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2020.2.9

3-4:激戦の末、レバークーゼンに敗北

3-4:激戦の末、レバークーゼンに敗北

ボルシア・ドルトムントはブンデスリーガ第21節でバイヤー04レバークーゼンに3-4(前半2-2)で競り負けた。ブラック&イエローは2-1、3-2と2度にわたってリードを奪ったものの、最終的には逆転され、手ぶらでバイアレーナを去ることになった。

 

 

レポート:ボリス・ルパート(レバークーゼン)

 

3万210人の観客で満員となったバイアレーナでの試合は、スリリングな展開となった。フォラントのゴールでホームのレバークーゼンが20分に先制したが、マッツ・フンメルスのヘディングで2分後に追いついたBVBが、エムレ・ジャンの追加点で33分に逆転。しかしハーフタイム直前、再びフォラントが決めて2-2で試合を折り返す。後半は次々とチャンスが生まれたが、ジェイドン・サンチョのゴールは認められず、ジョバンニ・レイナとハベルツのシュートは共にゴール枠に嫌われる。65分、ラファエウ・ゲレイロのゴールが決まってBVBが3-2と再びリード。しかし終盤の1分間にベイリーとラース・ベンダーが立て続けに決めたレバークーゼンが4-3で競り勝った。

 

戦前の状況:
3位のBVBは5位レバークーゼンにブンデスリーガの直近9試合で7勝(1分け1敗)。しかもアウェーでは過去12年間で1度しか負けていなかった(2016年10月)。

 

チーム情報:
マルコ・ロイスとトーマス・ディレイニーを欠いて遠征に向かったBVBは、ブレーメンに敗れたDFBポカールの一戦からスタメンを4名変更。マルビン・ヒッツ、ニコ・シュルツ、ロイス、トルガン・アザールに代わってロマン・ビュルキ、ジャン、ゲレイロ、アーリング・ホーランドが先発に入った。

 

戦術:
両監督とも予想外のシステムを採用。レバークーゼンは3-4-2-1、BVBは4-3-3で、相手ボール時は4-1-4-1にスイッチした。マヌエル・アカンジ、フンメルス、ダン=アクセル・ザガドゥ、ゲレイロの4バックの前にアクセル・ビツェルが入り、その両脇にユリアン・ブラントとジャン、最前線ではアシュラフ・ハキミ、ホーランド、サンチョが3トップを形成。レバークーゼンは4人か5人でハイプレスをかけてきたが、ブラック&イエローはうまくこれを回避した。

 

試合の展開と分析:
アウェーのBVBは、試合開始直後から攻撃を仕掛け、19分に先制点に迫った。しかしレバークーゼンの守護神フラデツキーがホーランドとの間合いを詰め、そのシュートをサイドネット外側に弾いた。その直後、反対側のゴールネットが揺らされる。アミリが中盤から通した正確なスルーパスに抜け出したフォラントが、チーム最初のシュートを枠に収めた。

 

 

ブラック&イエローもすぐに反撃し、元レバークーゼンのブラントがシュート。これがフラデツキーに阻まれると、ボールをコーナーへ。しかしその前のコーナーキックでもそうだったように、ホームのサポーターから物が投げ込まれたため、キックをサンチョに任せた。サンチョが蹴ったボールはピンポイントでフンメルスの頭に合い、ロイスに代わって主将を務めたフンメルスの強烈なヘディングで、BVBは22分に勝負を振り出しに戻す。その11分後には、ジャンがペナルティーエリア外から放った見事な一撃で逆転に成功。ボールが激しくカーブしたため、フラデツキーの手には届かなかった。

 

 

BVBはハーフタイム前にリードを2点に広げるチャンスを得る。42分、サンチョの浮き球にビツェルがエリア内で合わせたが、ボレーで狙った一撃は大きく枠を超えていった。するとその60秒後、相手コーナーのクリアに失敗し、フォラントに同点ゴールを許してしまった。

 

 

前半に足を打撲したブラントに代わり、後半からレイナが出場。一方、レバークーゼンはベララビを下げてサイドバックが本職のバイザーを投入し、サンチョを封じようとした。その目論見は外れ、中にカットインしたサンチョがハキミとのワンツーを経てネットを揺らす。ところがVARが入り、シュミット主審は自ら映像を確認した上で、レイナによるベンダーへのファウルがあったとしてゴールを取り消した。しかし、ノビー・ディッケルがネットラジオで言っていたように、「先にベンダーがジオ(レイナ)にファウルしていた」。

 

58分、BVBは再びゴールに迫るも、レイナのフィニッシュはフラデツキーに指先でゴールポストへと弾き出される。6分後、今度はレバークーゼンがチャンスをつくり、フォラントのアシストからハベルツがシュート。ゴール枠に助けられたBVBは、65分に再勝ち越しに成功する。ハキミがラストパスを入れると、ゲレイロがサイドキックで合わせてファーポストの内側へ流し込んだ。

 

BVBは陣形をやや守備的に修正し、4-2-3-1としてジャンは中盤の底でビツェルと組む。これが裏目に出て、レバークーゼンは立て続けに2点を奪う。81分、途中出場のベイリーがペナルティーエリア端からカーブをかけたシュートでネットを揺らす。その60秒後には、シンクラーフェンのクロスにラース・ベンダーが頭で合わせ、ホームチームに再びリードをもたらした。ファブレ監督はアカンジとジャンに代えてアザールとゲッツェを投入。しかし同点ゴールは生まれず、激戦は3-4というスコアで終わった。

 

試合を時系列でチェックするにはこちらをクリック(ドイツ語)

 

今後の日程:
ブンデスリーガ次節は金曜のナイトゲーム。アイントラハト・フランクフルトを本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクに迎える(日本時間15日午前4時30分キックオフ)。

 

ブンデスリーガ第21節
バイヤー・レバークーゼン 4-3(前半2-2)ボルシア・ドルトムント

 

バイヤー・レバークーゼン:フラデツキー;ター、S・ベンダー、タプソバ;ベララビ(46分 バイザー)、アミリ、L・ベンダー、シンクラーフェン;ハベルツ、ディアビ(71分 ベイリー);フォラント
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;アカンジ(87分 アザール)、フンメルス、ザガドゥ、ゲレイロ;ビツェル;ジャン(87分 ゲッツェ)、ブラント(46分 レイナ);ハキミ、ホーランド、サンチョ
控え:エズジャン、ロンプ、ドラゴビッチ、アラリオ、ベンデウ、アジル(レバークーゼン);ヒッツ、ダフート、シュルツ、バレルディ、ピシュチェク、シュメルツァー(BVB)
ゴール:フォラント(30分 アミリ)、フンメルス(22分 サンチョのCK)、ジャン(33分 ゲレイロ)、フォラント(43分 ター)、ゲレイロ(65分 ハキミ)、ベイリー(81分 フォラント)、L・ベンダー(82分、シンクラーフェン)
チャンス数:5-8(前半2-5)  CK数:3-7(前半2-2)
主審:シュミット(シュツットガルト)  警告:L・ベンダー、フォラント(レバークーゼン);ゲレイロ(BVB)
観客数:3万210人(満員)  天候:乾燥、気温8度

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