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2016.10.2

0-2:主導権握るもレバークーゼンで沈黙

0-2:主導権握るもレバークーゼンで沈黙

ボルシア・ドルトムントは9月の過酷な連戦を乗り切ったものの、ブンデスリーガ第6節でバイヤー・レバークーゼンに0-2(前半0-1)の敗北を喫した。

 

3万210人の観客で埋め尽くされた敵地バイアレーナでの一戦は、ブラック&イエローが主導権を掌握。しかしその優位性を得点に結びつけることができず、10分のCKからアドミル・メフメディのヘディングシュートで先制されてしまう。その後もBVBは同点ゴールを狙って攻め立てたが、レバークーゼンの頭脳的な守備の前に決定機をつくり出すことができない。終盤には鋭いカウンターからチチャリートの追加点(79分)を許し、レバークーゼンが勝利を決定づけた。

 

レポート:デニス=ユリアン・ゴッチュリヒ

 

戦前の状況:
BVBが最後にバイアレーナで敗北を喫したのは、トーマス・ドル監督時代の2007年5月19日。当時のブラック&イエローは、まだUEFAインタートトカップを戦っていた。この試合ではレバークーゼンのシュテファン・キースリンクとシモン・ロルフェス、BVBのエビ・スモラレクがゴールを記録している。それ以降のBVBは、敵地でレバークーゼンに4勝5分けの成績。トーマス・トゥヘル監督は試合前に「これでようやく連戦もひと段落となるが、最後にまた難しいテストが待っている」と話しつつ、選手たちには「持てる力以上のものを注ぎ込もうという姿勢を見せ、貪欲に戦ってほしい」と要求していた。

 

試合後の反応やインタビューもBVBtotal!で視聴可能

 

チーム情報:
マルク・バルトラ(内転筋に違和感)、スベン・ベンダー(足首の負傷)、エリック・ドゥルム(ひざの手術)、アドリアン・ラモス(内転筋に違和感)、マルコ・ロイス(恥骨の炎症)、アンドレ・シュールレ(内側側副靭帯の損傷)、さらにネベン・スボティッチ(胸部の手術)を欠いたBVBのトゥヘル監督は、レアル・マドリーCFと引き分けたチャンピオンズリーグの一戦から2人のスタメンを変更。クリスティアン・プリシッチとセバスティアン・ローデを先発に起用し、マルセル・シュメルツァーとマリオ・ゲッツェをベンチスタートとした。対するレバークーゼンはベララビ(腱の手術)とポーヤンパロ(中足骨の骨折)とユルチェンコ(腓骨の骨折)を欠いていた。

 

空中戦で競り合うチチャリートとバイグル

 

戦術:
BVBが攻撃的な3-2-2-3のフォーメーションを採用。最終ラインはウカシュ・ピシュチェク、ソクラティス、マティアス・ギンターの3バックとなり、相手ボール時にはラファエウ・ゲレイロが下がって4人で対応する形を採った。前線は中央にピエール=エメリク・オーバメヤン、左右にウスマヌ・デンベレとクリスティアン・プリシッチを置いていたが、15分過ぎには今シーズン多用している4-1-4-1のシステムへシフトした。一方のレバークーゼンは、攻撃時に4-2-3-1、守備時には4-4-2の陣形でBVBに対抗した。

 

試合の展開と分析:
ホームのレバークーゼンは立ち上がりから素早いカウンターを再三仕掛け、BVBの守備陣は対応に追われる。開始3分にチャルハノールが直接狙ったFKは左ポストの脇へ。間もなくしてチチャリートがフリーで放ったヘディングは、ビュルキが枠外へ弾き出した。しかし、これでレバークーゼンが得た試合最初のCKからゴールが生まれる。10分、高く上がってゴールエリアに入ってきたボールに対処しようとしたバイグルがメフメディに押されて転倒。ところがマヌエル・グレーフェ主審は笛を吹かず、完全フリーのメフメディがヘディングシュートをゴール左上隅に押し込んだ。

 

レバークーゼンがメフメディのヘディングシュートで先制

 

リードを許したBVBはなかなかリズムに乗れず、70%のボールを支配しながらもチャンスをほとんどつくれない。レバークーゼンの素早いプレスに攻撃の組み立てを妨害され、パスミスを繰り返した。20分過ぎにピシュチェクのラストパスにオーバメヤンが抜け出すも、レノにシュートを止められる。32分、反対側のゴール前でカンプルが狙うが、18メートルのシュートは右上に外れる。前半終了前にはデンベレ(45分)とゲレイロ(45+1分)がミドルシュートを浴びせたものの、いずれも決まらなかった。

 

得点機をつくれず

 

後半に入っても流れは変わらず、BVBは主導権を握りながらもチャンスをほとんどつくれない。一方、レバークーゼンは引き続き攻撃をカウンターに頼り、50分に後半最初のチャンスをつくる。だが、カンプルが放った20メートルのシュートはビュルキが難なくセーブした。その直後、オーバメヤンが中央左寄りから狙うも、トプラクにブロックされる。続いてシュメルツァーがペナルティーエリア内にボールを入れると、ローデはシュートせず、これをスルー。そこにオーバメヤンが走り込んだが、ターに阻止されてしまった。

 

チチャリートが勝利を決定づける

 

ブラック&イエローは後半が進んでいっても試合を支配し続け、時にレバークーゼンのペナルティーエリアに10人全員が入り込んでいることもあった。しかし残り時間が少なくなり、トゥヘル監督は攻撃に新たなパワーを加えるべく、モルと香川を投入。しかしBVBはラストパスやクロスの精度が悪く、いずれもレバークーゼンの強固な守備にブロックされてしまう。GKレノもBVBの同点ゴールを阻止すべく奮闘。65分のモル、73分のオーバメヤンのシュートも見事にセーブしてみせた。

 

反対側のゴール前ではビュルキも73分にチチャリートの一撃を阻止。しかしその数分後、レバークーゼンは左サイドのチャルハノールが起点となったカウンターを冷静にフィニッシュまで持っていく。フォラントと連係したチャルハノールが中央に絶妙なクロスを入れ、これをチチャリートがネットに収めた(79分)。残り5分にはオーバメヤンが1点を返しにかかったが、ここはターがブロック。逆にレバークーゼンはフォラントがスコアを3-0とするチャンスを迎えたが、ビュルキを破ることはできなかった。

 

試合後の反応やインタビューもBVBtotal!で視聴可能

 

2016年10月1日ブンデスリーガ第6節
バイヤー・レバークーゼン 2-0(1-0) ボルシア・ドルトムント

バイヤー・レバークーゼン:レノ;L・ベンダー(46分 ベンデウ)、ター、トプラク(ドラゴビッチ)、ヘンリヒス;ブラント(67分 フォラント)、アランギス(90分 バウムガルトリンガー)、カンプル、チャルハノール;メフメディ、チチャリート
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ピシュチェク、ソクラティス、ギンター;バイグル、ゲレイロ;ローデ(71分 香川)、カストロ(46分 シュメルツァー);プリシッチ(46分 モル)、オーバメヤン、デンベレ
ベンチ:エーズカン、ドラゴビッチ、クルーズ、ハフェルツ(レバークーゼン);バイデンフェラー、パスラック、シャヒン、ゲッツェ(BVB)
ゴール:メフメディ(10分 チャルハノールのCK)、チチャリート(79分 チャルハノール)
CK:1-9(前半1-3) 好機:5-3(3-1)
主審:グレーフェ(ベルリン) 警告:アランギス、カンプル、チチャリート、トプラク、チャルハノール(レバークーゼン)、ギンター(BVB)
観客数:3万210人(満員) 天候:晴れ、気温17度

 

今後の日程:
5週間で8試合の過密日程を終えたBVBは、13日間に及ぶ代表戦の中断期間に突入。14日(金)のブンデスリーガ次節では、ホームでヘルタBSCと対戦する(日本時間15日3時30分キックオフ)

 

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