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2013.10.6

0-2:試合を支配しながらボルシアMGに無念の黒星

0-2:試合を支配しながらボルシアMGに無念の黒星

ボルシア・ドルトムントはボルシア・メンヘングラッドバッハとのアウェー戦を0-2(前半0-0)で落とし、8戦目で今季ブンデスリーガ初黒星を喫した。BVBは試合を支配していたものの、審判の判定で流れはホームチームへと大きく傾いた。フンメルスのヘルマンに対するファウルの後、グレーフェ主審はPKスポットを指示。これをクルーゼが決めると、さらにラファエウが追加点を奪った。

 

レポート:デニス=ユリアン・ゴッチュリヒ(メンヘングラッドバッハ)

 

 

ボルシア・パルクに集まった5万4010人の満員の観衆の前で、BVBは前半にわたり相手を圧倒(枠内シュート数16対1、ボール支配率59パーセント)。しかし、それをゴールに結びつけられなかった。アウェーチームは後半も攻勢を続けたものの、81分に先制のPKを決められ、その5分後にラファエウに2点目を奪われた。

 

戦前の状況:
BVBはリーグ戦7試合で勝ち点19を獲得し、ボルシアMGと9ポイント差で首位に立っていた。しかし、得点数で上位2位(BVBは21得点、ボルシアMGは17得点)の両チームだけに、攻め合いが期待された。両者の対戦がスコアレスドローに終わったのは1994年が最後で、その後の32試合ではゴールが生まれていた。過去82試合の平均得点数は3.3ゴールだった。

 

チーム情報:
ピシュチェク、シュメルツァー、ケール、ギュンドアンと守備陣に負傷者が続出しているBVBのユルゲン・クロップ監督は、CBソクラティス(そけい部)も起用できず、代わりにコレイ・ギュンターを出場登録選手に入れた。UEFAチャンピンズリーグのマルセイユ戦を出場停止で欠場したバイデンフェラーは、ランゲラクに代わりゴールに復帰。それ以外は3-0で快勝したその試合から変わらなかった。一方、ボルシアMGのルシアン・ファブレ監督は、負傷離脱中のダエムスを除けばベストメンバーを組めた。

 

負傷欠場:ソクラティス

 

戦術:
ファブレ監督は4-2-3-1のフォーメーションを選択。BVBのクラシックな4-4-2に対し、相手ボール時はスペースを埋め、ワンタッチサッカーを止めようとした。ホームチームはボールを奪うと両サイドSBが上がり、素早いカウンター攻撃に幅を持たせた。

 

シュトランツルと空中で競り合うロイスをサポートに行くムヒタリアン[写真:firo]

 

試合の展開と分析:
BVBは自信を持って試合に臨み、スタートからボールを支配。もっぱらオーバメヤン、グロスクロイツ、そしてドゥルムのいる右サイドから攻撃を仕掛けた。そして序盤に二度、好機を迎えたが、ゴール前約11メートルの位置から放ったロイスのシュートは惜しくも決まらず、シャヒンの20メートルのFKもクロスバーを越えた。そしてこの試合最初の決定機は15分を回ったところでやってきた。シャヒンがクロスを入れると、ボルシアMGのペナルティーエリア内で混乱が起きる。好位置にいたベンダーはシュートを蹴り損ねたが、続くミドルシュートをGKテア・シュテーゲンが取りこぼす。フンメルスが押し込めばゴールだったが、ボルシアMGの守護神は何とかボールをはじき出した。

 

ボルシアMGは守勢に回り、BVBに攻撃させてカウンターのチャンスを狙っていた。しかしBVBのよく統率された守備の前に、その機会は巡ってこない。ブラック&イエローは完全にホームチームを圧倒し、次々と得点機をつくる。まずグロスクロイツがゴール前24メートルの位置からテア・シュテーゲンを試し(23分)、続いてロイスがエリア内に走り込んでセンタリングを入れたが、これに合わせるチームメートがいなかった(25分)。さらにオーバメヤンが角度のない所から狙い(29分)、ロイスも14メートルのシュートを放ったが枠をとらえられなかった(33分)。

 

ベンダー対ヘルマン

 

前半は枠内シュートが16-1、ボール支配率59パーセントといずれもBVBが上回っていたが、スコアにその差は表れなかった。ボルシアMGはハーフタイムにルシアン・ファブレ監督から喝を食らわされたようで、後半から危機感を高めてくる。48分には最初の攻撃の形をつくったが、BVBはフンメルスが決死のタックルを見舞い、アランゴにシュートを打たせない。ホームチームに二度目の好機が訪れたのは60分。ペナルティーエリア左端からアランゴが内側に走り込んできたベントに横パス。しかしシュートは右ポスト脇に抜けていった。

 

これらのシーンはあったものの、BVBは依然として試合を支配し、得点機もつくり続けていた。58分にはオーバメヤンがGKをかわしたが、角度がなさすぎてゴールは奪えず。4分後にはロイスがゴール前25メートルの位置から狙うも、枠に飛んだボールはテア・シュテーゲンにクロスバーの上へと押し出されてしまった。

 

あと一歩でゴールをこじ開けられるところまで来ていたため、ユルゲン・クロップ監督は攻勢を強めるべく71分にホフマンとベンダーを投入。77分にはブワシュチコフスキに代えてムヒタリアンも送り込む。ムヒタリアンはすぐに見せ場をつくり、11メートルの距離から低いシュートを放ったが、テア・シュテーゲンが素早い反応で阻止してみせた(78分)。

 

試合はここから劇的な展開を見せる。BVBの守備の隙間を突こうとしたヘルマンがフンメルスに倒される。フンメルスがこの行為でグレーフェ主審に退場を言い渡されたのち、クルーゼがPKを沈めてボルシアMGが先制に成功する(81分)。

 

10人に減ったBVBはここから猛攻を仕掛ける。そして22メートルの位置で獲得したFKをロイスが蹴ったが、これもテア・シュテーゲンにセーブされる。逆に86分、反対側のゴール前でラファエウに追加点を奪われ、0-2で屈した。

 

出場メンバー&ゴール:
2013年10月5日 ブンデスリーガ第8節
ボルシア・メンヘングラッドバッハ 2-0(前半0-0) ボルシア・ドルトムント
ボルシア・メンヘングラッドバッハ:テア・シュテーゲン;ヤンチュケ、シュトランツル、ドミンゲス(56分 ブロウベルス)、ベント;ノーバイト(82分 クラマー)、ジャカ;ヘルマン(77分 フルゴタ)、アランゴ;ラファエウ、クルーゼ
ボルシア・ドルトムント:バイデンフェラー;グロスクロイツ、スボティッチ、フンメルス、ドゥルム;ベンダー(72分 ホフマン)、シャヒン(89分 ギュンター);オーバメヤン、ムヒタリアン(77分 ブワシュチコフスキ)、ロイス;レバンドフスキ
ゴール:クルーゼ(81分 フンメルスのノーバイトへのファウルで得たPK)、ラファエル(86分 アランゴ)
CK:1-9(前半0-4) 好機:3-9(0-6)
主審:グレーフェ(ベルリン) 退場:フンメルス(81分 プロフェッショナルファウル) 警告:シュトランツル、クラマー(ボルシアMG)、グロスクロイツ、レバンドフスキ(BVB)
観客数:54,011人(満員) 天候:晴れ/曇り、気温16度

 

今後の日程:
リーグ再開後、BVBは10月19日(土)にハノーファー96をジグナル・イドゥナ・パルクに迎える(キックオフは日本時間19日22時30分)。その3日後のチャンピオンズリーグではアーセナルFCのホームに乗り込む。

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