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2019.10.20

1-0:ボルシアMG下して首位に接近

1-0:ボルシアMG下して首位に接近

ブンデスリーガで3試合引き分けが続いていたボルシア・ドルトムントだが、第8節で首位ボルシア・メンヘングラットバッハに1-0(前半0-0)と競り勝ち、ようやく停滞ムードから抜け出した。両チーム共に多くの得点チャンスをつくった白熱の戦いは、60分を回る直前にマルコ・ロイスが決めた1点で勝負がついた。

 

レポート:ボリス・ルパート

 

8万1365人の観客で満員となったジグナル・イドゥナ・パルクでは非常に質の高い戦いが繰り広げられ、BVBは前半から7-3とチャンスの数で上回った。しかしゴールが生まれたのは後半。インフルエンザを押しての出場だった主将マルコ・ロイスが58分に試合の均衡を破った。その後、ロマン・ビュルキがケガで交代するアクシデントがあったものの、最後の20分間、代わって入ったマルビン・ヒッツがメンヘングラットバッハの猛攻をしのぎ切った。

 

戦前の状況:
BVBはメンヘングラットバッハに8連勝中。リーグ首位で今回の対戦を迎えたメンヘングラットバッハとの勝ち点差は4ポイントだった。ホームではフォールズ(メンヘングラットバッハの愛称)から過去13年の間に13試合で39ポイント中37ポイントを奪っていた。

 

 

チーム情報:
ジェイドン・サンチョが直前に20名の試合メンバーから脱落。ルシアン・ファブレ監督は「規律上の措置」とだけ述べ、「それ以外は公表しない」としたが、ミヒャエル・ツォルクが次のように説明した。「ジェイドンはいい若者だ。非常に若く、ものすごいスピードで成長している。彼は時々、限度を超えて我々を試すようなことをするが、それは受け入れられない。今回の処分は軽いものではないが、ほかに選択肢はなかった。我々にはチームを健全な状態に保つ責任がある。出場停止処分は今回だけであり、ジェイドンは今朝の練習にも参加した。水曜日の試合(インテル戦)ではまたメンバーに入るだろう」

 

サンチョに加え、パコ・アルカセル(アキレス腱の負傷から回復後、筋肉系の問題)、マリオ・ゲッツェ(風邪)、マルセル・シュメルツァー(背中の問題)が欠場。ファブレ監督は2-2の引き分けに終わった2週間前のフライブルク戦から3名を入れ替え、ウカシュ・ピシュチェク(筋線維断裂から復帰してベンチ入り)、ラファエウ・ゲレイロ(ベンチ)、ゲッツェに代えて、ユリアン・バイグル、ニコ・シュルツ、ユリアン・ブラントをスタメンに起用した。

 

戦術:
BVBは4-2-3-1のフォーメーションだが、守備は右がマヌエル・アカンジ、中央がバイグルとマッツ・フンメルス、左がシュルツと、ほぼ新生の4バックで試合をスタートさせることになった。ブラントは1トップ気味でプレーしたが、相手ボール時にはロイスと並んで4-4-2の最前線を形成。対するグラットバッハは4-4-2で守り、攻撃時はユーティリティー性の高いベーネスを中心とした4-3-3にスイッチした。

 

試合の展開と分析:
誰もが予想していた通り、試合は開始直後からオープンな展開となった。双方がチャンスをつくり合い、前半はBVBに7つ、グラットバッハに3つの決定機が訪れた。アウェーチームは5分に早くも先制ゴールのビッグチャンスを迎え、コーナーキックからヤンチュケがシュート。しかしこれはロイスがブロックして事なきを得た。その2分後には元グラットバッハのアザールが、ブラントからのパスを狙うも、コーナーに逃げられる。続くセットプレーのボールにはトーマス・ディレイニーが頭で合わせたが、枠に収めることはできなかった。さらに12分には、ロイスのお膳立てで俊足ブラントが蹴り込む。しかし中央左からの弾丸シュートはGKゾマーの好セーブに阻まれた。

 

 

その後はしばらく落ち着いたが、26分にベーネスがペナルティーエリア内にフリーキックを放り込むと、再び試合が活気づく。ここは最終的にライナーがゴールエリア内でビュルキにセーブを強いた。BVBの守護神はその3分後にも、エンボロとの1対1を見事なセービングで制している。反対側のゴール前では、ロイスが惜しいシーンをつくったほか、32分にはフンメルスもゴール上隅を狙った強烈なヘディングシュートを放ったが、ゾマーにかき出された。

 

ネットが揺らされたのはその60秒後。ブラントとロイスが連係し、アザールが16メートル手前が蹴り込むと、これがベントに当たってラインを割る。しかしビデオ判定の結果、ロイスがオフサイドだったとしてゴールは認められなかった。

 

待望の先制ゴールが生まれたのは58分になってからだった。ブラントが右サイドから中央にボールを入れると、これをアザールがロイスにスルーパス。BVBのキャプテンはゾマーより先に触ってボールをネットに滑り込ませた。

 

残り20分、ビュルキが負傷し、BVBで出場した試合はすべて勝利しているヒッツが入る。72分には途中出場のヘアマンに至近距離からシュートを打たれたが、フンメルスが見事なスライディングでピンチを救った。

 

グラットバッハは3バックに変更し、リスクを冒して攻め込み始める。そんな中、82分にはブラントがリードを広げたかと思われたが、ここはゾマーが阻止。ブラントはその2分後、ハキミのカットバックに合わせて今度は確実にネットを揺らす。しかしロイスがゾマーの視界を遮ったとして、このゴールも認められなかった。終盤に入っても決定的な場面が続き、86分にはテュラムのシュートがサイドネット外側をたたく。89分のノイハウスの一撃はヒッツが防ぎ、6分間のアディショナルタイムもしのいだBVBが貴重な勝利を手にした。

 

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今後の日程:
両チームは11日後のDFBポカールでも対決。その前にBVBはミラノとゲルゼンキルヘンに遠征し、インテル(日本時間24日早朝4時キックオフ)、シャルケ(同26日22時30分キックオフ)に挑む。

 

メンバー&ゴール:
ボルシア・ドルトムント 1-0(0-0)ボルシア・メンヘングラットバッハ

 

ボルシア・ドルトムント:ビュルキ(71分 ヒッツ);アカンジ、バイグル、フンメルス、シュルツ;ビツェル、ディレイニー;ハキミ、ロイス、アザール(90+6分 ピシュチェク);ブラント(90+2分 ザガドゥ)
ボルシア・メンヘングラットバッハ:ゾマー;ライナー、ヤンチュケ、エルベディ、ベント(78分 シュティンドル);クラマー、ザカリア;ベーネス(63分 ノイハウス);テュラム、エンボロ(63分 ヘアマン)、プレア
ベンチ:ダフート、ゲレイロ、バレルディ、モレイ、ブルーン・ラーセン;グリュン、バイヤー、ホフマン、ベンセバイニ、ポウルセン、マクリディス
ゴール:ロイス(58分 アザール)
好機:11-7(前半7-3) CK:10-8(前半8-1)
主審:シュテーゲマン(ニーダーカッセル) 警告:ディレイニー;ヤンチュケ、ノイハウス
観客数:81365人(チケット完売) 天候:雨、気温12度

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