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2020.5.1

09周年記念:ニュルンベルク戦のマッチレポ

09周年記念:ニュルンベルク戦のマッチレポ

2-0:ニュルンベルクを下して7度目のリーグ優勝!

 

ブラック&イエローは終わりなき歓喜に沸いた。ブンデスリーガ第32節、ホームで1FCニュルンベルクに2-0と勝利したボルシア・ドルトムントは、クラブ史上7度目のドイツ王者に輝いた。ルーカス・バリオスとロベルト・レバンドフスキのゴールで競り勝ったBVBは、2位のバイヤー・レバークーゼンがケルンにアウェーで敗れたこともあり、首位でのフィニッシュが確定した。

 

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ジグナル・イドゥナ・パルクはニュルンベルクから駆け付けた6500人のアウェーファンを含む8万720人の観客で埋め尽くされた。バリオスのゴールで32分に先制したBVBは、ハーフタイム直前にレバンドフスキが追加点をマークして点差を広げる。ケルンがレバークーゼンからリードを奪ったとの情報が入るとスタジアムは大興奮。そして2011年のブンデスリーガ王者はボルシア・ドルトムントと決まった。

 

戦前の状況:
首位と7位、得点数リーグ2位と失点数リーグ4位との対決。ウインターブレーク以降に獲得した勝ち点はBVBが26ポイント、ニュルンベルクが25ポイントと、その差は1ポイントのみだった。BVBには同時刻にケルンと敵地で戦うレバークーゼンと争うタイトル、ニュルンベルクにはホームにアイントラハト・フランクフルトを迎えるマインツと争うヨーロッパリーグ出場権が懸かっており、どちらも負けられない一戦だった。

 

チーム情報:
まず朗報は、足首のケガとひざの問題でそれぞれ木曜日の練習を休んだバリオスとケビン・グロスクロイツが、いずれも先発入りできたこと。そのため前節からの変更はバリオスのみで、ヤクブ・ブワシュチコフスキがベンチに回った。一方、ヌリ・シャヒン、パトリック・オボモイエラ、セバスティアン・ケール、香川真司は欠場。ニュルンベルクはフランツ、チャンドラー、ブニャクを欠いての戦いとなった。

 

戦術:
BVBはバリオスを1トップとするいつもの4-2-3-1のフォーメーション。レバンドフスキが再びセンターの攻撃的ミッドフィルダーとしてグロスクロイツとマリオ・ゲッツェの間に入った。アウェーチームも同じ4-2-3-1を選択。センターフォワードのシーバーをマク、エキチ、アイグラーがアシストする形を取った。ディーター・ヘッキング監督はハーフタイムに少し戦術を変更。より攻撃を意識した4-1-4-1にシフトした。

 

試合の展開と分析:
日差しが降り注ぐ満員のスタジアム。熱いサッカーが繰り広げられる舞台として、コンディションは完璧に整っていた。序盤は両チームともコンパクトに戦い、ボールを支配して守備ではスペースを消し、カウンター攻撃に出ていく回数も最小限に抑えていた。開始から15分間はほとんど得点チャンスはなく、どちらも守備に重点を置いた。特筆すべきは、12分にグロスクロイツが放った豪快なロングシュートぐらいで、これはニュルンベルクのGKシェーファーに弾かれた。アウェーチームが初めてゴールマウスを視野にとらえたのは21分のセットプレー。危険なフリーキックがペナルティーエリア内に放り込まれたが、好位置にいたボルフもボルシャイトもうまく合わせることができなかった。この立ち上がりの時間帯、BVBは統率の取れたニュルンベルクの守備を前に、なかなかチャンスをつくり出すことができなかった。

 

スタジアムに緊張が走ったのは26分。レバンドフスキからのスルーパスに反応したバリオスが、出てきたシェーファーより先にボールに触ろうとダッシュで突っ込む。その際、足がシェーファーに当たってしまったが、アウェーチームはこれを故意のプレーだと主審にアピール。2人とも負傷して倒れ込んだが、幸い短時間の治療でどちらもプレー続行となった。立ち上がったバリオスに主審はイエローカードを提示。これは厳しいジャッジだった。その6分後、両者に再び注目が集まる。ニュルンベルクの守備陣がクリアに失敗し、ボールがゲッツェの前方へ。強烈な一撃はシェーファーに阻まれたものの、こぼれたボールをバリオスが冷静に押し込み、BVBがスコアを1-0とする。“パンサー”と呼ばれたバリオスはニュルンベルクと相性がよく、これで同チームとの3試合で5ゴールとなった。

 

この先制ゴールはブラック&イエローのパスサッカーに自信を与えた。37分にはバリオスが再びゴールに迫るも、ウカシュ・ピシュチェクからのピンポイントのクロスをネットに収めることはできない。しかしそれからほどなく、レバンドフスキがリードを2点に広げる。マッツ・フンメルスがエリア内に送ったロングボールから始まった。マーカーを振り切ったレバンドフスキがキーパーと1対1に。ワンタッチで蹴り上げたボールがネットに収まり、ポーランド代表フォワードのシーズン8ゴール目が決まった。ジグナル・イドゥナ・パルクはブラック&イエローの歓喜に包まれた。

 

後半が始まってもBVBの勢いは止まらず、ハイテンポなプレーでアウェーチームを釘付けにする。ニュルンベルクは前半、いい形で試合に入っていたが、もはや自陣ハーフから滅多に出られなくなってしまった。それでも56分、珍しく攻撃に転じるとアイグラーがゴール前に抜け出す。しかしシュートはロマン・バイデンフェラーにポスト脇へと押し出された。その数分後、今度はBVBにリードをさらに広げるチャンスが。アントニオ・ダ・シウバの蹴ったコーナーキックにネベン・スボティッチが頭で合わせたが、シュートはわずかに枠を外れた。

 

16時54分、レバークーゼンがケルンに先制ゴールを奪われたことをスタジアムアナウンサーのノルベルト・ディッケルが告げると、会場は早くもお祝いムードとなる。「ドイツのチャンピオンになるのはBVBだけ」とファンは叫んだ。ユルゲン・クロップ監督も一瞬、その波に乗っかったが、すぐに気持ちを引き締めると、戦術的規律を維持するようチームに大声で指示した。BVBは最後まで威厳あふれるプレーを披露。ニュルンベルクを労なく封じ込めた。78分にはレバンドフスキがスタンディングオベーションを受けながらベンチに下がり、代わってクバ(ブワシュチコフスキ)がピッチへ。その直後、バリオスにまたしてもチャンスが来たが、ヘディングシュートは惜しくもクロスバーの上。主審が試合終了を告げるホイッスルを口元に持っていくと、ブラック&イエローは喜びを爆発させた。こうしてボルシア・ドルトムントは、2011年のブンデスリーガ王者となった。

 

BVB-TV:ニュルンベルク戦のフルマッチを含む09周年記念動画はこちら

 

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