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2019.8.18

5-1:後半のゴールラッシュで好発進

5-1:後半のゴールラッシュで好発進

昨季2位のボルシア・ドルトムントが、ブンデスリーガ57シーズン目のスタートを快調に切った。FCアウクスブルクをホームに招いたチームは先制されながらも5-1(前半1-1)で勝利。アルカセルが2点を決めたほかサンチョ、ロイス、ブラントが得点し、BVBを快勝に導いた。

 

レポート:ボリス・ルパート、ティモ・ラマート

 

8万1365人の観客に埋め尽くされたジグナル・イドゥナ・パルクで、アウェーのアウクスブルクは開始のわずか31秒後にニーダーレヒナーが決めて先制。しかし80秒後にアルカセルが同点ゴールを奪うという、目まぐるしいスタートとなった。前半、BVBは78%のボールを支配し、シュート数でも12対2と圧倒。ところがGKコーベクの壁に阻まれ、1-1のまま試合を折り返した。迎えた後半、ホームチームは8分間でサンチョ(51分)、ロイス(57分)、アルカセル(59分)が立て続けに決め、4-1と3点をリード。82分には途中出場のブラントが得点し、チームの勝利を締めくくった。

 

 

戦前の状況:
昨季2位のBVBは、この夏戦った親善試合と公式戦(スーパーカップとDFBポカール)の9試合に全勝。昨季15位のアウクスブルクは4連勝のあと3連敗。ポカールではFCフェールに屈し、1回戦敗退に終わった。昨シーズン、BVBはホームでリーグ最多の勝ち点44をマーク。アウクスブルクのアウェー戦成績はリーグ14位だった。

 

チーム情報:
BVBでは負傷中のゲレイロ(肉離れ)とモレイ(肩)が欠場。DFBポカール1回戦と同じフォーメーションで試合に入った。ビュルキも間に合わず、メンバーから外れた。

 

戦術:
アウクスブルクはチャンスとみると攻める一方でクレバーに守り、ボール保持時の4-2-3-1から4-1-4-1に移行。ペナルティーエリア周辺をコンパクトに固めた。BVBは左サイド中心に攻撃を展開。SBシュルツがアザールを頻繁にオーバーラップした。また、遠めからもどんどん狙っていった。

 

試合の展開と分析:
BVBは最悪の形でブンデスリーガの幕を開けた。アウクスブルクの左SBペデルセンがワンツーから抜け出し、ペナルティーエリア内へグラウンダーのクロス。これをニーダーレヒナーがゴールエリア端から押し込み、開始のわずか31秒後にアウェーチームにリードをもたらした。

 

 

それでもBVBは動揺することなく2分以内に同点に追いつく。右サイドでサンチョからロイスにボールがつながり、深くえぐって中央へ折り返しのパス。そこで待っていたアルカセルが3メートルのフィニッシュでネットを揺らした。アルカセルはブンデスリーガで通算27試合19ゴールとし、リーグ記録を塗り替えた。

 

アウクスブルクもひるまず、果敢にプレスをかけ続ける。10分、バイグルがロングシュートを放ったが、GKコウベクにクロスバーの上へと弾き出された。続くコーナーのチャンスでは、フンメルスが競り勝ってヘディングで狙ったものの、シュートはポストの脇へ。その後もボールを支配したBVBは得点のチャンスをつくり続けるも、アルカセル(13分)とロイス(19分)はいずれも決められなかった。

 

BVBは徐々にテンポを上げ、アウクスブルクの攻撃を数回に封じた。その一方で、チャンスをつくれども好調なコーベクの壁をなかなか破れない。ホームチームはボール支配率で70%超、パス成功率で90%超、35分までのシュート数で11本と相手を圧倒したが、勝ち越し点を奪えずにいた。

 

一因として、ペナルティーエリア内でプレー精度を欠いていたことが挙げられる。アウクスブルクはエリア周辺で壁をつくり、BVBに遠めからしかシュートを打たせず、サイドでもしっかり守った。

 

しかし後半開始の5分後、BVBに待望の勝ち越し点が生まれる。左サイドでビツェルが2選手をかわし、ゴール前に強いクロスを供給。コーベクは指先でこれに触れるも、こぼれ球にサンチョが反応。ポストの内側にシュートを突き刺し、2-1とした。

 

 

BVBの勢いは止まらない。57分にサンチョとアルカセルのチャンスメークからロイスが追加点をマーク。2分後にはサンチョが3人を抜き去る鮮やかな個人技に続き、アルカセルが自身の2点目を決めて4-1とした。67分、新加入のブラントがアザールと交代でBVBでのリーグ戦初出場を果たす。同時にハキミがピシュチェクに代わって入った。

 

チャンスをつくれずにいたアウクスブルクからはリヒターが狙うも、シュートはクロスバーを大きく越える。78分、BVBが最後の交代カードを切り、ゲッツェがロイスと交代でイン。

 

すると82分、ホームチームに5点目が生まれる。ビツェルが中央左寄りからゴールエリア端へ浮かせたボールを、ブラントがボレー。これがコーベクのなすすべなくネットに吸い込まれた。さらにゲッツェ(84分)とビツェル(89分)にもチャンスが訪れたが、いずれも生かせず、試合は5-1で終了した。

 

試合を時系列でチェックするにはこちらをクリック(ドイツ語)

 

今後の日程:
次は昇格組とのアウェー2連戦。まずは来週金曜日、1FCケルンの本拠地に乗り込み(日本時間24日午前3時30分キックオフ)、翌土曜日に1FCウニオン・ベルリンと敵地で戦う(同9月1日午前1時30分)。次のホームゲームが行われるのは代表戦に伴う中断後。9月14日にバイヤー・レバークーゼンを迎え撃つ(同22時30分)。

 

メンバー&ゴール
ブンデスリーガ第1節

ボルシア・ドルトムント 5-1 FCアウクスブルク

 

ボルシア・ドルトムント:ヒッツ;ピシュチェク(68分 ハキミ)、アカンジ、フンメルス、シュルツ;ビツェル、バイグル;サンチョ、ロイス(78分 ゲッツェ)、アザール(68分 ブラント);アルカセル
FCアウクスブルク:コーベク;タイグル、スヒー、ケディラ、ペデルセン;グレソ、バイヤー;ハーン(60分 リヒター)、グレゴリチュ(77分 オックスフォード)、バルガス(83分 イェンセン);ニーダーレヒナー
ベンチ:エルシュレーゲル、ザガドゥ、ディレイニー、ダフート、シュメルツァー、ブルーン・ラーセン(BVB);ルーテ、リーダー、スタニッチ、ルッソ、マローネ(アウクスブルク)
ゴール:ニーダーレヒナー(1分 ペデルセン)、アルカセル(3分 ロイス)、サンチョ(51分 ビツェル)、ロイス(57分 アルカセル)、アルカセル(59分 サンチョ)、ブラント(82分 ビツェル)
好機:12-1(前半6-1) CK:10-0(前半7-0)
主審:ビレンボルク(オスナブリュック) 警告:なし
観客数:81365人(チケット完売) 天候:曇り、気温20度

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