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2017.8.13

4-0:ポカール初戦に快勝、香川は今季初出場

4-0:ポカール初戦に快勝、香川は今季初出場

DFBポカール王者のボルシア・ドルトムントは、第75回大会を快勝でスタート。6部のFCリーラジンゲン=アーレンを4-0(前半2-0)で一蹴した。

 

レポート:デニス=ユリアン・ゴッチュリヒ

 

リーラジンゲンのホームの収容人数が規定に満たないため110km離れたフライブルクのシュバルツバルトシュタディオンで行われた試合で、会場を埋め尽くした2万4000人の観客の大半はBVBを応援。その期待に応え、アウェーチームは立ち上がりから貫禄を見せつけた。80%のボールを支配したBVBは、前半にバルトラ(12分)とオーバメヤン(41分 PK)がネットを揺らして2点を先行。オーバメヤンは後半にも2ゴールを追加し(55分、80分)、スコアを4-0とした。

 

オーバメヤンが2-0とする

 

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戦前の状況:
リーラジンゲンは5月末にVfRハウゼンを6-1で下し、南バーデンカップを初制覇。これにより、1999年にFVアーレンとFCリーラジンゲンが合併してできたクラブはポカール出場権を初めて獲得した。一方、BVBは先週末のDFLスーパーカップでFCバイエルンと戦い、運に恵まれずPK戦を4-5で落としたものの、数多くの収穫を得ていた。「どんな相手に対しても毎回真剣に準備する」。圧倒的優位とみられるなか、BVBのペーター・ボス監督は試合前にこうコメントしていた。

 

チーム情報:
BVBの先発メンバーには大きなサプライズがあった。Aジュニア王者に輝いたU-19チームのベステが左SBとしてプロデビュー。新戦力のフィリップとダフートもスタメンに入った。一方、ロイス(十字靭帯の部分断裂)、シュメルツァー(外側側副靭帯の部分断裂)、ゲレイロ(足首)、バイグル(コンディション不良)、ローデ(肉離れ)、ドゥルム(筋肉)、プリシッチ(コンディション不良、14日に練習再開予定)、ゲッツェ(疲労)、デンベレ(出場停止)は欠場。キャプテンバンドはソクラティスが巻いた。

 

 

戦術:
リーラジンゲンは5-4-1のフォーメーション。守備時は3-5-2にスイッチした。BVBは通常通り4-3-3。右のピシュチェク、左のベステを起点としたサイド攻撃を多用し、ホームチーム守備陣の背後を突いて中央へボールを入れる戦術をとった。

 

試合の展開と分析:
両者の格の違いはキックオフ直後から明らかだったが、それでもリーラジンゲンは可能な限りBVBを苦しめようと、深い位置に2重の守備ラインをつくり、勇敢な戦いを披露した。しかしBVBは序盤から本命らしく戦い、ピッチを横切るパスや素早いサイド攻撃などで幾度となくリーラジンゲンの陣形を崩しにかかった。15分間までに数回、この形からゴールに迫り、2分にはオーバメヤン、4分にはフィリップがヘッドで惜しいシュートを放つ。さらに5分後、この2人の連係から決定機をつくったが、リーラジンゲンのクリングが辛うじてボールをクリアし、CKに逃れた。11分にはバルトラがゴール前25メートルの位置から狙うも、これはGKクローゼがセーブ。しかしその直後、BVBのスペイン人DFは試合の均衡を破る。シャヒンからの浮き球のロングパスをペナルティーエリア内で受けたベステが低いクロスをゴール前に入れると、ニアでバルトラが反応。軽く触ったボールはゴール右下隅に収まった(12分)。

 

 

ブラック&イエローは追加点を求めてさらに攻勢を強める。だがオーバメヤンのシュートはクローゼの好セーブに遭い(15分)、カストロが20メートル手前から放った一撃はわずかに枠の外。29分にはフィリップもエリア端から狙い、ゴールに迫った。試合は完全にBVBが支配していたが、リーラジンゲンもただ黙って運命を受け入れるつもりはないようで、何度かロングボールやカウンター攻撃で、前線の俊足ニートハルトや屈強なセバスティアン・シュタルクまでボールを届けようと試みた。最大の決定機は26分に訪れたが、ビンターハルダーがゴール前17メートルの位置から左足で放ったシュートは、BVBの守護神ビュルキが見事にはじき出してみせた。少しオープンな展開になったかと思われたが、BVBはすぐに主導権を奪い返す。前半終了間際にはフィリップがエリア内でクローゼに倒され、PKを獲得。これをオーバメヤンが沈めて2-0とリードを広げた(41分)。

 

後半最初のチャンスはリーラジンゲンのマットに訪れたが、遠めから狙ったシュートはビュルキが難なくセーブ。続いて53分には、フランク・シュタルクも30メートルほどのロングシュートでビュルキに迫った。しかし、これらのシーンを除けばすべてはリーラジンゲンのゴール前で展開され、47分にはシュールレがネットを揺らしたものの、これはオフサイドで認められず。1分後のダフートのシュートは枠を外れ、50分のオーバメヤンの一撃はクローゼが指先ではじいてみせた。しかしそんなリーラジンゲンの守護神も55分のBVBの3点目を防ぐことはできなかった。ダフートのパスに抜け出したオーバメヤンがスピード勝負に競り勝ち、最後は15メートル手前からチップキックでGKを破った。その後はバルトラ(63分)、フィリップ(65分)、シャヒン(68分)が立て続けに惜しいシーンを迎えた。

 

 

リーラジンゲンも勇敢に戦い続け、67分には可能性を感じるカウンター攻撃からセバスティアン・シュタルクが狙ったが、枠を捉えられない。そして残り25分を切ると、明らかに動きが悪くなる。残り10分、ダフートがゴール前18メートルから放ったシュートが、はね返ってオーバメヤンの足元へ。ガボン代表ストライカーは至近距離からボールを押し込み、スコアを4-0とした。わずか2分後には5点目にも迫ったものの、これはクロスバーの上。86分のヘディングシュートはポストの外側に当たった。最後のチャンスは87分、カストロに訪れたがクローゼに阻まれた。

 

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出場メンバー&ゴール
2017年8月12日 DFBポカール1回戦
FCリーラジンゲン=アーレン 0-4(前半0-2) ボルシア・ドルトムント

 

FCリーラジンゲン=アーレン:クローゼ;マット、クリング、ベアチュ、ビンターハルダー、シュトラウス;ニートハルト、レシンスキ(28分 F・シュタルク)、ベルガー(74分 ディートリッヒ)、グロイター(59分 レカフスキ);S・シュタルク
ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;ピシュチェク、ソクラティス、バルトラ、ベステ;シャヒン(72分 イサク);ダフート、カストロ;フィリップ(85分 パスラック)、オーバメヤン、シュールレ(61分 香川)
ベンチ:パティク、アウメイダ、ヘラー、ベルホイザー(リーラジンゲン);バイデンフェラー、ザガドゥ、スボティッチ(BVB)
ゴール:バルトラ(12分 ベステ)、オーバメヤン(41分 クローゼのフィリップに対するファウルで得たPK)、オーバメヤン(55分 ダフート)、オーバメヤン(80分 ダフート)
CK:1-8(前半0-4)  好機:1-15(前半1-6)
主審:ディーツ(ミュンヘン)  警告:クローゼ、マット(リーラジンゲン)
観客数:2万4000人(満員)  天候:快晴、気温19度

 

今後の日程:
BVBは2017-18シーズンのブンデスリーガでの戦いを来週土曜日にスタート。VfLボルフスブルクの本拠地に乗り込む(日本時間19日22時30分キックオフ)。DFBポカール2回戦の組み合わせ抽選は20日、試合は10月24日または25日に行われる。

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