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2019.4.28

2-4:ダービーに敗北、2選手が退場

2-4:ダービーに敗北、2選手が退場

ボルシア・ドルトムントはFCシャルケ04との第154回レビアダービーを2-4(前半1-2)で落とし、第31節にして今季ブンデスリーガのホームゲーム初黒星を喫した。

 

レポート:ボリス・ルパート

 

8万196人の観客で満員になったジグナル・イドゥナ・パルク(1100席以上が緩衝帯として確保された)で、BVBは14分にゲッツェのゴールで先制。しかし18分に疑惑のPKがシャルケに与えられてカリジュリが沈めると、10分後にはサネがコーナーを頭で押し込み、試合をひっくり返す。後半に入ってロイスがレッドカードを受けたあと、カリジュリがフリーキックを直接決めて点差は拡大。BVBは65分にボルフも退場となり、9人での戦いを強いられるが、ビツェルが1点を返して2-3と1点差に迫る。しかし2分後、エンボロが4-2として勝負を決めた。

 

戦前の状況:
ダービーの前に勝ち点差が今回ほど開いていたことはなく、2位のBVBは15位のシャルケに42ポイント差をつけていた。今季最初のダービーではBVBが2-1で競り勝ち、ゲルゼンキルヘンで3年ぶりに勝利を収めた。ダービー2戦2勝は、タイトルを手にした2011-12シーズンが最後だった。

 

チーム情報:
側副靭帯の部分断裂に見舞われたボルフがどうにか間に合い、ルシアン・ファブレ監督は今季初めて前節と同じメンバーを先発起用。筋肉を痛めたフィリップはチームから外れた。

 

 

戦術:
普段の4-2-3-1で臨んだBVBに対し、シャルケは5-3-2とし、ボールキープ時も5バック。サイドバックがハーフラインを越えることは、ほぼなかった。アウェーチームはコンパクトに戦うことに徹し、スペースを与えず時にはマンツーマンで守備。ゼルダーが絶えずビツェルにプレッシャーをかけ、オツィプカはサンチョをつけ回した。56分にディレイニーに代わってアルカセルが入ると、BVBは4-1-4-1にスイッチ。ゲッツェとロイスが中盤の攻撃的な4人のセンターに入った。

 

試合の展開と分析:
試合開始早々からスタンドでもピッチでも激しい戦いが繰り広げられ、試合の大半はシャルケ陣内で展開された。コンパクトに守るアウェーチームは11分にディレイニーにロングシュートを打たせた以外はBVBにチャンスを与えなかったが、14分に均衡は崩れる。相手守備陣からボールを奪ったサンチョがラストパス。これにゲッツェが頭で合わせ、ホームチームに願ってもない先制点をもたらした。

 

 

リードされたシャルケが初めて攻勢に出るも、バイグルがエンボロのシュートをブロック。特に抗議は出ず、試合はそのまま進んだ。しかし18分、ツバイヤー主審がVAR担当のビンクマン副審と協議の末に笛を吹き、PKスポットを指示。これをカリジュリが沈めた。さらに10分後、シャルケは流れに完全に逆らって試合をひっくり返す。その時点でボール支配率ではBVBが84%と圧倒していたが、シャルケがコーナーを獲得するとサネがヘディングシュートでネットを揺らし、2-1とした。やはりダービーは予測しがたい。BVBは前半のスタッツで相手を大きく上回りながらも(ボール支配率81%、タックル勝率62%、パス成功率92%)、1点ビハインドで試合を折り返した。

 

ロイスとボルフが退場に

 

仕切り直したBVBは、54分にゲレイロが遠めから狙う。ファブレ監督は56分、ディレイニーを下げてアルカセルを投入するというギャンブルに出たが、60分にロイス、65分にボルフが、いずれもゼルダーへのバックチャージで退場となる。さらに、その間の62分にロイスのファウルでシャルケに与えられたフリーキックをカリジュリがゴール上隅に直接決め、3-1とした。

 

 

それでもスタンドのファンはBVBをサポート。ピッチを去るロイスにスタンディングオベーションを贈り、残り時間が少なくなる中でもチームに声援を送った。

 

それに応えるように、84分に途中出場のブルーン・ラーセンが入れたクロスをビツェルが押し込み、ホームチームに希望をもたらす。しかし、わずか2分後、オツィプカのパスを受けたエンボロが16メートルのシュートをBVBのゴールに突き刺し、シャルケのリードを再び2点に拡大。結局BVBは2-4で今季リーグ戦ホーム初黒星を喫した。

 

試合を時系列でチェックするにはこちらをクリック(ドイツ語のみ)

 

メンバー&ゴール
ブンデスリーガ第31節
ボルシア・ドルトムント 2-4(前半1-2) FCシャルケ04

 

ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ボルフ、バイグル、アカンジ、ディアロ;ビツェル、ディレイニー(56分 アルカセル);サンチョ、ロイス、ゲレイロ(78分 プリシッチ);ゲッツェ(83分 ブルーン・ラーセン)
FCシャルケ04:ニューベル;カリジュリ(67分 ルディ)、サネ、スタンブリ、ナスタシッチ、オツィプカ;マッケニー(77分ブルマ)、マスカレル、ゼルダー;エンボロ(87分 マトンド)、ブルクシュタラー
ベンチ:ヒッツ、ダフート、シュメルツァー、トプラク;フェアマン、クトゥジュ、ハリト、カールス
ゴール:ゲッツェ(14分 サンチョ)、カリジュリ(18分 PK)、サネ(28分 カリジュリのCK)、カリジュリ(62分 直接FK)、ビツェル(84分 ブルーン・ラーセン)、エンボロ(86分 オツィプカ)
CK:2-4(前半1-2) 好機:2-4(前半1-2)
主審:ツバイヤー(ベルリン) 退場:ロイス、ボルフ(いずれも危険なファウル)警告:カリジュリ、ゼルダー、エンボロ、マッケニー、マスカレル、ルディ
観客数:80196人(チケット完売) 天候:小雨、気温11度

 

今後の日程:
次節は5月4日にSVベルダー・ブレーメンと対戦。敵地べーゼルシュタディオンで18時30分(日本時間5日午前1時30分キックオフ)から行われる。

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