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2019.11.3

3-0:ボルフスブルクを退け2位浮上

3-0:ボルフスブルクを退け2位浮上

2週間前にリーグ首位のボルシア・メンヘングラットバッハを下したボルシア・ドルトムントは、ブンデスリーガ第10節で再び上位チームに殊勲の勝利。後半に見事なパフォーマンスを披露し、ホームでVfLボルフスブルクに3-0と快勝した。

 

レポート:ボリス・ルパート

 

前半は慎重に戦ったBVBだったが、後半からテンポアップ。52分のトルガン・アザール、58分のラファエウ・ゲレイロのゴールで一気にリードを広げた。残り2分には相手のハンドボールで得たPKをマリオ・ゲッツェが沈め、ホームで文句なしの勝利を収めた。

 

戦前の状況:
BVBはブンデスリーガでボルフスブルクに8戦無敗中(7勝1分け、21得点3失点)。ホームでは2008年以降、6勝4分け1敗という戦績だった。ボルフスブルクはBVBに通算25敗、90失点。これはブンデスリーガの対戦相手別データでは、バイエルン・ミュンヘンに次いで2番目の記録となっていた。

 

 

チーム情報:
3週間で7試合をこなす過密スケジュールも5試合目となり、ルシアン・ファブレ監督はメンバーをローテーション。ここ15試合中14試合に出場していたアクセル・ビツェル、同13試合に出場していたジェイドン・サンチョを含め、先発のほぼ半分にあたる5選手を温存した。一方、体調が復活したロマン・ビュルキとケガで約5週間にわたって戦列を離れていたパコ・アルカセルはベンチ入り。DFBポカールからの変更はマッツ・フンメルス、ゲレイロ、マフムート・ダフート、アシュラフ・ハキミ、マルコ・ロイスで、ダン=アクセル・ザガドゥ、ニコ・シュルツ、ビツェル、サンチョ、ヤコブ・ブルーン・ラーセンが先発から外れた。

 

戦術:
ボルフスブルクはメンヘングラットバッハと同じく3バックで挑んできたが、BVBが攻撃に出ると5バックにスイッチ。3-4-1-2のフォーメーションで長い時間帯、高い位置からプレスをかけてきた。中盤ではルシヨンが左、ウィリアンが右に張って、それぞれBVBのサイドバック、ウカシュ・ピシュチェクとゲレイロの攻め上がりを阻止。フンメルスとユリアン・バイグルも厳しくマークしたが、ブラック&イエローに最初のラインを突破されると、5-3-2に戻して守りを固めた。4-2-3-1のBVBはバイグルとダフートが中盤の底でコンビを組み、前線ではユリアン・ブラントが1トップぎみにプレー。ただアザール(交代で下がるまで)とロイス、終盤はゲッツェがその役割を果たすこともあった。

 

試合の展開と分析:
BVBは立ち上がりからスピーディーな展開を目指したが、アウェーのボルフスブルクがそれを許さず、最初の15分間でゴールに迫ったのはバイグルのロングシュートぐらいだった。前半30分までで一番の決定機はボルフスブルクのほうに訪れ、ヌメチャがペナルティーエリア内まで持ち込んで浮き球のシュート。しかしボールはクロスバーに阻まれた(22分)。

 

 

BVBはロイスが足を痛めてゲッツェと交代。ベルツ主審も負傷したため、第4審判のペルグリムが代わって試合を裁くことになった。BVBはファイナルサードでの精度に欠け、ボルフスブルクも時に激しすぎるタックルでその前に立ちはだかった。ボール支配率は62%とホームチームのほうが上回ったが、チャンスの数は6-6と互角。0-0でハーフタイムを迎えたのも当然だった。

 

後半に入ると、ほどなくゲレイロがエリア内からシュート。しかしボールをうまくとらえられない。ボルフスブルクは主導権を握ってテンポを落とそうと試みていたが、52分、マルビン・ヒッツのロングフィードから失点を許す。ブルックスがクリアしようとしたボールがハキミのもとへ。ハキミからのパスを受けたアザールがエリア内に切れ込み、ゴール下隅を撃ち抜いた。これでBVBはホームで30試合連続得点。BVBに来て5アシストを記録していたアザールにとっては、移籍後初ゴールとなった。

 

後半からプレーの質を高めていたBVBは、先制点を奪ったことでようやく落ち着きを取り戻し、数分後には2点目を追加。中央左でスペースを得たアザールが素早くゲレイロにボールをつなぎ、ゲレイロがそのままファーポスト内側にシュートを収めた(58分)。

 

ブラック&イエローは67分、カウンターからの3連続チャンスで3点目に迫る。だがハキミのシュートは弾かれ、ゲッツェはシュートを打つ前にボルフスブルクの選手にクリアされ、ダフートの一撃もGKペルバンに阻まれた。80分にアザールが放った17メートルのミドルもわずかに枠の外。反対側のゴール前では69分、ヒッツがジョアン・ビクトルの一撃に見事なセービングを見せた。

 

終了間際の87分にはアザールがこの日2点目に迫るが、ここもGKペルバンが立ちはだかる。しかしそんなボルフスブルクの守護神も直後のPKにはなすすべがなく、ゲッツェに逆を突かれた。

 

試合を時系列でチェックするにはこちらをクリック(ドイツ語)

 

今後の日程:
ブンデスリーガ次節はミュンヘンに乗り込み、宿敵バイエルンとの伝統の一戦(日本時間10日午前2時半キックオフ)。ただその前に、こちらも重要なチャンピオンズリーグの一戦が控えており、インテル・ミラノをホームに迎え撃つ(日本時間6日午前5時キックオフ)。

 

メンバー&ゴール:
ブンデスリーガ第10節
ボルシア・ドルトムント 3-0(前半0-0) VfLボルフスブルク

 

ボルシア・ドルトムント:ヒッツ;ピシュチェク、アカンジ、フンメルス、ゲレイロ;ダフート(70分 ビツェル)、バイグル;ハキミ、ロイス(28分 ゲッツェ)、アザール;ブラント(89分 アルカセル)
VfLボルフスブルク:ペルバン;ティセラン(79分 ブレカロ)、ブルマ、ブルックス;ウィリアン、ギラボギ、アーノルト、ルシヨン;ジョアン・ビクトル、ヌメチャ(66分 クラウス)、ベグホルスト
ベンチ:ビュルキ、ザガドゥ、ディレイニー、サンチョ、シュルツ、ブルーン・ラーセン(BVB);メンツェル、シュテフェン、マリ、ゲルハルト、ムバブ、クノヘ、レジュベツァイ
ゴール:アザール(52分 ハキミ)、ゲレイロ(58分 アザール)、ゲッツェ(88分 ブルマのハンドボールで得たPK)
好機:7-3(前半1-1) CK:7-2(前半4-1)
主審:ベルツ(32分 ペルグリム) 警告:バイグル;ヌメチャ、ブルックス
観客数:80200人 天候:快晴、気温16度

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