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2019.12.18

3-3:途中大雨の頂上決戦はドローで終了

3-3:途中大雨の頂上決戦はドローで終了

ボルシア・ドルトムとライプツィヒによるブンデスリーガ第16節の頂上決戦は、3-3(前半2-0)のドローに終わった。2点を先行したBVBは追い付かれたあとも3-2と勝ち越したが、集中が途切れた一瞬の間に同点とされ、勝ち点を分け合う結果となった。

 

レポート:ボリス・ルパート

 

様子見の序盤を経て、BVBは23分にユリアン・バイグルがミドルシュートを決めて先制。34分にはユリアン・ブラントの巧みなゴールでリードを広げた。後半開始直後、ユスフ・ポウルセンとティモ・ベルナーがBVBのゴールを襲うも、いずれもロマン・ビュルキが見事なセーブで阻止。しかしベルナーは47分、53分と立て続けにネットを揺らし、試合を振り出しに戻す。ホームチームは直後の55分にサンチョが再勝ち越し点を奪いスタンドを沸かせるも、78分にパトリック・シックに同点とされた。

 

戦前の状況:
3位のBVBは首位のライプツィヒに対し、昨シーズン2戦2勝。最近5回の対戦で負けたのは1度のみだった。加えて、BVBがライプツィヒと戦って無得点に終わったのは、0-1で敗れた2016年9月の初対戦のみだった。

 

チーム情報:
BVBではビツェル、ディレイニー、シュメルツァーの3選手が依然として負傷離脱中。シュルツがベンチに回りゲレイロが先発したのを除けば、17日前にベルリンで2-1の勝利を収めてからの4連勝の間と同じスタメンで臨んだ。

 

戦術:
BVBは最近4試合で採用してきた3-4-3。ただし守備重視にシフトし、ボールキープよりも素早い攻守の切り替えに重点を置いた。両サイドのゲレイロ(左)とハキミ(右)は相手ボール時に下がって5バックを形成。ロイスとサンチョのラインからハイプレスを掛け、ブラントとバイグルは中盤センターでコンビを組んだ。ビルドアップ時は5-2-3から3-2-4-1にスイッチし、攻撃陣は自由にポジションをとった。ライプツィヒは普段の4-4-2でなく4-3-3で試合に入り、前線ではフォルスベリがポウルセンとベルナーより下がり目のセンターでプレーした。

 

試合の展開と分析:
BVBはアウェーのライプツィヒに攻めさせ、相手守備の隙間を見つけて逆襲に出る作戦で試合に入った。開始わずか90秒後、電光石火のカウンターでハキミが抜け出したが、中央のロイスを狙ったパスはウパメカノにコーナーへと逃げられた。

 

試合をコントロールし、プレーにも自信が見られたブラック&イエローは、ライプツィヒにボールを持たせつつも危険エリアへの進入は許さずにいた。一方で反対側のゴール前では特記すべきチャンスをいくつかつくり出す。14分、アザールのコーナーキックにフンメルスが合わせたが、山なりのヘディングシュートはGKグラーチの指先に弾かれる。その7分後にはハキミがクロスと見せかけニアポストへシュート。再びライプツィヒの守護神を慌てさせた。

 

バイグルのミドルとブラントのスキル

 

試合の均衡が破れたのは23分だった。ペナルティーエリア内まで持ち込んだサンチョが、ハルステンベルクにボールをカットされそうになりながらも14メートル手前からシュート。これはグラーチに阻まれたが、こぼれ球を拾ったゲレイロがバイグルにボールを預ける。ゴール前20メートルの位置からの一撃は、ハンガリー人キーパーの目の前でバウンドし、ネットに吸い込まれた。リードを奪って完全に主導権を握ったBVBは、前半の終盤まで1度しか相手をゴールに近づけなかった。31分、ポウルセンに20メートルのシュートを放たれたが、わずかにクロスバーの上に抜けていった。

 

 

その11分後、ライプツィヒがBVBの攻撃を寸断してカウンターに出るも、ザガドゥがこれを阻止。フランス人DFはサンチョにボールをつなぎ、エリア内に入ったところでサンチョがブラントにパス。鮮やかなフェイントでウパメカノを振り切ったブラントがシュートをネットに突き刺した。前半アディショナルタイムにはビュルキに活躍の場が訪れ、ポウルセンとベルナーのヘディングシュートを阻止してみせた。

 

ベルナーの2ゴールで振り出しに

 

大雨となった後半の立ち上がりは両者攻め合いとなる。47分、グラーチからのロングボールをポウルセンが頭でつなぐ。前に出てきたビュルキがヘッドでクリアしようとしたが、ボールは誤ってベルナーのもとへ。至近距離から無人のゴールを陥れられた。ほどなくライプツィヒは再びネットを揺らしたが、オフサイドがあったとしてハルステンベルクのゴールは認められない。そしてなかなかリズムをつかめなかったBVBが再びミスを犯してしまう。今度はブラントが中盤からヘッドでボールをビュルキに戻そうとしたが、ベルナーにカットされ、スコアを2-2とされた(53分)。

 

サンチョの3点目も勝利つかめず

 

しかしホームチームはそのわずか2分後に反撃。アザールとハキミが右サイドで連係し、ロイスにパス。BVBのキャプテンが戻したボールをサンチョが7メートル手前から豪快に蹴り込み、3-2とリードを奪い返した。64分にはハキミが4点目を狙うも、これはライマーがブロック。4分後に角度のない位置から狙ったロイスの一撃も枠を外れた。BVBは再び流れを引き寄せていた!

 

残り20分、サンチョがケガで交代。ハキミが前にズレてピシュチェクが右サイドバックの位置に入った。ここからブラック&イエローは2度、立て続けにカウンターからのチャンスを逃してしまい、78分にそのツケを払わされる。ウパメカノのスルーパスをビュルキが押し出そうとしたが、クリアしきれず、ルーズボールを拾ったシックに決められた。終盤は引いて守り、勝ち点1を死守する作戦に出たライプツィヒ。終了間際にはブラントに最後のチャンスがやってきたが、これもコーナーに逃げられた。

 

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今後の日程:
金曜夜にTSGホッフェンハイムの本拠地で年内最終戦に臨む(日本時間21日午前4時30分)。

 

メンバー&ゴール:
ブンデスリーガ第16節

ボルシア・ドルトムント 3-3(前半2-0)ライプツィヒ

 

ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;アカンジ、フンメルス、ザガドゥ;ハキミ、ブラント、バイグル、ゲレイロ;ロイス、サンチョ(71分 ピシュチェク);アザール
ライプツィヒ:グラーチ;ムキエレ、クロスターマン、ウパメカノ、ハルステンベルク;デメ;ザビツァー(70分 クーニャ)、ライマー;ポウルセン(62分 シック)、フォルスベリ(46分 エンクンク)、ベルナー
控え:ヒッツ、ダフート、アルカセル、ゲッツェ、シュルツ、バレルディ、モレイ、ブルーン・ラーセン(BVB);ムボゴ、ハイダラ、イルザンカー、ルックマン、ボルフ、アンパドゥ
ゴール:バイグル(23分 ゲレイロ)、ブラント(34分 サンチョ)、ベルナー(47分)、ベルナー(53分)、サンチョ(55分 ロイス)、シック(78分 ムキエレ)
チャンス数:8-8(前半5-3)  CK数:11-3(前半8-1)
主審:シュティーラー(ハンブルク)  警告:なし
観客数:8万200人(満員)  天候:前半は乾燥、後半から大雨、気温14度

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