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2017.12.10

1-2:ブレーメンに敗れ流れを変えられず

1-2:ブレーメンに敗れ流れを変えられず

ボルシア・ドルトムントはブンデスリーガ第15節でベルダー・ブレーメンに1-2(0-1)の敗北を喫した。思うようにいかなかった前半のあと、ホームチームは後半からギアを上げて同点に追いついたのもつかの間、セットプレーから再びリードを許して勝ち点3を奪われた。

 

レポート:デニス=ユリアン・ゴッチュリヒ

 

8万1160人の観客を集めたジグナル・イドゥナ・パルクでBVBはなかなかリズムに乗れず、26分にM・エッゲシュタインに先制点を許してしまう。ハーフタイム後は改善が見られ、57分にオーバメヤンが得点して試合は振り出しに。しかし、それから10分もしないうちにゲブレ・セラシエがブレーメンに再勝ち越し点をもたらす(65分)。香川(72分、90分)とシュールレ(82分)は終盤のチャンスで決め切れず、その一方でカウンターでゴールに迫ったブレーメンに何度も試合を決められかけた。

 

全試合映像はBVBtotal!で視聴可能

 

戦前の状況:
ブンデスリーガで7試合白星のなかった6位のBVBと、これまでの3試合で2勝を挙げていたブレーメンの対戦。BVBはブレーメンとの最近12試合で11勝。ジグナル・イドゥナ・パルクではブレーメンに対して10連勝中だった。

 

チーム情報:
BVBではフィリップ、カストロ、ゲッツェ、ピシュチェク、ロイス、ローデ、ドゥルムの7選手が負傷離脱中。ブレーメンはツェッテラー、ヨハンソン、チャンを欠いていた。ペーター・ボス監督はマドリー戦からスタメンを1人しか入れ替えず、シャヒンの代わりにウインガーのヤルモレンコを先発起用した。

 

ダフートが先発出場

 

戦術:
ブレーメンは3-5-2のフォーメーション。フレキシブルな戦術を採用し、ユヌゾビッチとエッゲシュタインは前線に上がって2トップをサポート。右SBのゲブレ・セラシエもチームがボールを奪うとサイドを深くえぐった。相手ボール時は、ゲブレ・セラシエは左サイドのアウグスティンソンと同じく最終列まで引き、4バックあるいは5バックを形成した。一方、BVBはシャルケ戦、レバークーゼン戦、マドリー戦と同じ3-4-3。3バックの中央にはスボティッチが入った。中盤センターには攻撃的な香川とダフートを据え、ヤルモレンコ、オーバメヤン、プリシッチの3トップが攻撃をけん引した。しかし後半からは原点の4-3-3に戻り、バルトラ、ソクラティス、スボティッチ、シュメルツァーが最終ラインを固め、途中出場のシャヒンが中盤の底で4バックをガード。ダフートと香川がその両脇でプレーし、プリシッチ、オーバメヤン、そしてこちらも後半から起用されたシュールレが前線を担った。

 

試合の展開と分析:
試合開始後早々にBVBが攻め立てたあと、これに耐え切ったブレーメンがゲームを支配。BVBのビルドアップを早めに崩し、相手ボール時もハードワークでかく乱した。試合最初のビッグチャンスはユヌゾビッチに訪れ、9分、そして22分にも至近距離から狙ったが、いずれもいゴールならず。13分にクルーゼがエリア端から反転して放った低いシュートもビュルキが対処した。しかし26分に均衡は崩れる。クルーゼからのパスをエリアのすぐ外で受けたエッゲシュタインが、ゲレイロをかわして左足でシュート。弧を描いたボールはファーサイド隅のネットに吸い込まれた。

 

 

リードされてもBVBは目が覚めず、攻撃を組み立ててもブレーメンの屈強な守備陣にはね返され、あとはロングボールに頼るしかなかった。40分、ようやくヤルモレンコにシュートチャンスが訪れたが、遠めからの一撃はゴールの横へ。ブレーメンは追加点を目指して攻め、33分にはクルーゼが至近距離から狙ったものの、シュートはわずかにゴール枠を越えた。

 

1-1に追いつく

 

ボス監督はハーフタイムで2枚の交代カードを同時に切る。ゲレイロとヤルモレンコを下げ、シャヒンとシュールレを投入した。さらには的確な指示があったのか、後半開始の直後からテンポを上げ、香川(47分)とシュールレ(49分、52分)に立て続けに好機が訪れるがシュートはいずれもGKパブレンカがセーブ。それでも攻勢を緩めず、57分にオーバメヤンが同点ゴールを奪う。ゲブレ・セラシエのクリアボールがシュメルツァーへ。そのクロスを香川がファーポスト付近から頭で折り返すと、オーバメヤンがバルクフレーデを押さえ込みながらゴールネットを揺らした。

 

 

これでBVBに流れが傾くかと思いきや、次の1点を奪ったのはハーフタイムの前後にバルテルスとゴンドルフの2選手を負傷で失っていたアウェーチームだった。ブレーメンは63分にカウンターで決定機をつくりかけるが、カインツがゴンドルフへのパスをタイミングよく出せない。それから1分もしないうちにクルーゼが放った一撃はビュルキがスーパーセーブで阻止。しかし65分、ブレーメンがこれで得たCKをカインツがゴールエリアへ入れると、フリーになっていたゲブレ・セラシエが頭で得点。アウェーチームに再勝ち越し点をもたらした。

 

香川とシュールレにチャンス

 

終盤は攻め合いとなり、BVBは再び追いつこうと攻勢を強める。72分に香川がゴールまで6メートルの位置で放ったシュートはパブレンカを破るかと思われたが、不運にも倒れていたオーバメヤンの背中に当たってクロスバーを越えた。10分後、今度はシュールレにチャンスが訪れるも、シュートはミートせず。さらに終了間際、香川が17メートルの距離から狙ったものの、惜しくも決まらなかった。

 

全試合映像はBVBtotal!で視聴可能

 

メンバー&ゴール:
ブンデスリーガ第15節
ボルシア・ドルトムント 1-2(前半0-1)ベルダー・ブレーメン

 

ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ソクラティス、スボティッチ、シュメルツァー;バルトラ、香川、ダフート(82分 イサク)、ゲレイロ(46分 シャヒン);ヤルモレンコ(46分 シュールレ)、オーバメヤン、プリシッチ
ベルダー・ブレーメン:パブレンカ;ベリコビッチ、バルクフレーデ、モイサンデル;ゲブレ・セラシエ、デレイニー、アウグスティンソン;M・エッゲシュタイン、ユヌゾビッチ(53分 ゴンドルフ);バルテルス(33分 カインツ、84分 バウアー)、クルーゼ
ベンチ:バイデンフェラー、ザガドゥ、バイグル、トプラク(BVB);ドロブニー、ハイロビッチ、サネ、ベルフォディル
ゴール:M・エッゲシュタイン(26分 クルーゼ)、オーバメヤン(57分 香川)、ゲブレ・セラシエ(65分 カインツのCK)
CK:4-2(前半3-0)  好機:7-8(前半0-4)
主審:グレーフェ(ベルリン)  警告:なし
観客:8万1160人  天候:にわか雪、気温1度

 

今後の日程:
冬の中断期間まで残すところ3試合のみ。火曜日にマインツへ遠征し(日本時間13日午前4時30分キックオフ)、来週土曜日はホームでTSGホッフェンハイムと対戦(同17日午前2時30分)。そしてクリスマス前の水曜日にバイエルン・ミュンヘンとのDFBポカールの一戦に敵地で臨む(同21日午前4時45分)。

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