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2019.9.18

0-0:バルサとドロー、ロイスがPKを失敗

0-0:バルサとドロー、ロイスがPKを失敗

ボルシア・ドルトムントはUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節でFCバルセロナと0-0で引き分けた。しかし後半のチャンスを一つでも仕留めていれば、このスペインの強豪を倒していてもおかしくなかった。

 

レポート:ボリス・ルパート

 

チケット完売となり、6万6099人の観客で膨れ上がったジグナル・イドゥナ・パルクにバルセロナを迎えたBVBは、スペイン王者と終始互角に戦い、優位に立った時間帯には何度となくゴールを脅かした。しかしどうしてもネットを揺らすことはできず、56分に得たPKのチャンスでもロイスがGKテア・シュテーゲンに止められ、77分にはユリアン・ブラントのシュートがクロスバーに嫌われた。

 

戦前の状況:
両クラブの対戦は1998年以来2度目。昨シーズンの大会ではどちらも決勝進出チームに敗れており、BVBはトッテナム・ホットスパーFCに、バルセロナはリバプールFCにそれぞれ屈した。今シーズンのホームゲームでは3戦3勝のブラック&イエロー(FCバイエルン・ミュンヘンに2-0FCアウクスブルクに5-1バイヤー04レバークーゼンに4-0)に対し、バルセロナはアウェーゲームで一度も勝てていない(アスレティック・クラブに0-1、CAオサスナと2-2)。

 

チーム情報:
BVBは先週末のレバークーゼン戦から先発を1人だけ変更し、ブラントに代わってトルガン・アザールを起用。負傷のウカシュ・ピシュチェク、ニコ・シュルツ、マテウ・モレイと同じく、控えGKマルビン・ヒッツも18人の試合メンバーから外れたが、ルカ・ウンベハウンとエリック・エルシュレーゲルが故障中ということで、U-23のヨナス・フーペを代役に抜擢した。一方のバルセロナは、出場が危ぶまれたメッシをベンチスタートとした。

 

戦術:
この日のBVBは、攻撃陣とトーマス・ディレイニーが高い位置からプレスをかける作戦と、攻め込まれた際に全体で引いて守る2つの作戦を採用。守勢時は相手にパスを回させながらも、危険なエリアへの侵入を許さなかった。バルセロナのシステムは4-3-3だったが、ビルドアップ時にはブスケツが両センターバックの間に落ちるか、両方あるいは片方のサイドバックがポジションを上げる3バックへシフト。対するBVBは4-2-3-1をベースとしつつ、守備時には4-4-2で対応し、カウンターから何度もチャンスをつくることに成功した。

 

試合の展開と分析:
バルセロナが4試合続けて2失点以上を喫していたということもあり、この日のBVBはボールを持つとすぐに攻撃を仕掛けていった。25分から40分まではいい時間帯が続き、2,3度ビッグチャンスが生まれる。

 

一番の決定機は25分。左サイドから切り込んだアザールがペナルティーエリア内に走り込んだロイスにパスを通す。しかしシュートはバルセロナの守護神テア・シュテーゲンが伸ばした脚に阻まれた。その6分後にはロイスのフリーキックをフンメルスが頭でそらすも、これはクロスバーの上。さらにハーフタイム6分前のカウンター攻撃では、ロイスのパスをサンチョが中央から狙ったが、シュートはわずかに枠を外れた。

 

ブラック&イエローは守備でも規律と集中を乱さず、スペースができてしまったときは、もっぱらフンメルスが壁となって穴を塞いだ。フンメルスはバルサのベストチャンスも阻止。前半アディショナルタイム、コーナーキックからのボールをライン手前でクリアしてみせた。

 

 

前半は、興味深くはあったもののゴール前での決定的なシーンが少なかったため、後半は立ち上がりから両チームともギアを上げてきた。スアレスがビュルキにセーブを強いた一方、BVBは中央のゴールまで25メートルという、アルカセルにとって理想的な位置でフリーキックを獲得。しかしシュートは不運にも壁に阻まれた(51分)。その3分後にはゲレイロのフリーキックにディレイニーが頭で合わせるも、こちらも枠を捉えられず、ポスト脇に抜けていった。

 

ロイスがPK失敗、ブラントはクロスバー強襲

 

だがここでBVBにビックチャンスがやってくる。エリア内でサンチョがセメドからファウルを受け、主審がPKを宣告。ロイスが右に低く蹴り込んだが、テア・シュテーゲンの逆を突くことはできず、こぼれ球も先に反応したバルサの守護神に処理されてしまった。ロイスがPKを蹴った瞬間、テア・シュテーゲンの足が両方ともラインより手前にあったため、PKはやり直しとなるべきだったが、主審はアドバンテージを取った。

 

BVBのキャプテンはPKの失敗を償おうとしたが、64分のシュートも66分のヘディングもコーナーに逃げられた。さらに75分にはアルカセルがスルーしたボールを狙ったが、枠に収められず、3分後の至近距離からのシュートもキーパーに阻まれた。その直前には途中出場のブラントが20メートルの弾丸シュートを放っていたが、これはクロスバーを直撃。惜しかった!

 

バルサが主導権を奪取

 

この時点では14-5とBVBがシュート数で圧倒していたが、ここでバルセロナはメッシとラキティッチを投入。疲弊していた守備陣の負担を減らすための策略だったのだろうか? 確かにこれで一息つくことができたアウェーチームは、終盤に入って攻勢を強める。そして試合のラストキックでバルサが決勝点をもぎ取るかと思われたが、メッシのシュートはブロックされた。

 

試合を時系列でチェックするにはこちらをクリック(ドイツ語のみ)

 

出場メンバー&ゴール:
UEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節
ボルシア・ドルトムント 0-0 FCバルセロナ

 

ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ハキミ、アカンジ、フンメルス、ゲレイロ;ビツェル、ディレイニー;サンチョ、ロイス、アザール(73分 ブラント);アルカセル(87分 ブルーン・ラーセン)
FCバルセロナ:テア・シュテーゲン:セメド、ピケ、ラングレ、アルバ(40分 ロベルト);ブスケツ(60分 ラキティッチ);デ・ヨング、アルトゥール;ファティ(59分 メッシ)、スアレス、グリーズマン
ベンチ:フーペ、ザガドゥ、ダフート、ゲッツェ、バイグル;ネト、トディボ、ビダル、ペレス
ゴール:なし
特記すべきシーン:ロイスのPK(サンチョに対するセメドのファウル)はテア・シュテーゲンがセーブ
好機:8-3(前半2-1) CK:3-8(前半0-5)
主審:ハテガン(ルーマニア) 警告:ディレイニー、アザール;ピケ、セメド、ラキティッチ
観客:66099人(チケット完売) 天候:乾燥、気温11度

 

今後の日程:
週末のブンデスリーガでは、アウェーでアイントラハト・フランクフルトと対戦(日本時間23日1時キックオフ)。次のホームゲームは来週土曜日となり、SVベルダー・ブレーメンをジグナル・イドゥナ・パルクに迎える(日本時間29日1時30分キックオフ)。

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