミヒャエル・ツォルクは「ヨーロッパ中のクラブがマヌエルのパフォーマンスに注目していた。そんな状況でも当クラブを選んでくれたことを嬉しく思う」と話していた。一方、サンチョもついにプロデビューを果たし、2018年初頭の3試合で先発フル出場。同じく才能あふれる19歳のFWヤコブ・ブルーン・ラーセンは、かつてBVBユースを指導した元恩師のハネス・ボルフ監督の下で実戦経験を積むため、同じブンデスリーガのVfBシュツットガルトへ半年の期限付きで移籍した。ただし運が悪いことに、ボルフ監督はその5日後にシュツットガルトを離れている。

 

その他にも選手の往来が相次ぎ、FCバルセロナに契約解除金を払って17歳のスペインユース代表FWセルジオ・ゴメスを獲得。逆にスペイン代表DFマルク・バルトラは祖国に戻り、レアル・ベティス・バロンピエの一員となった。さらに2011、2012年の優勝メンバーで、BVBの象徴ともいうべきDFネベン・スボティッチがASサンテティエンヌへ移籍。契約解除という本人からの希望を受け入れた理由について、ハンス・ヨアヒム・バツケCEOは「ネベンは競技面でもそれ以外の部分でもクラブに多大な貢献をしてきた」と明かしている。また、アーセナルFCへ引き抜かれたFWピエール=エメリク・オーバメヤンと入れ替わる形で、ミチー・バチュアイがチェルシーFCからレンタルで加わった。

 

長らくパートナー関係にあるマーケティング会社「ラガルデール・スポーツ」との契約も2026年まで延長された。契約更新の主な理由について、BVBのトーマス・トレースCFO(最高財務責任者)は次のように語った。「ラガルデール・スポーツは引き続きドイツ国内および海外の市場において、ボルシア・ドルトムントの広告、メディア、ホスピタリティーの各権利を管理することになるが、2020年7月からはこれがBVBにとって非常に好条件なものになる。同社は放映権一括管理の分配収益に関与しないことになるからだ」

 

文:ボリス・ルパート

 

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