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2016.3.6

0-0:バイエルンからゴールを奪えず

0-0:バイエルンからゴールを奪えず

ボルシア・ドルトムントはホームでゴールを奪うことができず、FCバイエルン・ミュンヘンと0-0(前半0-0)で引き分けた。この結果、バイエルンがBVBに勝ち点5差の首位を保っている。

 

8万1359人の観客で埋め尽くされたジグナル・イドゥナ・パルクでは、両チームが激しい攻防を展開。前半はBVBのピエール=エメリク・オーバメヤン(11分)とエリック・ドゥルム(20分)、バイエルンのドグラス・コスタ(28分)とアリエン・ロッベン(42分)がゴールを脅かした。バイエルンは後半、アルトゥーロ・ビダルのシュート(66分)がクロスバーを直撃。BVBもカウンターで対抗したものの、オーバメヤン(51分)とアドリアン・ラモス(88分)が決定機を生かしきれず、勝ち点1を分け合う結果に終わった。

 

レポート:フェリックス・ウルリッヒ

 

戦前の状況:
ホームに1FSVマインツ05を迎えた前節を1-2で落としていた首位バイエルンに対し、2位BVBは5連勝で勝ち点2差まで詰め寄るチャンスを迎えていた。また、4位を16ポイント引き離しているBVBは、後続の追い上げを気にする必要がない状態。しかしバイエルンは重圧を感じ始めており、試合前にはカール=ハインツ・ルンメニゲCEOが「敗北は許されない」と話す一方、ジョゼップ・グアルディオラ監督も「今後もハードワークを続けなければ王座を守れない」と危機感をあらわにしていた。BVBのトーマス・トゥヘル監督は控えめな姿勢を崩さず、「おそらく最強のバイエルンと戦うことになるだろう。我々が苦しむ時間帯もあるはずだ」と話していた。

 

チーム情報:
トゥヘル監督は敵地で2-0と快勝したSVダルムシュタット戦から先発を6人変更し、ロマン・ビュルキとウカシュ・ピシュチェク、スベン・ベンダー、マルセル・シュメルツァー、ヘンリク・ムヒタリアン、マルコ・ロイスを起用。ロマン・バイデンフェラー、マティアス・ギンター、ネベン・スボティッチ、ゴンサロ・カストロ、フェリックス・パスラックらがスタメンから外れ、内転筋を痛めているソクラティスは今節もメンバー外となった。一方、バイエルンもマインツ戦から5人を入れ替え、ラフィーニャ、メディ・ベナティア、チアゴ、フランク・リベリ、キングスリー・コマンに代えてフィリップ・ラーム、ヨシュア・キミッヒ、シャビ・アロンソ、ドグラス・コスタ、トーマス・ミュラーを起用。故障のホルガー・バトシュトゥバー、ジェローム・ボアテング、ハビ・マルティネスは欠場した。

 

ロイスが先発に復帰

 

戦術:
トゥヘル監督は攻撃時に3-4-2-1となるシステムを採用し、ピシュチェク、ベンダー、マッツ・フンメルスが3バックを形成。しかし守備時には、右サイドでドグラス・コスタのマークを担当したドゥルムが引いて4バックに、左サイドのシュメルツァー(ロッベンをケア)も下がった場合は5バックのような形になることも多かった。一方、BVBの前線はバイエルン(フォーメーションは4-1-4-1)に対し、非常に高い位置からプレスを敢行。フンメルスに与えられた役割も興味深いもので、このCBは機を見て中盤まで上がり、バイエルンのビルドアップを寸断した。

 

試合の展開と分析:
激しいタックル、素早いカウンター、枠内へのシュート、サイドラインド沿いでの熱い討論、そして壮大ながら緊張感のある雰囲気。この頂上決戦には、名勝負の要素がすべて備わっていた。5分に最初のチャンスをつくったのはバイエルン。ドグラス・コスタのクロスをビュルキが弾き返すと、トーマス・ミュラーがゴールまで13メートルの位置からフリーでシュート。しかし、これはクロスバーを越えた。

 

ドゥルムの一撃はサイドネットへ

 

試合はすぐさま攻め合いの様相を呈し、11分にはムヒタリアンのパスに抜け出したオーバメヤンが狙うも、狭い角度からノイアーを破ることはできない。続いて18分、反対側のゴール前でビダルがドグラス・コスタのクロスに合わせたが、シュートは枠外へ。そしてエリック・ドゥルムがシャビ・アロンソを鮮やかにかわしたももの、フィニッシュはサイドネットを外側から揺らすにとどまった。

 

28分にはビュルキがドグラス・コスタと1対1の状況でゴールを守ったが、最初の30分間を優位に進めたのはBVB。バイエルンは守備対応に追われがちになっていた。しかし、アウェーチームは粗悪なフィニッシュと間一髪の守備により、失点を免れた。そして運にも恵まれた。22分に悪質なファウルを犯したシャビ・アロンソは警告で済んだが、レッドカードが出ていてもおかしくなかった。

 

オーバメヤンが先制点を狙う

 

ハーフタイム前はバイエルンペース

 

前半終了が近づくにつれ、流れは少し変わっていった。BVBのパスミス連発にも助けられ、バイエルンがテンポを上げる。突如として、アウェーチームはボール支配率(58%)でもチャンスの数でもBVBを上回るようになった。42分にロッベンが放ったシュートは、ビュルキがセーブ。ロッベンは1分後にも狙ったが、フィニッシュはわずかに横へそれた。ハーフタイムの時点で、バイエルンはシュート数で8-4とリード。しかしスコアは0-0のままだった。

 

後半最初のチャンスはBVBに訪れたものの、オーバメヤンはノイアーを破れない。試合が進むにつれ、バイエルンはゲームを支配し始めた。主導権を握られたBVBはカウンターのチャンスを伺ったが、その後2つのチャンスはいずれもバイエルンに訪れた。58分にシャビ・アロンソのパスを受けてロッベンが放ったシュートは、ゴールの上へ。64分にはCKの場面でビダルがゴールまで11メートルの位置から狙うも、強烈な一撃はビュルキにポストへと弾き出された。

 

ドグラス・コスタと競り合うピシュチェク

 

BVBも反撃に出て、66分にオーバメヤンが放ったシュートはサイドネットへ。72分にはロッベンがフィニッシュを上へ浮かせた。

 

残り9分になると、トゥヘル監督はオーバメヤンを下げてラモスを投入。バイエルンでは75分、リベリがドグラス・コスタに代わって入っていた。しかし大勢に影響はなく、88分にラモスが放ったシュートもネットは揺らせず。頂上決戦はスコアレスドローというエンディングを迎えた。

 

出場メンバー&ゴール
2016年3月6日 ブンデスリーガ第25節
ボルシア・ドルトムント 0-0(前半0-0) FCバイエルン・ミュンヘン
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ドゥルム、ピシュチェク、ベンダー、フンメルス、シュメルツァー;バイグル、ギュンドアン(90分 シャヒン);ムヒタリアン、オーバメヤン、ロイス(81分 ラモス)
FCバイエルン・ミュンヘン:ノイアー;ラーム、キミッヒ、アラバ、フアン・ベルナト;シャビ・アロンソ(90分 ベナティア);ロッベン、ミュラー、ビダル、ドグラス・コスタ(75分 リベリ);レバンドフスキ
ベンチ:バイデンフェラー、スボティッチ、ライトナー、カストロ、ギンター(BVB)、ウルライヒ、チアゴ、ラフィーニャ、ゲッツェ、ローデ
ゴール:なし
CK:2-6(前半1-4) 好機:5-6(前半2-3)
主審:シュティーラー(ハンブルク) 警告:ベンダー(BVB)、シャビ・アロンソ(バイエルン)
観客数:8万1359人(満員)、天候:ドライ、気温5度

 

今後の日程
バイエルンに続き、木曜日のUEFAヨーロッパリーグ・ラウンド16第1戦でもホームでトッテナム・ホットスパーFCと対戦(日本時間11日3時キックオフ)。その3日後の来週日曜日には1FSVマインツ05をジグナル・イドゥナ・パルクに迎える(同14日1時30分キックオフ)。

 

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