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2017.9.10

0-0:数的優位を生かせずスコアレスドロー

0-0:数的優位を生かせずスコアレスドロー

ボルシア・ドルトムントは公式戦での連続無敗を4試合に伸ばしたが、今シーズン初めて勝ち点を落とした。SCフライブルクとアウェーで対戦したブンデスリーガ第3節で、BVBは約60分間を1人多い状態で戦ったものの、試合をスコアレスドローで終えた。

 

レポート:デニス=ユリアン・ゴッチュリヒ

 

2万4000人の観客で埋め尽くされたシュバルツバルトシュタディオンで、BVBは自陣にこもって特にペナルティーエリア周辺を固めながら守備的に戦ったホームチームを相手に苦戦。極めて激しい戦いが繰り広げられ、BVBではバルトラが内転筋を痛めて18分に負傷交代。さらにシュメルツァーがラベの悪質なファウルに遭い、ピッチを退いた。ラベは当初警告を受けただけだったが、ビデオ判定の結果29分に退場。BVBはこれで数的優位に立ったものの、フライブルクがその後まったく攻めようとしなくなったため、むしろ攻めあぐねることになった。

 

全試合映像はBVBtotal!で視聴可能!

 

戦前の状況:
BVBは今節に入るまで全勝と無失点をキープ。一方、フライブルクは勝ち点1を挙げたのみで、すでに計4失点を喫していた。しかもBVBはフライブルクに対して12連勝中で、圧倒的優位と見られていた。それでも試合前、ペーター・ボス監督は「簡単な試合にはならないだろう。好結果をつかむためには、全選手がしっかり集中しなければならない」と気を引き締めていた。

 

チーム情報:
BVBではシュメルツァーが7週間の負傷離脱から復帰し、ザガドゥに代わって先発入り。しかしそれを除けば、ボス監督はリーグ中断前のヘルタBSC戦からスタメンを変えなかった。ドゥルム(でん部)、ゲレイロ(足首骨折後のリハビリ中)、ロイス(十字靭帯の部分断裂)、ローデ(恥骨)、サンチョ(登録未完了)、シュールレ(肉離れ)、バイグル(コンディション不良)は欠場。フライブルクのクリスティアン・シュトライヒ監督はグルデ(背中)、ケンプフ(肉離れ)、ニーダーマイヤー(コンディション不良)、ヘフラー(出場停止)、メファート(リハビリ中)、グエデ(コンディション不良)を欠いていた。

 

トプラクは18分にバルトラと交代で出場

 

戦術:
BVBは今回も今シーズンの全公式戦と同じく4-3-3のフォーメーション。一方、フライブルクのシュトライヒ監督はメンバーと戦術を変え、守備的な4-4-2を採用。BVBがボールを奪うとフライブルクの全フィールドプレーヤーが幅15メートルのエリアに密集し、守りを固めた。各4人の2列の前に置かれた2トップも、ハードワークを怠らなかった。

 

試合の展開と分析
前半はBVBが80%近いボール支配率を記録したものの、コンパクトに守ったフライブルクにスペースを消され、ほとんど得点チャンスをつくり出すことができなかった。序盤の惜しいシーンは2度だけ。だがゲッツェがゴール前14メートルから放ったボレーシュートはブロックされ(9分)、オーバメヤンの7メートル手前からのヘディングは枠を捉えられなかった。一方、引いて守ってカウンターという作戦を貫いたフライブルクも開始6分、クラインディーンストに決定機が訪れたが、ビュルキはこのストライカーと1対1になっても慌てず、フライブルクに序盤のリードを許さなかった。

 

アクシデント:シュメルツァーとバルトラが負傷退場

 

ブラック&イエローは30分までにバルトラ、シュメルツァーと2人のDFが負傷するアクシデントにも見舞われた。バルトラは内転筋のトラブルで18分にトプラクと交代。その11分後には、戦列復帰したばかりだった主将シュメルツァーもラベのファウルを受けて再び負傷。ピッチ上でしばらく治療を受けたのち、担架で運び出された。ザガドゥが代わって守備の左に入ったものの、この出来事はシュメルツァー本人にとってもチームにとっても大きな打撃となった。ラベは当初このプレーでイエローカードをもらっていたが、シュメルツァーの治療中、ケルンで待機していたビデオ副審と協議したコルトゥス主審は、レッドカードに値するチャージだったとしてラベに退場を言い渡した。

 

激しいファウルを受けたシュメルツァーはすぐに病院に運ばれた

 

10人となったフライブルクはさらに引いて守るようになり、9人のフィールドプレーヤー全員が自陣ペナルティーエリア付近にとどまった。試合はサッカーというよりハンドボールの様相を呈し、BVBの選手たちがエリアを取り囲んで突破口を探す展開となった。40分にはシャヒンが遠めから狙ったが、GKシュボロウを破ることはできず。43分のオーバメヤンのシュートも決まらなかった。

 

中盤を指揮したシャヒン

 

後半に入るとBVBはさらに苦戦を強いられた。フライブルクは攻撃を完全に諦め、スコアレスで勝ち点1をもぎ取ることだけに集中。それでも時間が進むにつれてアウェーチームの守備が崩れ始めたため、BVBは徐々にいいチャンスをつくれるようになっていった。序盤にプリシッチが反転して放ったシュートはシュボロウが力強いセービングで阻止。54分のオーバメヤンのヘディングはわずかにクロスバーを越えた。その2分後には、カストロが逆サイドに絶妙なクロスを入れたが、オーバメヤンもプリシッチもザガドゥもうまく合わせられない。62分にはピシュチェクが枠を大きく外れるシュートを放ち、さらに64分にはゴール前12メートルの位置でルーズボールを拾ったフィリップが狙うも枠に収めることができない。残り9分のピシュチェクのヘディングシュートは、わずかにバックポストの外。ボス監督はこの直前に3枚目のカードを切り、ゲッツェを下げて新戦力のヤルモレンコをデビューさせていたが、このウクライナ代表のストライカーも残り時間でネットを揺らすことはできなかった。

 

全試合映像はBVBtotal!で視聴可能!

 

メンバー&ゴール
ブンデスリーガ第3節

SCフライブルク 0-0(前半0-0) ボルシア・ドルトムント

 

SCフライブルク:シュボロウ;キュブラー、リーンハルト、ソユンチュ、ギュンター;ラベ、シエロ(フランツ 43分)、アブラシ、テッラッツィーノ(シュテンツェル 89分);クラインディーンスト(ニーダーレヒナー 65分)、ハベラー
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ピシュチェク、ソクラティス、バルトラ(トプラク 18分)、シュメルツァー(ザガドゥ 31分);シャヒン;カストロ、ゲッツェ(ヤルモレンコ 79分);プリシッチ、オーバメヤン、フィリップ
ベンチ:ギキエビツ、コッホ、カプストカ、カート(フライブルク);バイデンフェラー、イサク、ダフート、香川(BVB)
ゴール:なし
CK: 0-7(前半0-3) 好機:1-5(前半1-1)
主審:コルトゥス(レーテンバッハ・アン・デア・ペーグニッツ)
退場:ラベ(30分、ビデオ副審が悪質なファウルを確認) 警告:なし
観客数:2万4000人(満員) 天候:曇り、気温17度

 

今後の日程:
過密日程がいよいよスタート。BVBは今後20日間で6試合をこなすことになる。まずは来週水曜日にロンドンでトッテナム・ホットスパーとのUEFAチャンピオンズ・グループステージ初戦(日本時間14日午前3時45分キックオフ)。続く日曜日のブンデスリーガでは1FCケルンをジグナル・イドゥナ・パルクで迎え撃つ(同じ18日午前1時)。

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