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2017.9.27

1-3:激闘の末、マドリーに敗北

1-3:激闘の末、マドリーに敗北

ボルシア・ドルトムントはUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第2節でスペインおよび欧州の王者レアル・マドリーとホームで対戦したが、1-3(前半0-1)で屈し、グループ2連敗を喫した。

 

レポート:ボリス・ルパート

 

6万5848人の観客が詰めかけたジグナル・イドゥナ・パルクではクオリティーの高い戦いが披露され、アウェーのレアル・マドリーが18分のベイル、50分のロナウドのゴールで2-0とリード。BVBも食らいつき、54分にオーバメヤンが1点返したが、79分に再びロナウドに決められ、1-3で屈した。

 

 

戦前の状況:
マドリーは過去6回のドルトムント遠征で一度も勝てていなかった(3分け3敗)。チャンピオンズリーグの試合でマドリーがここまで勝てていないスタジアムはほかにない。グループステージで最後に負けた相手もBVBで、2012年10月24日のこと。それ以降は21勝7敗と無敗を維持していた。

 

チーム情報:
両者とも先発メンバーは予想通りだった。ベンゼマ、マルセロ、テオ、コバチッチを欠くマドリーはクロースがスタメンに復帰。一方、シュメルツァー、ロイス、ゲレイロ、シュールレ、ローデ、ドゥルムが依然として戦列を離れているBVBは、メンヘングラットバッハに6-1と大勝した試合から3人を変更し、バイグル、ダフート、プリシッチに代えてシャヒン、カストロ、ヤルモレンコを起用した。

 

戦術:
試合前、話題になっていたのは、高い位置でカウンタープレスを行うBVBの攻撃的アプローチが、はたして個々の能力の高い経験豊富なチーム相手でも機能するのかどうかということ。シャヒンがいつもより下がり目、4バックの数メートル前にポジションを取ったBVBは、守備時はオーバメヤンだけを前線に残して4-1-4-1で戦い、ボールを奪うと4-3-3にシフト。対するマドリーは4-3-3で守り、両ウイングより若干下がり目の中央に1人(たいていはイスコ)を残した。そして両チームともマイボール時は両SBが前線に上がっていった。

 

試合の展開と分析:
マドリーは立ち上がり、BVBの左サイドを2度にわたって攻略。まず10分のシーンではカルバハルがフリーで抜け出したが、シュートはビュルキに阻まれた。そのわずか60秒後には、ロナウドのパスからベイルが無人のゴールに迫ったものの、ピシュチェクがゴール手前でボールをクリアした。

 

このように先に決定機をつくったのはスペイン勢だったが、序盤の主導権を握ったのはスムーズで力強いプレーを見せたホームのBVB。14分にはカストロの絶妙なパスがヤルモレンコに通り、右サイドからのクロスがオーバメヤンの頭を越える。これをフィリップが蹴り込むと、ラモスがゴールライン手前でハンド。間違いなくPKが与えられるべきシーンだったが、目の前で見ていたはずの追加副審がハンドを認めなかったため、カイペルス主審はCKを与えただけだった。ラモスのハンドは故意ではなかったかもしれないが、腕の位置は不自然に高く、そのせいでゴールは決まらなかった。

 

PKを与えられず、直後にマドリーが先制

 

しかし結局PK、そして先制のチャンスは与えられず、逆にマドリーが均衡を破る。わずか4分後の18分、カルバハルのクロスにベイルが左足のボレーで完璧に合わせ、シュートをゴール上隅に突き刺した。

 

それでも、キックオフ当初からBVBを後押しし続けていたジグナル・イドゥナ・パルクのファンの声援は、38分に報われそうになる。ピシュチェクが相手守備陣の間に見つけたスペースへフィード。これにオーバメヤンが抜け出すも、フィニッシュはポストに阻まれ、さらにはオフサイドと判定された。前半、BVBはボール支配率で上回ったが(53%)、シュート数はマドリーが1本多かった(8-7)。マドリーは絶えず攻め続けたものの、BVBがゴールを脅かされたのは10分から18分までの時間帯と、前半終了間際のみ。45分のマドリーのチャンスではロナウドが狙ったが、シュートは横へそれた。

 

後半に追いついていてもおかしくなかったBVB

 

BVBは後半開始直後にいきなり決定機を迎え、ゲッツェがペナルティーエリア右のヤルモレンコへパス。このウクライナ代表が頭で折り返すも、オーバメヤンへ渡る寸前にバランがCKへ逃れた(46分)。しかし、次にゴールを奪ったのもマドリーで、ベイルが左サイドから入れたセンタリングにロナウドが難なく合わせた(50分)。

 

それでもブラック&イエローは逆襲に転じ、カストロが左サイドから入れたクロスにオーバメヤンが合わせて1点差とする(54分)。その直後(56分)にヤルモレンコがトリアンのクロスをたたき込んでいれば、ジグナル・イドゥナ・パルクはBVBサポーターの歓喜で爆発していたに違いない。

 

終盤はオープンな展開に

 

次にチャンスを迎えたのはBVB。ヤルモレンコのパスでカストロが抜け出すも、ナバスをかわすだけという決定機でコントロールが乱れてしまう(62分)。その数分後には抜け出したゲッツェが相手DFのタックルにボールを奪われ(65分)、続いてオーバメヤンのシュート(67分)がポストをかすめた。

 

ボス監督は60分にシャヒンとトリアンを下げ、バイグルとダフートを投入。同時に最終ラインを3バックにシフトさせる。その後もブラック&イエローは勇気を持って押し上げ、果敢に同点ゴールを奪いにいったが、マドリーの堅い守備を崩せないまま、逆に75分のカウンターからイスコにゴールを脅かされた。

 

だが79分、ついにBVBはとどめを刺される。ロナウドがモドリッチのスルーパスに反応すると、ペナルティーエリア右からニアポスト際に強烈なシュートを突き刺した。

 

2017年9月26日(火) UEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節
ボルシア・ドルトムント 1-3(前半0-1) レアル・マドリー

 

ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ピシュチェク、ソクラティス、トプラク、トリアン(60分 ダフート);シャヒン(60分 バイグル);カストロ、ゲッツェ(76分 プリシッチ);ヤルモレンコ、オーバメヤン、フィリップ
レアル・マドリー:ナバス;カルバハル、バラン、セルヒオ・ラモス、ナチョ;モドリッチ(90+1分 セバージョス)、カゼミロ、クロース;イスコ(76分 アセンシオ);ロナウド、ベイル(85分 ルーカス)
ベンチ:バイデンフェラー、ザガドゥ、バルトラ、香川(BVB);カシージャ、ジョレンテ、アクラフ、マジョラル、(マドリー)
ゴール:ベイル(18分 カルバハル)、ロナウド(50分 ベイル)、オーバメヤン(54分 カストロ)、ロナウド(79分 モドリッチ)
CK:7-5(前半4-3) 好機:6-9(前半2-4)
主審:カイペルス(オランダ) 警告:トプラク、バイグル(BVB);ベイル、カルバハル、モドリッチ(マドリー)
観客数:65848人(満員) 天候:晴れ、気温13度

 

今後の日程:
30日にFCアウクスブルクとのアウェー戦(日本時間22時30分キックオフ)をもって、22日間で7試合という過密スケジュールはひとまず終了。チャンピオンズリーグの次節は10月17日に行われ、キプロスでアポエルFCと対戦する。

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