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2018.10.7

4-3:土壇場のFK弾で劇的に死闘を制す

4-3:土壇場のFK弾で劇的に死闘を制す

ブンデスリーガ第7節でFCアウクスブルクをホームに迎えたボルシア・ドルトムントは、劇的な決勝点で4-3(前半0-1)の逆転勝利を収め、ホーム4連勝。リーグ中断前に首位の座を維持した。

 

レポート:ボリス・ルパート

 

8万1365人の観客に埋め尽くされたジグナル・イドゥナ・パルクで、序盤から攻勢に出たアウェーのアウクスブルクは22分にフィンボガソンの疑惑のゴールで先制。BVBもピッチに入ったばかりのアルカセルが決めて62分に追いつくが、71分にマックスが奪い返してアウクスブルクが再びリード。しかしアルカセルが80分に2点目を奪うと、4分後にはゲッツェが得点して試合をひっくり返す。87分にグレゴリチュがネットを揺らして3-3とするも、アディショナルタイム6分にアルカセルがフリーキックを直接決め、死闘に決着をつけた。ルシアン・ファブレ監督は就任してからリーグ戦のホームゲームで4戦全勝。オットマール・ヒッツフェルト監督のクラブ記録に並んだ。

 

戦前の状況:
リーグ首位と8位の戦い。アウクスブルクは今季アウェーで1勝1分け1敗。10日前にはバイエルン・ミュンヘンとのアウェーゲームを1-1のドローで終えていた。

 

 

チーム情報:
BVBではボルフ(太ももの肉離れ)のほかプリシッチ、トプラク(いずれも肉離れ)、シュメルツァー(ひざ)、香川(足首)が欠場。軽傷から回復したアルカセルは水曜日のチャンピオンズリーグにフル出場したばかりということもあり、控えに回った。ゲッツェをチームに戻したファブレ監督は、モナコに3-0で快勝した試合からスタメン4人を変更。ピシュチェク、ディレイニー、ボルフ、アルカセルに代わってハキミ、バイグル、ブルーン・ラーセン、フィリップが先発した。

 

戦術:
BVBが4-2-3-1を採用した一方、アウクスブルクは5-1-3-1の布陣。ケディラがCBコンビの間に入り、フィンボガソンはワントップとしてプレーした。フィンボガソン以外のフィールドプレーヤー9人はスペースを消しつつ、ボールを奪うとカウンターのチャンスをうかがった。しっかり組織されたアウェーチームは果敢にプレスをかけ、しばしば4選手がBVB陣内の奥深くまで入り、パスコースを切ってBVBの守備陣にロングボールを強いた。

 

試合の展開と分析:
アウクスブルクは守備的な布陣ながらただ引いて守ろうとはせず、背後をケアしながら常にカウンターを狙った。10分にはハーンが角度のないところからシュート。一方、BVBは15分になってようやく相手ゴールを脅かす。右サイドを突破したサンチョが折り返したボールを、ロイスが中央右寄り8メートルの位置からシュート。これは大きく上に外れ、7分後の22分にはアウェーチームが先制。マックスがフリーキックを入れると、フィンボガソンがこぼれ球をゴールに押し込む。この間にロイスに対するハーンのファウルがあったが、主審はゴールを認めてアウクスブルクが1点をリードした。

 

 

BVBには同点にするチャンスがすぐに訪れたが、ハキミが遠めから狙った一撃はフランクフルトのGKルーテがセーブ。これで獲得したCKからのザガドゥのヘディングシュートとビツェルのフィニッシュもブロックされた(25分)。結局、BVBはシュート数(8-3)とボール支配率、タックル勝率(いずれも58%)で上回りながらも1点をリードされたまま前半を終えた。

 

後半は目まぐるしい展開に

 

後半開始後、2つのチャンスが立て続けにアウクスブルクに訪れるも、ビュルキがグレゴリチュの一撃をスーパーセーブで止め、至近距離からのグーベレーウのシュートも阻止。BVBの攻撃ではキャプテンのロイスが中盤で倒されるが、ファウルを取ってもらえない。53分には敵陣エリア内でグーベレーウに明らかなファウルを受けたものの、これも見逃された。

 

ようやく同点ゴールが生まれたのは62分。ハーフウェーライン付近でボールを奪ったビツェルが、右サイドを上がったサンチョへ完璧なパスを供給。その正確なエリア内へのクロスから、途中出場で入ったばかりのスーパーサブ、アルカセルがネットを揺らして1-1とした。さらに69分、ザガドゥが頭で狙うもグレゴリチュにクリアされ、71分にアルカセルが再びサンチョのアシストからフリーで放った一撃はクロスバーを越えた。

 

 

ピッチの反対側では、63分にフィンボガソンがバーをたたき、70分にゴールに迫ったカイウビーはアカンジが阻止。しかし71分、ハーンのシュートに続くマックスの一撃がビュルキを破り、アウェーチームに再びリードをもたらした。

 

ゲッツェが得点、アルカセルはハットトリック達成

 

見ごたえのある攻防が続くなか、BVBは80分に再度試合を振り出しに戻す。80分、ゲレイロが素早くリスタートしたフリーキックにアルカセルが駆け込み、中央右寄り10メートルの位置からバウンドしたボールに合わせた強烈なシュートをネットに突き刺した。さらに4分後、ホームチームは勝ち越しに成功。ハキミのパスを受けた途中出場のゲッツェが、角度のないところからのシュートを決めて3-2とする。観客は大興奮!しかしBVBのリードは3分しかもたず、グレゴリチュがコーナーからのヘディングシュートを決めて同点とした。

 

勝利をあきらめないBVBは攻勢を強めるも、コーナーに続くアルカセルのシュートはゴールの横へ(89分)。続くビツェルのフィニッシュも枠をわずかに外れた(90分)。

 

 

しかし、ドラマはこれで終わらなかった。試合終了直前、ハキミが倒されてフリーキックを獲得。当初ゲレイロがこれを蹴ろうとしたが、アルカセルが強引に奪うと、23メートルの距離からの一撃は壁を巻きながらネットへと吸い込まれた!このアディショナルタイム6分のプレーの直後に終了のホイッスルが鳴り響き、スタジアムは歓喜に包まれた。

 

今後の日程:
ブンデスリーガは2度目の中断期間に入り、次戦は10月20日に行われるVfBシュツットガルトとのアウェーゲーム。

 

メンバー&ゴール:
ブンデスリーガ第7節

ボルシア・ドルトムント 4-3(前半0-1)FCアウクスブルク

 

ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ハキミ、アカンジ、ザガドゥ、ディアロ;ビツェル、バイグル(77分 M・ゲッツェ);サンチョ、ロイス、ブルーン・ラーセン(69分 ゲレイロ);フィリップ(59分 アルカセル)
FCアウクスブルク:ルーテ;グーベレーウ、ケディラ、ヒンターエッガー;フランベアガー、バイヤー(64分 F・ゲッツェ)、マックス;ハーン(75分 モラベク)、グレゴリチュ、カイウビー;フィンボガソン(83分 コルドバ)
控え:ヒッツ、ディレイニー、ダフート、ピシュチェク(BVB);ギーファー、シュミット、イェンセン、ダンソ
ゴール:フィンボガソン(22分、マックスのFK)、アルカセル(62分 サンチョ)、マックス(71分 ハーン)、アルカセル(80分 ゲレイロ)、M・ゲッツェ(84分 ハキミ)、グレゴリチュ(87分 マックスのCK)、アルカセル(90+6分 直接FK)
コーナーキック数:9-6(前半3-4)  チャンス数:11-8(前半3-3)
主審:シュミット(シュツットガルト)  警告:ロイス(BVB);バイヤー、ハーン、ケディラ、グーベレーウ、カイウビー、フィンボガソン(アウクスブルク)
観客数:8万1365人(満員)  天候:晴れ、気温25度

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