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2017.10.25

マクデブルクに5-0で圧勝、ラウンド16へ進出

マクデブルクに5-0で圧勝、ラウンド16へ進出

ボルシア・ドルトムントは24日夜に行われたDFBポカール2回戦で1FCマクデブルクに5-0(前半1-0)と快勝し、難なくラウンド16進出を決めた。

 

レポート:デニス=ユリアン・ゴッチュリヒ

 

ブラック&イエローはMDCCアレーナに集まった2万3000人の観客の前で貫禄あるパフォーマンスを披露。42分になってようやく均衡を破り、少し前に負傷したマフムート・ダフートに代わって入っていたゴンサロ・カストロが先制点を奪うと、後半の開始2分にはアレクサンデル・イサクがリードを2点に広げた。必死に耐えていたマクデブルクも残り15分を切ったところで力尽き、74分にアンドリー・ヤルモレンコが相手のハンドで得たPKを沈めて3-0。5分後にはマルク・バルトラがヘッドで4点目を追加し、さらに終了直前、ヌリ・シャヒンとマキシミリアン・フィリップが絡んだ見事なパスサッカーから香川真司が決めてゴールラッシュを締めくくった。

 

全試合映像はBVBtotal!で視聴可能

 

戦前の状況:
タイトル防衛を目指すBVBは、1回戦でFCリーラジンゲンに敵地で4-0と勝利。今回は公式戦で4試合ぶりの勝利を目指していた。対するマクデブルクは、3部リーグで開幕から力強いパフォーマンスを続け、現在2位。ポカール1回戦でブンデスリーガのFCアウクスブルクに2-0と競り勝っていたため、BVBにとっては、かなり格下のチームとはいえ決して侮れない相手だった。

 

キットマンのグレーフェンが、復帰したシュールレのユニフォームを見せる

 

チーム情報:
週末のアイントラハト・フランクフルト戦のあとに4名がケガから復帰。マルセル・シュメルツァーとダフートが先発、ラファエウ・ゲレイロとアンドレ・シュールレがベンチに入った。ブンデスリーガでは出場停止だったソクラティス、さらに香川、ダン=アクセル・ザガドゥ、ヤルモレンコもスタメンに戻り、アレクサンデル・イサクは公式戦でBVB加入後初めて先発出場を果たした。一方、ピエール=エメリク・オーバメヤン、ユリアン・バイグル(共に筋肉系の問題)、クリスティアン・プリシッチ(ふくらはぎ)、そして5カ月ぶりに実戦復帰してからまだ日が浅く、この7日間に3試合をこなしたマリオ・ゲッツェはドルトムントに残った。その他、エメル・トプラク(太もも)、ウカシュ・ピシュチェク(外側側副靭帯の損傷)、マルコ・ロイス(リハビリ中)、セバスティアン・ローデ(恥骨)、エリック・ドゥルム(腰の手術)は依然として戦線離脱中。マクデブルクはシラー、ラプレボット、シュベーデが欠場した。

 

戦術:
ホームのマクデブルクは4-2-3-1のフォーメーションで守備的なアプローチを取り、BVBがボールを持っている間は自陣深くに引いて守った。前半は常に2人体制でボール保持者にプレッシャーをかける一方、あらゆるスペースをカバーしてパスコースを消しにかかった。そしていざボールを奪うと、両SBが上がって攻撃をサポートした。これに対し、いつもの4-3-3で挑んだBVBは辛抱強く戦ったものの、前半は何本かロングボールを入れたほかは、なかなかマクデブルクの守備を崩せなかった。

 

出身地マクデブルクでの試合で主将を務めたシュメルツァー

 

試合の展開と分析:
スタンドから観戦したBVBサポーターは、立ち上がりの時間帯に既視体験のような感覚を味わったはずだ。4日前のアイントラハト・フランクフルト戦の終盤と同様、アウェーチームは開始早々の4分に迎えた決定機を決めることができない。そのフランクフルト戦の終了間際には決勝点かと思われたシャヒンのシュートを長谷部にライン上でブロックされていたが、この日はフィリップがゴール前4メートルからのシュートをポストに嫌われ、イサクが押し込んだこぼれ球もGKブルンストの見事な反応で阻止された。

 

不運を嘆くしかなかったとはいえ、この日最初のチャンスで自信を深めたBVBは、試合前の予想通りに残り86分間も攻守にマクデブルクを圧倒。しかし、その後の20分間はチャンスらしいチャンスをつくることができない。ようやく訪れた好機でも、ゴール正面7メートルからヤルモレンコが放ったシュートをブルンストに止められ、その直後にはダフートの強烈なロングシュートがポストをかすめた(23分)。一方、ホームのマクデブルクも直後にカウンターに転じたが、テューアピッツのシュートはビュルキが難なくセーブした(24分)。

 

スーパーサブ、カストロが先制

 

とはいえ、ホームチームが攻撃を繰り出す場面はほとんどなく、常に9~10人が自陣ペナルティーエリア内に張り付いているような状態だった。そのおかげでBVBは我慢のサッカーを強いられていたが、前半終了間際には中盤の競り合いでダフートが負傷し、ゴンサロ・カストロを投入することになる。しかし結果的にこの交代策は功を奏し、カストロのゴールでBVBが待望の先制点を挙げた。ヤルモレンコが右サイドからクロスを入れると、フリーでゴール前に侵入していたカストロはイサクが頭で落としたボールに合わせ、スコアを1-0とした(42分)。

 

前半終了間際に負傷したダフート

 

後半に入っても試合の流れは変わらず、マクデブルクを押し込んだBVBが47分にスピードを生かして追加点を奪う。ヤルモレンコとフィリップの連係でチャンスをつくると、イサクがゴール前10メートルの位置から冷静にブルンストの股間へシュートを流し込んだ。その後も試合の主導権を握り続けたブラック&イエローは、シェーファーのハンドで74分にPKを獲得。このチャンスにヤルモレンコがゴール左下隅へ決め、勝利を確実とする。その5分後にも香川のクロスからバルトラのヘディングで4-0。84分にはフィリップが難しい体制からのシュートを外したが、このFWのアシストから終了間際に香川が鮮やかな5点目を奪った。

 

全試合映像はBVB total!で視聴可能

 

今後の日程:
土曜日のブンデスリーガでは敵地でハノーファー96と対戦(日本時間22時30分キックオフ)。11月1日(水)のUEFAチャンピオンズリーグではアポエル・ニコシアをホームに迎える(同2日4時45分キックオフ)。

 

2017年10月24日 DFBポカール2回戦
1FCマクデブルク 0-5(0-1)ボルシア・ドルトムント

 

1FCマクデブルク:ブルンスト;ブッツェン、シェーファー、ハマン、ニーマイアー;バイル(ローター 61分)、エアトマン(ハントケ 82分);テューアピッツ(チャヘド 82分)、ソビスロ、ローケンパー;ベック、
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;バルトラ、ソクラティス、ザガドゥ、シュメルツァー(ゲレイロ 63分);シャヒン;香川、ダフート(カストロ 41分);ヤルモレンコ、イサク(シュールレ 74分)、フィリップ
ベンチ:ザイデル、ピック、ルートビヒ、デュカー;バイデンフェラー、スボティッチ、サンチョ、トリアン
ゴール:カストロ(イサク 42分)、イサク(フィリップ 47分)、ヤルモレンコ(PK、シェーファーのハンド 74分)、バルトラ(香川 79分)、香川(フィリップ 90分)
CK:4-3(前半2-2) 好機:0-10(前半0-3)
主審:ジーベルト(ベルリン) 警告:イサク、ザガドゥ、ソクラティス
観客数:2万3102人(満員) 天候:雨、気温14度

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