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2018.12.22

2-1:ボルシアMGとの頂上対決を制す

2-1:ボルシアMGとの頂上対決を制す

ボルシア・ドルトムントはボルシア・メンヘングラットバッハに2-1(前半1-1)で競り勝ち、シーズン前半戦をいい形で締めくくった。白熱の戦いとなったこのトップ2対決でゴールを決めたのはジェイドン・サンチョとマルコ・ロイス。この勝利により、ブラック&イエローはクリスマス時点におけるクラブ史上2番目の記録となる勝ち点42ポイントを獲得した。

 

レポート:ボリス・ルパート

 

8万1365人が詰めかけた満員のジグナル・イドゥナ・パルクで、BVBは42分、サンチョが角度のないところから仕留めたゴールで先制。前半アディショナルタイムにクラマーの同点ゴールを許したものの、54分にロイスが決めてリードを奪い返す。ロイスはその後にもフリーキックで3点目に迫ったが、これは枠に阻まれた。

 

戦前の状況:
BVBは今シーズンの公式戦、ホームでは12試合負けなし(10勝2敗)。一方、グラットバッハはアウェーゲーム最近4試合で1勝(11月10日、ブレーメンに3-1)にとどまっていたが、今シーズンはアウェーで3敗のみ。これはリーグで5番目に少ない数字だった。

 

チーム情報:
マヌエル・アカンジ、アブドゥ・ディアロ、ダン=アクセル・ザガドゥが出場不可能だったため、ルシアン・ファブレ監督はデュッセルドルフにアウェーで1-2と屈したミッドウィークの試合から6人を変更。アカンジ、ディアロ、マルセル・シュメルツァーに代えてユリアン・バイグル、エメル・トプラク、アシュラフ・ハキミを起用し、ウカシュ・ピシュチェクと合わせて4バックとした。前線ではクリスティアン・プリシッチ、ヤコブ・ブルーン・ラーセン、マリオ・ゲッツェがベンチに回り、サンチョ、ラファエウ・ゲレイロ、パコ・アルカセルがスタメン入り。さらにU-23チームのセンターバック、ピーパーが初めてブンデスリーガの試合でトップチームのメンバーに入った。バイグルがセンターバックに入るのは今回が初めてではなく、2017年10月、2-2で引き分けたフランクフルト戦でも同じ役割を務めていた。

 

 

戦術:
メンバーは大幅に入れ替えたBVBだが、どの選手もファブレ監督がシーズン当初から採用し続けている4-2-3-1にスムーズにはまり、高い位置からのプレッシングでグラットバッハのミスを誘った。4-3-3のフォーメーションを選んだグラットバッハも、時折同じくハイプレスをかけてきたが、簡単に攻守を切り替えられてしまうことが多かった。ブラック&イエローは相手ボールになると4-2-2にスイッチし、ロイスが上がってアルカセルと2トップを形成した。

 

試合の展開と分析:
独特の雰囲気をつくり出した満員のジグナル・イドゥナ・パルクで、両者は立ち上がりから激しいプレッシングサッカーを披露した。20分にはゲレイロがクラマーからボールを奪い、すぐにアルカセルにパス。アルカセルから完璧なスルーパスをもらった主将のロイスがカーブをかけてファーコーナーを狙ったが、GKゾマーが至近距離でブロックし、ゴールを死守した。

 

BVBは22分にも惜しい得点チャンスをつくる。今度はアルカセルがシュートを打つも、わずかに枠を外れた。アルカセルはそれからほどなく太もも裏の筋肉を痛めてピッチの外へ。BVBはしばらく10人でプレーしたのち、34分にゲッツェが代わって入り、ブンデスリーガ通算200試合目の出場を果たした。

 

 

ブラック&イエローの気持ちのこもった非常に献身的なプレーは、42分に実を結ぶ。またしてもゲレイロがグラットバッハの選手からボールを奪い、ロイスにスルーパス。キャプテンが中につないだボールはゲッツェの背後に入ってしまったため、ゲッツェがこれをサンチョに託す。若きイングランド代表はボールをゴールライン際まで運ぶと、ほぼ不可能に思われた角度からシュート。ボールはポストに当たってネットに吸い込まれ、ホームチームが先制に成功した。

 

クラマーがハンド、そしてゴール

 

しかしグラットバッハの反撃も素早かった。ザカリアのクロスに頭で合わせようとしたクラマーが、結局ピシュチェク当たってゴールエリア内にこぼれたボールを蹴り込み、ハーフタイム直前に同点ゴールを奪った。ハンドの疑いもあったが、ツバイヤー主審はビデオアシスタントレフェリーと検証した上でゴールを認めた。ZDFの解説者はこれを正しいジャッジと判断したが、Eurosportのスタジオにいたマティアス・ザマーは、正反対の見方をしていた。

 

再びゲッツェがアシスト、ロイスがゴール

 

前半、このシーンを除けばグラットバッハに一度もチャンスを与えていなかったため、BVBにとっては不運の失点とも言えたが、選手たちの気持ちが切れることはなかった。そして後半9分、見事な形からリードを奪い返す。右サイドでサンチョからボールを受けたゲッツェが、相手守備の裏を通す完璧なパスをロイスに通す。ロイスは脚を伸ばして滑り込み、ゴールエリア端からボールをネットに収めた。

 

 

65分にはさらに点差を広げるビッグチャンスを得る。しかし18メートルの位置からロイスが直接狙ったフリーキックは、惜しくもポストを直撃。BVBはその後もハイテンポをキープし、相手をゴールに寄せ付けなかった。終盤には過密スケジュールをこなしてきた疲れが出てしまい、相手のプレッシャーにさらされたが、なんとか90分プラス4分41秒のアディショナルタイムを耐え抜き、勝利を手にした。

 

試合を時系列でチェックするにはこちらをクリック(ドイツ語)

 

今後の日程:
チームは22日からつかの間のクリスマス休暇に入り、2019年1月3日のパフォーマンス診断からシーズン後半戦に向けた準備を開始。1月4日から12日まではマルベージャで冬合宿に入り、その間にテストマッチを2試合行う(7日にフォルトゥナ・デュッセルドルフ、11日にフェイエノールトと)。ブンデスリーガ再開はその1週間後。まずはライプツィヒとアウェーで対戦する(日本時間1月20日午前2時30分キックオフ)。

 

メンバー&ゴール:
ドイツ・ブンデスリーガ第17節

ボルシア・ドルトムント 2-1(前半1-1)ボルシア・メンヘングラットバッハ

 

ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ピシュチェク、バイグル、トプラク、ハキミ;ビツェル、ディレイニー;サンチョ(90+2分 ボルフ)、ロイス、ゲレイロ(90+3分 ブルーン・ラーセン);アルカセル(34分 ゲッツェ)
ボルシア・メンヘングラットバッハ:ゾマー;ジョンソン、バイヤー、シュトローブル、ベント;クラマー(68分 ホフマン);ノイハウス(82分 キュイザンス)、ザカリア;ヘアマン(73分 トラオレ)、プレア、アザール
ベンチ:ヒッツ、ピーパー、ダフート、プリシッチ(BVB);ジッペル、ラング、ドルミッチ、ヤンチュケ(ボルシアMG)
ゴール:サンチョ(42分 ゲッツェ)、クラマー(45+1分 ザカリア)、ロイス(54分 ゲッツェ)
CK数:4-2(前半3-1)  チャンス数:5-1(前半3-1)
主審:ツバイヤー(ベルリン) 警告:キュイザンス(ボルシアMG)
観客数:8万1365人(満員)  天候:雨・強風、気温10度

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