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2018.10.28

2-2:サンチョ2発も実らず、終盤のPKでドロー

2-2:サンチョ2発も実らず、終盤のPKでドロー

ボルシア・ドルトムントはブンデスリーガ第9節でヘルタBSCをホームに迎え、終盤に同点ゴールを許して2-2(前半1-1)のドローに終わった。BVBはリーグ戦でのホーム5連勝こそ阻まれたものの、今シーズンの公式戦無敗記録を保っている。

 

レポート:ボリス・ルパート

 

アウェー席が若干空いていたため、満員には届かない8万1000人が見守ったジグナル・イドゥナ・パルクでは、BVBのジェイドン・サンチョが27分に先制。前半終了間際にサロモン・カルーの同点ゴールを許したホームチームは後半立ち上がりに精彩を欠いたものの、60分過ぎにサンチョの2点目でリードを広げた。しかし、さらに突き放すチャンスを2度逃したBVBはその代償を払わされることになり、後半アディショナルタイムにカルーのPKを許して引き分けに甘んじた。

 

戦前の状況:
現在首位に立つBVBは、ブンデスリーガで唯一の無敗を維持。一方、ヘルタもここまで1敗しか喫しておらず(ブレーメンとのアウェー戦)、勝ち点は15と昨季の同じ時点より6ポイント多い。BVBはヘルタとの最近9試合で1敗しておらず、2016-17シーズンにアウェーで1-2と競り負けたのが唯一の黒星になる。

 

 

チーム情報:
BVBはパコ・アルカセル(筋肉系)とトーマス・ディレイニー(足の打撲)、マヌエル・アカンジ(臀部)、マルセル・シュメルツァー(骨浮腫)らが欠場。ルシアン・ファブレ監督はミッドウィークのUEFAチャンピオンズリーグ(アトレティコ・マドリーに4-0の勝利)から3人の先発を入れ替え、ディレイニー、クリスティアン・プリシッチ、ヤコブ・ブルーン・ラーセン(後者2人はベンチスタート)の代わりにマフムート・ダフート、サンチョ、ラファエウ・ゲレイロを起用した。

 

戦術:
ヘルタはBVBの4-2-3-1に対抗すべく、5-2-2-1に並ぶ「ベルリンの壁」を形成。中盤に人数をかけ、タイトなマークで自由を与えない作戦を採ったが、BVBに何度となく背後を突かれていた。BVBは左サイドのゲレイロが2人のマーカーを引き連れ、中央に切れ込む回数が多く、アシュラフ・ハキミがオーバーラップするスペースをつくり出していた。

 

試合の展開と分析:
強烈なタックル、確かなボールテクニックと素早いカウンターを駆使したブラック&イエローは、序盤から何度となく得点のチャンスをつくり出した。開始早々の3分には早くも決定機が訪れたが、ペナルティーエリア端付近でパスを受けたハキミのシュートはゴール横へ。さらにそれから1分も経たないうちに、今度はサンチョがヘルタのゴールを脅かす。マルコ・ロイスがゲレイロからパスを受け、続いてサンチョへ展開。このイングランド代表が中央右寄りから放ったシュートはGKヤルステインを破ったが、ゴールライン上でレキクにクリアされた。

 

16分にはハキミが18メートルの位置から狙うも、相手選手に当たったボールはポストの外側へ。そしてその2分後、ロイスのクロスに合わせたサンチョが鮮やかなシュートでネットを揺らす。しかし、VAR判定の末にダフートのパスを受けたロイスがオフサイドを取られ、このゴールを取り消されてしまった。

 

 

それでも27分、BVBはサンチョのゴールでついに均衡を破る。ダフートがハーフウェーライン付近でボールを受け、前線へ駆け上がっていくマリオ・ゲッツェにパス。ロイスと並走していたゲッツェは完璧なタイミングでサンチョにパスを出し、この18歳の新鋭が角度のない位置からゴールを陥れた。

 

ヘルタは次第にフィジカルに頼り始め、BVBは当初の勢いを失う。40分にドゥダが放った18メートルのシュートは決まらなかったものの、1分後に同点ゴールが生まれる。ヘルタが中盤でダフートからボールを奪い、これをサイドで受けたミッテルシュタットがペナルティーエリア内へラストパス。このボールをカルーがネットへ流し込んだ。

 

後半に入るとブラック&イエローが勢いを取り戻し、縦を意識したダイレクトな攻撃をゴールにつなげる。55分にハキミが放った一撃はサイドネットの外側へ。その6分後、中盤センターでゲッツェと連係したハキミが前線へ完璧なパスを供給すると、ロイスがスルーしたボールをサンチョが至近距離から押し込んだ。イングランドの若きMFによる8日間で4点目となるゴールにより、BVBはリードを取り戻した。

 

78分にはゲレイロに試合を決める決定機が訪れるも、ダフートのスルーパスに抜け出して1対1で放ったシュートをヘルタの守護神ヤルステインに止められ、こぼれ球もシュタークにクリアされてしまう。86分にはブルーン・ラーセンにビッグチャンス到来。だが、ロイスのクロスをゴールに変えることはできなかった。その直後、今度はヘルタに同点のチャンスが訪れたものの、ビュルキがスーパーセーブでゼルケを阻止した。

 

しかしアディショナルタイム1分、ザガドゥがゼルケを止めにかかった場面で、主審がPKスポットを指示。これでアウェーチームに与えられたPKをカルーが沈め、激戦を2-2のドローに持ち込んだ。

 

全ゴールとハイライトはこちらをクリック

 

今後の日程:
ブンデスリーガの次節は11月3日で、VfLボルフスブルクと対戦(日本時間23時30分キックオフ)。その前の31日にはDFBポカールの2回戦が控えており、ウニオン・ベルリンをジグナル・イドゥナ・パルクに迎える(日本時間11月1日午前2時30分キックオフ)。この試合のチケットはまだオンラインにて購入可能

 

2018年10月27日 ブンデスリーガ第9節
ボルシア・ドルトムント 2-2(前半1-1) ヘルタBSC

 

ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ピシュチェク(90+2分 トプラク)、ザガドゥ、ディアロ、ハキミ;ダフート、ビツェル;サンチョ(72分 プリシッチ)、ロイス、ゲレイロ(80分 ブルーン・ラーセン);ゲッツェ
ヘルタBSC:ヤルステイン;ラザロ、シュターク、ルステンベルガー、レキク;ミッテルシュタット;シェルブレッド(46分 ダリダ)、マイヤー;カルー、ドゥダ(71分 ディルロスン);イビシェビッチ(57分 ゼルケ)
ベンチ:
ヒッツ、フィリップ、ボルフ、バイグル(BVB);クラフト、ケプケ、プラッテンハルト、ルカセン(ヘルタ)
ゴール:
サンチョ(27分 ゲッツェ)、カルー(41分 ミッテルシュタット)、サンチョ(61分 ハキミ)、カルー(91分 ザガドゥのゼルケに対するファウルで得たPK)
CK:8-1(前半5-1) 好機:9-6(前半5-2)
主審:シュテーゲマン(ニーダーカッセル) 警告:ハキミ、ザガドゥ(BVB);イビシェビッチ、ルステンベルガー(ヘルタ)
観客数:81000人 天候:晴れ、気温9度

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