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2018.4.1

0-6:敵地でバイエルンに惨敗

0-6:敵地でバイエルンに惨敗

ボルシア・ドルトムントはブンデスリーガ第28節でFCバイエルン・ミュンヘンの前に手も足も出ず、6連覇へ秒読み状態となったドイツ王者に0-6(前半0-5)の惨敗を喫した。

 

レポート:デニス=ユリアン・ゴッチュリヒ

 

7万5000人で詰めつくされた敵地アリアンツ・アレーナでは、バイエルンが前半からBVBを圧倒。レバンドフスキ(5、44分)、ハメス・ロドリゲス(14分)、ミュラー(23分)、リベリ(45+1分)らのゴールで早々と勝利を確実とした。バイエルンがペースを落とした後半、BVBもマリオ・ゲッツェがポスト直撃のシュートを放ったが、終了間際にレバンドフスキの6点目を許した。

 

全試合映像はBVB total!で視聴可能

 

ラフィーニャと競り合うプリシッチ

 

戦前の状況:
3位でこの試合を迎えたBVBは、ペーター・シュテーガー監督が就任してからブンデスリーガで無敗を継続中。今節もその流れを維持した上で、現在の地位を固めるような結果を求めていた。一方、ここまで首位を独走するバイエルンは、先に試合を終えた2位FCシャルケ04が勝利を収めたため、通算28回目の優勝決定がもう少し先送りされることに。それでもライバルのBVBをホームに迎えた試合とあって、選手たちの士気が下がることはなかった。現在のブンデスリーガにおいて、BVBはバイエルンにとって最も対戦成績が悪いチーム。しかもアリアンツ・アレーナで通算3勝しているチームはブラック&イエローしかいない。

 

チーム情報:
エリック・ドゥルムにダン=アクセル・ザガドゥ、香川真司、セバスティアン・ローデ、アンドリー・ヤルモレンコ、マルコ・ロイス、ラファエウ・ゲレイロ、さらにエメル・トプラクを欠いてミュンヘンに乗り込んだシュテーガー監督は、ハノーファー96を1-0で下した2週間前の一戦から1人だけ先発を変更。この日は負傷のトプラクに代わってソクラティスが最終ラインに入った。対するバイエルンは、ノイアー、コマン、ビダル、ベルナトが欠場した。

 

戦術:
BVBはバイエルンに1-2で競り負けた昨年12月中旬のDFBポカールからフォーメーションを変更し、5バックにもなる3バックではなく普段通りの4-2-3-1を採用。しかしバイエルンに大きなスペースを与える結果となってしまった。一方、バイエルンのシステムは4-1-4-1。両翼のロッベンとリベリを頻繁に中央へ絞らせ、両サイドバックが上がるスペースと中盤の数的優位を生み出していた。

 

肩を落とすシュールレ

 

試合の展開と分析:
BVBは前半からホームチームに圧倒され、特に中盤でアグレッシブな姿勢と自信を欠いていた。そして開始5分に早くもリードを奪われる。ミュラーのスルーパスからレバンドフスキがシュート。ビュルキはゴールを飛び出したが、強烈な一撃は上隅のネットに突き刺さった。オフサイドにも見えたものの、ダンカート主審はゴールを認めてしまった。その直後にもリベリがネットを揺らしたが、今度はビデオ判定の結果わずかにオフサイドだったとされ、ゴールは取り消された。

 

それにもめげず、バイエルンはスピードと正確なパスワークで両サイドを中心にBVBを攻め立て、シュートゾーンへ次々とボールを運ぶ。14分にはアラバが左サイドから入れたクロスをハメスがサイドキックで押し込み、2-0とした。この際もケルンでのビデオ副審によるオフサイド確認が行われたが、ゴールは成立した。スコアは23分に3-0となる。ハーフウェーライン付近でボールを奪ったハメスが、レバンドフスキとのワンツーを経てペナルティーエリア内へ浮き球のラストパス。これを受けたミュラーが難なく決めた。

 

リベリのフィニッシュにビュルキもなす術なし

 

前半半ばまでに3点をリードしたホームチームはスローダウン。それでも、前半の間にBVBに与えられたチャンスは、ごくわずかだった。バイエルンのゴールを脅かしたのは、4分のCKに続くゲッツェのフィニッシュ、8分と13分のシュールレによる2本のシュート、そして20分のプリシッチの一撃のみで、いずれもウルライヒに難なくセーブされるか枠を外れた。BVBが1点も返せずにいるうちにバイエルンは再びテンポを上げ、リードをさらに広げる。44分、リベリがドリブル突破でボールをゴール前まで運ぶと、レバンドフスキが運良くこぼれてきたボールを押し込んだ。バイエルンは直後の前半アディショナルタイム1分にも加点。BVBは再開直後にボールを失い、リベリがビュルキの頭上を越えるフィニッシュで5-0とした。

 

落ち込むシュメルツァーを尻目に喜ぶバイエルンの選手たち

 

大方の予想通り、後半に入るとバイエルンの猛攻は和らいだ。しかし相手の攻撃力にひるんだBVBは、依然として思うように攻められない。ようやくチャンスらしいチャンスが生まれたのは67分。ゲッツェが17メートルの距離から放ったグラウンダーのシュートはポストを叩いた。バイエルンも引き続きゴールに迫るも、ラフィーニャはチャンスを生かせず(54分)、追加点に迫ったハメスはソクラティスが阻止(62分)。フンメルスが放った5メートルのヘディングシュートはクロスバーを越えた(70分)。終盤にはレバンドフスキの一撃をビュルキが好セーブで止めると、80分にピシュチェクがウルライヒを脅かす。81分には途中出場のフィリップがセンターを駆け上がったが、シュートを打つまでには至らなかった。結局BVBは最後までゴールを奪えず。逆にバイエルンは87分にキミッヒのアシストからレバンドフスキがまたしても得点し、大勝を締めくくった。

 

全試合映像はBVB total!で視聴可能

 

ブンデスリーガ第28節
FCバイエルン・ミュンヘン 6-0(5-0) ボルシア・ドルトムント

 

FCバイエルン・ミュンヘン:ウルライヒ;ラフィーニャ、ボアテング、フンメルス、アラバ(キミッヒ 46分);マルティネス;ロッベン、ミュラー、ハメス(チアゴ 66分)、リベリ(ルディ 69分);レバンドフスキ
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ピシュチェク、ソクラティス、アカンジ、シュメルツァー;カストロ(バイグル 29分)、ダフート;プリシッチ(フィリップ 75分)、ゲッツェ(シャヒン 78分)、シュールレ;バチュアイ
ベンチ:シュターケ、バーグナー、ジューレ、トリソ(バイエルン);バイデンフェラー、イサク、トリアン、ゴメス
ゴール:レバンドフスキ(ミュラー 5分)、ハメス(アラバ 14分)、ミュラー(ハメス 23分)、レバンドフスキ(リベリ 44分)、リベリ(ハメス 45分)、レバンドフスキ(キミッヒ 87分)
CK:2-1(前半0-1)、好機:9-4(6-1)
主審:ダンカート(ロストック)、警告:リベリ(バイエルン);バイグル(BVB)
観客数:7万5000人(チケット完売)、天候:乾燥、気温7度

 

今後の日程:
来週日曜日のブンデスリーガ第29節ではホームにVfBシュツットガルトを迎える。

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