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2020.5.27

0-1:頂上決戦でバイエルンに惜敗

0-1:頂上決戦でバイエルンに惜敗

ボルシア・ドルトムントはFCバイエルン・ミュンヘンをホームに迎えたブンデスリーガ頂上決戦を0-1(前半0-1)で落とした。熾烈を極めた試合で、ホームチームは序盤戦を優位に進めたものの、試合前半終了間際にヨシュア・キミッヒがバイエルンにリードをもたらすと、結局これが決勝点となった。

 

オフサイド判定で消えたBVBのゴール、枠に阻まれたバイエルンのシュート、両キーパーを救ったボアテングとピシュチェクによるゴールライン上でのクリア、アウェーチームの鮮やかな決勝ゴール、バイエルンのペナルティーエリア内でボアテングがハンドした疑惑の場面 ― リーグ2位と首位の対決は、期待どおり手に汗握る熱戦となった。しかし、BVBを待っていたのは、理不尽とは言えないながらも、残念な結果だった。

 

戦前の状況:
シーズン総合2位対首位、そして今年に入ってからの成績でも2位対首位の一戦。ホーム最強チームとアウェー最強チームの激突でもあった。BVBは後半戦に入ってからのリーグ戦ホームゲーム5試合で全勝。計19得点を挙げる一方、1失点にとどめていた。対するバイエルンはアウェー6連勝中だった。

 

 

チーム情報:
BVBでは依然としてダン=アクセル・ザガドゥ、マルコ・ロイス、ニコ・シュルツが負傷離脱中。バイエルンではフィリペ・コウチーニョ、ニクラス・ジューレ、コランタン・トリッソが欠場した。ルシアン・ファブレ監督はVfLボルフスブルクを2-0で下した3日前のアウェー戦から先発メンバーを変更しなかった。

 

戦術:
BVBは3-4-3としながら、攻撃時は高い位置からプレスをかけて右サイドを中心に数的優位をつくり、守備陣は5バックに切り替えた。バイエルンは4-2-3-1と4-1-4-1の間でスイッチ。攻撃時はゴレツカが中盤の底から上がった。アウェーチームのビルドアップ中は、必ずキミッヒが下がってセンターバックコンビの間に入り、両サイドバックが攻撃参加した。

 

試合の展開と分析:
BVBは前半最初の15分間、バイエルンを大いに苦しめた。開始わずか30秒に最初の得点チャンスをつくり、ホーランドがアザールへスルーパス。アザールのシュートはデイビスに当たったが、こぼれ球にいち早く反応したホーランドが、出てきたノイアーの股下にボールを通す。しかしカバーに入っていたボアテングにライン手前でクリアされた。その2分後にはブラントが狙い、再びバイエルンの守護神の手を煩わせた。

 

ビルドアップは慎重に、ファイナルサードに入ったら思い切っていく、というのが、この日のブラック&イエローのゲームプランだったようだ。幾度となく守備ラインの裏を取り、10分にはその形からネットを揺らす。しかしアシストしたアザールがオフサイドポジションにいたため、ゴールは認められなかった。

 

 

前半半ばを過ぎるとバイエルンも盛り返し、24分にコマン、40分にゴレツカがビュルキにセーブを強いる。この時間帯までにはBVBの攻撃の脅威も少し緩み、試合は両チームともボールを持つ相手選手に容赦なくプレッシャーをかけ合う激しい展開となる。しかしボールの後ろにできるだけ多くの選手を置こうとしたことで、ブラック&イエローは前半終盤、試合をあまりコントロールできなくなる。そして43分、キミッヒがゴール前17メートルの位置から鮮やかなループシュートを放ち、試合の均衡を破る。

 

前半、シュート数(7-6)とタックル勝率(61%)はBVBが上回り、ボール支配率(48%対52%)はほぼ同格。選手たちは両チーム合わせて120キロ以上を走った(BVBが61.5キロ、バイエルンが60.0キロ)。

 

ファブレ監督はハーフタイムでブラントとディレイニーを下げ、コンディションはまだベストではないもののフレッシュなサンチョとジャンを投入。BVBは再び序盤から相手を押し込み、果敢に仕掛けていく。だが、バイエルンも強度を落とすことなく、ボールを持つ選手に2人か3人で挑んでいった。それでもアウェーチームは引いてカウンターのチャンスを狙う作戦を取った。49分にはダフートが17メートル手前からシュート。これはノイアーに難なくセーブされたものの、勝負を振り出しに戻したいという意図は明確に見てとれた。58分には(明らかにゴール下隅に向かっていた)ホーランドのシュートをゴールエリア内でボアテングが腕を使ってコーナーに逃れる。テレビのリプレーでも流されたが、なぜかビデオアシスタントレフェリーはシュティーラー主審に映像を確認するよう促さず、これは試合後、大いに議論されることとなる。

 

BVBは72分、ホーランドがケガでレイナと交代するアクシデント。残り10分になったところでファブレ監督は、大活躍したピシュチェクを下げてゲッツェを送り込み、4バックとする。しかしその後に迎えたチャンスは2度のみ。77分、ジャンのクロスにアザールが合わせるも失敗(いずれにしてもオフサイドだったが)、3分後にダフートが放った16メートルのシュートもノイアーに片手で防がれた。反対側のゴール前では83分、レバンドフスキのシュートが方向を変えて飛んできたが、ここはゴール枠に助けられた。

 

今後の日程:
BVBは日曜日にSCパーダーボルンとアウェーで対戦(日本時間6月1日午前1時キックオフ)。バイエルンは土曜日の夜にフォルトゥナ・デュッセルドルフを迎え撃つ。

 

メンバー&ゴール
ブンデスリーガ第28節

ボルシア・ドルトムント 0-1(前半0-1) バイエルン・ミュンヘン

 

ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ピシュチェク(80分 ゲッツェ)、フンメルス、アカンジ;ハキミ、ダフート(85分 ビツェル);ディレイニー(46分 ジャン)、ゲレイロ;ブラント(46分 サンチョ)、アザール;ホーランド(72分 レイナ)
バイエルン・ミュンヘン:ノイアー;パバール、ボアテング(85分 エルナンデス)、アラバ、デイビス;キミッヒ;コマン(73分 ペリシッチ)、ミュラー、ゴレツカ、ニャブリ(87分 マルティネス);レバンドフスキ
ベンチ:ヒッツ、バレルディ、モレイ、シュメルツァー(BVB);ウルライヒ、オドリオソラ、キュイザンス、マイ、バティスタ・マイヤー、ジルクゼー(バイエルン)
ゴール:キミッヒ(43分)
CK:4-5(前半2-2) 好機:4-5(前半2-3)
主審:シュティーラー(ハンブルク) 警告:フンメルス、ダフート;ミュラー、デイビス
天候:晴れ、気温20度

 

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