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2017.10.15

ライプツィヒとの乱戦を2-3で落とす

ライプツィヒとの乱戦を2-3で落とす

ボルシア・ドルトムントはブンデスリーガ第8節でRBライプツィヒと激しくも見どころ満載の戦いを披露したが、惜しくも2-3(前半1-2)で屈し、今シーズンのリーグ戦で初黒星。この結果、長らく維持してきたホーム無敗記録は41試合で途絶えたものの、首位の座はキープした。

 

レポ―ト:デニス=ユリアン・ゴッチュリヒ

 

8万1360人の観客に埋め尽くされた満員のジグナル・イドゥナ・パルクで行われた試合は、開始直後から盛り上がり、ピエール=エメリク・オーバメヤンのゴールでホームのBVBが4分に早くもリード。しかしアウェーのライプツィヒが10分のザビツァー、25分のポウルセンのゴールでスコアをひっくり返す。後半は立ち上がりから激しいぶつかり合いとなり、48分にオーギュスタンへのプロフェッショナルファウルでソクラティスが一発退場になると、ライプツィヒがこれで得たPKを沈めて49分にリードを2点に広げた。だが56分、今度はイルザンカーがこの日2枚目のイエローカードでピッチを去る。その後、オーバメヤンへのファウルで主審がビデオ副審と協議した結果、PKを宣告。ガボン代表のストライカーはこれを自ら決め、64分にBVBが1点差に迫る。終盤はBVBが猛攻を仕掛けたものの、結局アウェーチームが逃げ切り、勝ち点3を持ち帰ることとなった。

 

全試合映像はBVBtota!で視聴可能

 

トリアンは右SBを務めた

 

戦前の状況:
BVBはブンデスリーガで4連勝、昨シーズンから合わせて13試合無敗を継続中で、7節終了時点では過去最高の開幕スタートを切っていた。一方のライプツィヒもここ6試合で1敗のみ(0-1で屈した9月19日のアウクスブルクとのアウェー戦)。両チームは昨シーズンに初めて顔を合わせ、いずれもホームゲームを1-0の勝利で終えていた。

 

チーム情報:
ウカシュ・ピシュチェク(ひざの外側側副靭帯損傷)、マルセル・シュメルツァー(コンディション不良)、マルコ・ロイス(十字靭帯断裂後のリハビリ中)、アンドレ・シュールレ(筋線維断裂後のリハビリ中)、エリック・ドゥルム(腰の手術)、ラファエウ・ゲレイロ(足首骨折後のリハビリ中)、セバスティアン・ローデ(恥骨の問題)が依然として戦列を離れているため、ペーター・ボス監督は代表マッチウィーク前のアウクスブルク戦からスタメンを6名変更。マルク・バルトラ、クリスティアン・プリシッチ、ユリアン・バイグル、香川真司、マフムート・ダフート(4人ともベンチ入り)、ピシュチェクに代えて、ダン=アクセル・ザガドゥ、エメル・トプラク、ヌリ・シャヒン、ゴンサロ・カストロ、マリオ・ゲッツェを起用した。ライプツィヒのほうはクロスターマン(太ももの問題)だけが故障欠場となった。

 

戦術:
両チームとも見事なカウタープレスを見せ、常に相手ディフェンスを押し込んで後方から攻撃を組み立てようと試みた。4-4-2のフォーメーションで試合をスタートさせたライプツィヒは、ボールを奪うと攻撃的な選手4名のうち3名が素早く前線に上がっていつもの4-3-3にシフトし、自陣から攻撃を開始。BVBの先制点は、ライプツィヒがそのように前掛かりになった瞬間に生まれたが、それ以外では手堅い守備を見せ、前半のうちに2ゴールを奪った。後半、BVBはソクラティス、トプラク、ザガドゥの3バックでプリシッチを右、マキシミリアン・フィリップを左、アンドリー・ヤルモレンコを最前線とする3-5-2にシステムを変えたが、48分にソクラティスが退場になったため、すぐに4バック(プリシッチ、トプラク、バルトラ、ザガドゥ)に戻し、4-4-2で戦った。

 

試合の展開と分析:
キックオフ直後から攻撃の応酬となり、BVBは開始10秒で早くも最初の得点チャンスを迎える。しかしフィリップがペナルティーエリア外から放ったシュートはライプツィヒのDFにブロックされた。その数分後、バックパスを受けたイルザンカーにプレスをかけたオーバメヤンが足先からボールを奪い、一気にゴール前へ。10メートル手前からカーブをかけた阻止不能の一撃を逆サイドのコーナーに突き刺し、4分にスコアを1-0とした。8分にはロマン・ビュルキにも出番が回ってきたが、BVBの守護神は左サイドを突破してきたオーギュスタンのシュートを、まるでハンドボールのGKのように片足で阻止してみせた。

 

先制点を奪ったオーバメヤンがお決まりの宙返り

 

しかしライプツィヒはすぐに追いつく。カンプルがハーフウェーライン付近からのFKをペナルティーエリアに入れると、これをハルステンベルクが頭でゴール前に戻し、ザビツァ―がヘディングシュートを決めた(10分)。BVBは、5分前にリードされたときのライプツィヒと同様、この展開にも動じず、わずか3分後に次のチャンスをつくる。ヤルモレンコからアウトサイドでの絶妙なパスを受けたオーバメヤンが、相手を2人かわしてシュートまで行ったが、ゴール前7メートルからの一撃はグラーチに阻まれた。続いて20分にはシャヒンがエリア端から左足で狙うも、これはわずかにクロスバーを越えた。

 

オーバメヤンのPKで希望つなぐ

 

スタメンに復帰したシャヒン

 

ライプツィヒもBVBゴールを脅かし続け、何度もディフェンスラインの裏側に入り込む。そして25分にはブルマが左サイドでトリアンをかわしてゴールライン際まで駆け上がると、サイドキックでビュルキの股間からゴールエリア内にボールを通す。これをポウルセンが難なく押し込み、アウェーチームが2-1と逆転に成功した。ブルマは2分後にもチャンスをつくったが、今度はビュルキが危険を回避。ライプツィヒはハーフタイム直前までゲームを支配し、BVBを寄せ付けなかった。40分になってようやくヤルモレンコのロングシュートで相手ゴールに迫ったBVBは、その1分後にフィリップも狙ったものの、グラーチにセーブされてしまった。

 

その直後に前半終了の笛を吹いたアイテキン主審は、後半開始早々に再びスポットライトを浴びる。オーギュスタンを倒したソクラティスは一発レッドカードで退場となり、さらにライプツィヒがPKを獲得。このチャンスに自らキッカーを務めたオーギュスタンはビュルキの逆を突き、ゴール右隅にシュートを流し込んだ(49分)。この時点で残り時間は40分。しかも10人での戦いを余儀なくされたBVBだったが、そんな窮地にも気持ちが折れることはなかった。

 

劇的な展開の終盤戦

 

54分のCKからザガドゥが頭で合わせたシュートは正確性を欠いたものの、その直後に2分間で2枚のイエローカードを受けたライプツィヒのイルザンカーが退場処分になる。ゲッツェへのファウルで最初の警告を受けていたイルザンカーは、BVBがカウンターに転じた56分にハーフウェーライン付近でオーバメヤンを倒して退場となった。これで10人対10人の勝負となり、BVBは試合の主導権を奪還。途中出場のバイグルが際どいシュート(58分)でゴールに迫ると、その数分後にペナルティーエリア端付近でオーバメヤンがウパメカノに倒される。アイテキン主審はビデオ副審に確認後、PKを宣告。オーバメヤンはオーギュスタンと同じくゴール右隅にしっかり決め、スコアを2-3とした(64分)。

 

ベルナルドと競り合うゲッツェ

 

追いつきたいBVBは攻勢を強め、70分にはオーバメヤンとカストロのコンビであわやという場面をつくる。74分にはヤルモレンコの見事な突破からチャンスを迎えたが、カストロのシュートはグラーチが阻止。その10分後にはヤルモレンコが至近距離からヘディングシュートを放ったが、これもグラーチにセーブされた(84分)。BVBは終盤に捨て身の猛攻を仕掛けたが、どうしても同点ゴールを奪うことができない。ロスタイムにはオーバメヤンが再びグラーチに阻止され、こぼれ球を拾ったヤルモレンコもガラ空きのゴールを陥れることができなかった(90+2分)。

 

全試合映像はBVB total!で視聴可能

 

2017年10月14日 ブンデスリーガ第8節
ボルシア・ドルトムント 2-3(前半1-2) RBライプツィヒ

 

ボルシア・ドルトムント:ビュルキ;トリアン(プリシッチ 46分)、ソクラティス、トプラク、ザガドゥ;シャヒン(バイグル 46分);カストロ、ゲッツェ;ヤルモレンコ、オーバメヤン、フィリップ(バルトラ 51分)
RBライプツィヒ:グラーチ;ベルナルド、イルザンカー、ウパメカノ、ハルステンベルク;ザビツァー(オルバン 86分)、カンプル、ケイタ(デメ 46分)、ブルーマ;ポウルセン、オーギュスタン(ライマー 65分)
ベンチ:バイデンフェラー、イサク、ダフート、香川(BVB);ムボゴ、シュミッツ、フォルスベリ、ベルナー(ライプツィヒ)
ゴール:オーバメヤン(4分)、ザビツァー(ハルステンベルク 10分)、ポウルセン(ブルーマ 25分)、オーギュスタン(49分 PK オーギュスタンに対するソクラティスのファウル)、オーバメヤン(64分 PK オーバメヤンに対するウパメカノのファウル)
CK:3-2(前半0-2) 好機:8-4(前半4-3)
審判:アイテキン(オーバーアスバッハ) 退場処分:ソクラティス(プロフェッショナルファウル、48分)、イルザンカー(警告2回、56分) 警告:ビュルキ、ゲッツェ(BVB)、ケイタ、ベルナルド、デメ(ライプツィヒ)
観客数:8万100人 天候:晴(キックオフ時)、気温18度

 
今後の日程:
今月はアウェー4連戦が控えており、まず火曜日にキプロスでアポエルFCと対戦(日本時間18日3時45分キックオフ)。続いて来週土曜のブンデスリーガでは敵地でアイントラハト・フランクフルトと顔を合わせる(同21日22時30分キックオフ)。

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