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2017.12.3

1-1:レバークーゼンと価値あるドローで一歩前進

1-1:レバークーゼンと価値あるドローで一歩前進

ボルシア・ドルトムントはブンデスリーガ第14節でバイヤー・レバークーゼンとの緊迫のアウェーゲームを1-1(前半1-0)の引き分けで終えた。逆転こそかなわなかったものの、2選手が負傷交代を余儀なくされる苦しい状況のなか、劣勢から追いついて勝ち点1をもぎ取り、一歩前進した。

 

レポート:デニス=ユリアン・ゴッチュリヒ(レバークーゼン)

 

3万210人の観客に埋め尽くされたバイアレーナで、BVBは開始わずか8分にマキシミリアン・フィリップをケガで失ったのに続き、ハーフタイム直前の44分にはゴンサロ・カストロもベンデウから激しいタックルを受けて負傷。ベンデウはこのプレーで一発退場となった。試合はフォラントのゴールでレバークーゼンが30分にリード。しかし後半に入って攻勢を強めたBVBが、73分にアンドリー・ヤルモレンコのゴールで同点に追いついた。その後はどちらのチームもネットを揺らせず、勝ち点を分け合う結果となった。

 

全試合映像はBVBtotal!で視聴可能

 

スボティッチが今シーズン2試合目の先発出場

 

戦前の状況:
6位と5位の対決。勝ち点は1差だったため、レバークーゼンは勝てばBVBを追い抜ける状況。BVBにとってはメンヘングラットバッハを上回って暫定4位に浮上するチャンスだった。シャルケ対ケルンの結果次第では、ゲルゼンキルヘンの宿敵から3位の座を奪える可能性もあった。

 

チーム情報:
出場停止のピエール=エメリク・オーバメヤンに代わってヤルモレンコが先発。足首の靭帯を部分損傷したマリオ・ゲッツェに加え、長期離脱中のエリック・ドゥルム、ウカシュ・ピシュチェク、マルコ・ロイス、セバスティアン・ローデが欠場した。ペーター・ボス監督は4-4の引き分けに終わったレビアダービーから4人を入れ替え、ネベン・スボティッチ、カストロ、フィリップ、そしてロマン・ビュルキがスタメン入り。ロマン・バイデンフェラーとエメル・トプラクはベンチに回った。レバークーゼンはコールが累積警告で出場停止、ユルチェンコがケガで欠場した。

 

戦術:
BVBはシャルケ戦と同様、ベーシックな3-4-3のフォーメーションを採用し、相手ボール時はカストロとラファエウ・ゲレイロが下がって5バックを形成。フィリップは前線中央で試合をスタートさせたものの、序盤に負傷してアンドレ・シュールレと交代した。両ウイングはクリスティアン・プリシッチとヤルモレンコが務めた。一方、レバークーゼンは4-3-3の布陣。ラース・ベンダーが守備的MFの役割を果たし、CFのフォラントをブラントとジャマイカ出身のベイリーがサポートした。

 

試合の展開と分析
キックオフから5分も経たないうちに、BVBをこの日最初の不運が襲う。ターとボールを競り合ったフィリップがひざを負傷し、試合開始からわずか8分で交代を余儀なくされてしまった。代わりにシュールレが送り込まれたものの、フィリップの負傷に動揺を隠せないBVBは試合にうまく入り込むことができない。ボール支配率で上回るBVBに対し、レバークーゼンは高い位置から素早いプレスをかけ、危険な位置で再三ボールを奪うことに成功した。

 

開始早々の8分にフィリップが負傷交代

 

BVBはどうにか踏みとどまり、共にゴール左隅を狙ったスベン・ベンダー(12分)とブラント(13分)のシュートをビュルキがセーブする。その直後には運がBVBを味方し、ハベルツのヘディングシュートはクロスバーを直撃。続いてヘンリヒスがBVBのゴールに迫るも、至近距離からのシュートはビュルキが止めてみせた。しかし、30分にはレバークーゼンが均衡を破る。全体を押し上げていたBVBからボールを奪ったホームチームは、ハーフウェーライン手前からハベルツがフォラントにスルーパス。高い位置まで上がったビュルキをかわしたフォラントは、無人のゴールを難なく陥れた(30分)。

 

ベンデウにレッドカード – カストロも負傷交代

 

さらにベイリーが14メートルの距離から狙うも、BVBはかろうじてCKへ逃れる(32分)。BVBの攻撃陣ではヤルモレンコが前半に唯一の存在感を放ったが、18分のシュートはレノに難なく止められていた。レバークーゼンは前半終了間際にも追加点のチャンスを迎えたが、ビュルキとシュメルツァーがブラントとフォラントのチャンスを立て続けに防ぐ(38分)。BVBが希望を見出すことになったのはその直後だったが、それにはこの日2度目のアクシデントという大きな代償を伴った。カストロがペナルティーエリア右でベンデウに足首を削られ、そのまま負傷交代。この危険なファウルを映像で確認したハートマン主審は、当然ながらベンデウにレッドカードを提示した(41分)。続くFKからゲレイロがニアポスト際を狙ったが、これはレノにセーブされた(43分)。

 

ベンデウの危険なタックルでカストロも前半終了間際に交代を余儀なくされた

 

数的優位に立ったBVBは5分間の前半ロスタイムにもレバークーゼンを押し込んだが、ネットを揺らすには至らない。後半からはBVBの攻勢がさらに強まり、53分にはヤルモレンコがペナルティーエリア内でレツォスに倒されるも、ビデオ確認によりPKとはならなかった。続いてシュールレのシュート(56分)をポストに救われたレバークーゼンは、組織的な守備からのカウンターでBVBに対抗。72分にはフォラントがゴールに迫ったが、ビュルキのセーブに追加点を阻まれた(72分)。一方、BVBもその直後にクリスティアン・プリシッチが遠めの距離から狙ったが、このシュートは枠を捉えきれなかった(70分)。

 

その後もBVBが攻め続け、ゴールの予感を漂わせていた73分、ついに試合を振り出しに戻す。ゲレイロがペナルティーエリア内のシュールレにつなぐと、中央のヤルモレンコにパス。このウクライナ代表FWはうまくボールをコントロールすると、ゴール右隅にシュートを流し込んだ(73分)。ブラック&イエローは終盤にも再び攻勢を強めたが、やはりレバークーゼンのカウンターに何度か冷や汗をかかされる。89分にはビュルキがベイリーのFKを阻止した。BVBも後半ロスタイム、相手ゴール前での混戦からシュールレにチャンスが訪れるも、決勝点を奪うには至らなかった(90+1分)。

 

全試合映像はBVB total!で視聴可能

 

メンバー&ゴール
2017年12月2日 ブンデスリーガ第14節

バイヤー・レバークーゼン 1-1(前半1-0) ボルシア・ドルトムント

 

バイヤー・レバークーゼン:レノ;ター、S・ベンダー、ベンデウ;ヘンリヒス(46分 レツォス)、L・ベンダー、アランギス(62分 バウムガルトリンガー)、ベイリー;ハベルツ、フォラント(78分 ベララビ)
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ソクラティス、スボティッチ、シュメルツァー;カストロ(44分 香川)、バイグル(65分 ダフート)、シャヒン、ゲレイロ;ヤルモレンコ、フィリップ(8分 シュールレ)、プリシッチ
ベンチ:エズジャン、アラリオ、メフメディ、ポーヤンパロ(レバークーゼン);バイデンフェラー、バルトラ、サンチョ、トプラク
ゴール:フォラント(30分 ハベルツ)、ヤルモレンコ(73分 シュールレ)
CK:7-4(前半5-0) 好機:9-7(前半7-2)
主審:ハートマン(バンゲン) 退場:ベンデウ(ビデオ判定、危険なファウル) 警告:ハベルツ;シャヒン、シュメルツァー、スボティッチ
観客:30210人(チケット完売) 天候:晴れ、気温2度

 

今後の日程:
次はUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ最終節で、3日にレアル・マドリーの本拠地に乗り込む(日本時間4日4時45分キックオフ)。ブンデスリーガの次節は9日となり、ベルダー・ブレーメンをホームに迎える(日本時間23時30分キックオフ)。

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