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2018.11.11

3-2:2度追いついて逆転勝利

3-2:2度追いついて逆転勝利

首位ボルシア・ドルトムントがブンデスリーガ第11節で本領を発揮し、王者FCバイエルン・ミュンヘンに2度先行されながらも3-2(前半0-1)の逆転勝利を収めた。この結果、ブラック&イエローはバイエルンとの勝ち点差を7に広げている。

 

レポート:ボリス・ルパート

 

チケット完売のジグナル・イドゥナ・パルクは8万1365人の大観衆で満員に。BVBはマルコ・ロイスが絶好のチャンスを逃した後、前半半ばにレバンドフスキの先制点(26分)を許すも、後半開始直後にキャプテンが名誉挽回の同点PKを決める。そのわずか3分後には再びレバンドフスキに頭で勝ち越しゴールを押し込まれたが、3度のチャンスを逃した後にロイスの鮮やかなハーフボレーで同点。その6分後には鋭いカウンターからパコ・アルカセルがネットを揺らし、手に汗握る熱戦に決着をつけた。

 

戦前の状況:
両チームがブンデスリーガで顔を合わせるのは99回目。BVBが首位でこの対戦に臨むのは、2012年4月以来となる。BVBがバイエルンに勝ったのはミュンヘンで行われた2017年のDFBポカール準決勝が最後。

 

チーム情報:
BVBは正守護神のロマン・ビュルキが太ももを負傷したため、今季から加入した控えGKマルビン・ヒッツをブンデスリーガで初めて先発に抜擢。このスイス代表ゴールキーパーはDFBポカールのウニオン・ベルリン戦で好パフォーマンスを披露したほか、これまで1部リーグ通算154試合に出場するなど十分な実績を積んでいる。敵地でアトレティコ・マドリーに0-2で敗れた火曜日のUEFAチャンピオンズリーグからは4人の先発を変更し、エメル・トプラク、トーマス・ディレイニー、クリスティアン・プリシッチ、パコ・アルカセルがいずれもベンチスタートに。代わってダン=アクセル・ザガドゥ、ユリアン・バイグル、ヤコブ・ブルーン・ラーセン、マリオ・ゲッツェがスタメンに名を連ね、アブドゥ・ディアロとマルセル・シュメルツァーは欠場した。

 

 

戦術:
バイエルンはミュラーが頻繁にレバンドフスキと並ぶ位置までポジションを上げる4-1-4-1のフォーメーションを採用。一方のBVBは守備意識を高めた4-4-2で対抗し、最前線にはロイスとゲッツェが並んだ。BVBはアトレティコ戦で得た教訓からか、攻撃的なチームには両サイドでの数的優位を保つ戦い方を重視。中盤右サイドのジェイドン・サンチョ、左のブルーン・ラーセンは守備でも味方を助ける場面が相次いだ。

 

試合の展開と分析:
バイエルンは立ち上がりから激しく攻勢をかけ、時折BVBを自陣ハーフにクギ付けにしたものの、ゴールを脅かすところまでは行かなかった。これに対し、BVBはボールを奪うと素早い速攻を狙った。しかし開始早々のシーンではサンチョが完全にフリーだったブルーン・ラーセンにパスを通せず、10分にフンメルスからボールを奪ったロイスもシュートをノイアーに止められた。ドイツ代表のゴールキーパーはその6分後にもBVBのビッグチャンスを阻止。左サイドを駆け上がったブルーン・ラーセンのクロスにサンチョが合わせようと駆け込んだが、手前でキャッチした。

 

 

白熱の一戦が動いたのは26分。ニャブリのクロスにレバンドフスキが頭で合わせ、アウェーチームがリードを奪った。力なくゴールを破られてしまったヒッツだが、33分にはリベリの一撃に力強いセービングを披露。徐々に盛り返していったホームチームだったが、前半をビハインドで終えたのは妥当な結果と言えた。

 

ハイテンポな戦いでチャンスを量産

 

ファブレ監督はハーフタイムで動き、バイグルを下げて、より攻撃的なダフートを投入。すると後半開始4分に幸先良く同点ゴールを奪う。サンチョのスルーパスに走り込んだロイスがノイアーに倒され、PKを獲得。これをロイスが自ら冷静に沈め、スコアを1-1とした。続いてゲッツェが力強いドリブルを見せると会場のボルテージも上がる。しかしバイエルンがすぐに反撃。52分、キミッヒが蹴ったボールを再びレバンドフスキがヘッドで押し込み、リードを奪い返した。

 

ただBVBもこれに怯まず、攻勢を強めていく。58分にはゴールエリア内でマークを外したロイスのもとにボールが落ちてくるが、ノイアーを破ったシュートはキミッヒにクリアされた。その4分後にはさらにビッグチャンスが到来。スピードでフンメルスに競り勝ったサンチョがゴールライン沿いから中央にボールを戻す。しかしアルカセルの一瞬の躊躇がボアテングのクリアを許し、こぼれ球に合わせたブルーン・ラーセンのシュートも相手にブロックされた(62分)。さらに65分にも決定的なシーンを迎え、ゴレツカからボールを奪ったハキミのクロスにロイスが合わせるも、シュートは惜しくもクロスバーの上に抜けた。

 

ロイスが2本目の同点ゴール、アルカセルが決勝点

 

この時間帯になると、試合はほぼ一方的な展開となり、BVBがバイエルンのゴールに波状攻撃を仕掛ける。そして67分、ついにその牙城が崩れる。ピシュチェクが右サイドから入れたクロスをロイスが巧みなハーフボレーでゴール下隅に収めた。さらに73分にはサンチョが自陣ペナルティーエリア端でリベリからボールを奪取。ビツェルから完璧なパスを受けたアルカセルが、ドリブルで持ち込んでノイアーを破り、逆転に成功。アルカセルは途中出場した全試合でゴールを決めている!

 

アディショナルタイム5分にはレバンドフスキがゴールを揺らし、バイエルンが勝ち点1をもぎ取ったかと思われたが、これはオフサイドで認められなかった。

 

試合を時系列でチェックするにはこちらをクリック(ドイツ語)

 

今後の日程:
このあとは今シーズン3度目の代表マッチウィークに入るため、国内戦は一時中断。ブンデスリーガの次節は24日で、1FSVマインツ05の本拠地に乗り込む(日本時間23時30分キックオフ)。16日には親善試合が組まれており、シュポルトフロインデ・ロッテと対戦する。

 

メンバー&ゴール:
ブンデスリーガ第11節

ボルシア・ドルトムント 3-2(前半0-1) FCバイエルン・ミュンヘン

 

ボルシア・ドルトムント:ヒッツ;ピシュチェク、アカンジ、ザガドゥ、ハキミ;ビツェル、バイグル(46分 ダフート);サンチョ、ロイス、ブルーン・ラーセン(82分 ディレイニー);ゲッツェ(59分 アルカセル)
FCバイエルン・ミュンヘン:ノイアー;キミッヒ、ボアテング、フンメルス(65分 ジューレ)、アラバ;マルティネス;ニャブリ(75分 レナト・サンチェス)、ミュラー(82分 バークナー)、ゴレツカ、リベリ;レバンドフスキ
ベンチ:エールシュレーゲル、ゲレイロ、プリシッチ、トプラク(BVB);ウルライヒ、ハメス、ラフィーニャ、ビル
ゴール:レバンドフスキ(26分 ニャブリ)、ロイス(49分 ノイアーのロイスに対するファウルで得たPK)、レバンドフスキ(52分 キミッヒ)、ロイス(67分 ピシュチェク)、アルカセル(73分 ビツェル)
CK:(前半0-3) 好機:(前半1-2)
主審:グレーフェ(ベルリン) 警告:バイグル、アカンジ、ヒッツ(BVB);リベリ、ジューレ、バークナー(バイエルン)
観客数:81365人(チケット完売) 天候:小雨、気温11度

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