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2019.8.10

2-0:ロイス&パコのゴールでユルディンゲンに完勝

2-0:ロイス&パコのゴールでユルディンゲンに完勝

ドイツ・スーパーカップを制したばかりのボルシア・ドルトムントが、DFBポカール1回戦で3部リーグのKFCユルディンゲンを2-0で退け、2回戦進出を決めた。

 

レポート:ボリス・ルパート、ティモ・ラマート(デュッセルドルフ)

 

デュッセルドルフのメルクル・シュピールアレーナに集まった観客は3万2110人。その半数以上を占めたアウェーファンの前で、ブラック&イエローは前半、超守備的なチームを相手に試合を支配。6つの決定機をつくったが、均衡が破れたのは後半4分が経過してからだった。キャプテンのマルコ・ロイスのゴールで(ハンドの疑惑があったものの)ようやくリードを奪ったBVBは、70分にパコ・アルカセルがフリーキックを直接決めて勝負をつけた。

 

戦前の状況:
ユルディンゲンは、ニーダーラインの地域ポカール覇者として18年ぶりにDFBポカール1回戦への出場権を獲得。両者の前回の対戦は1996年のリーグ戦で、BVBが5-0と勝利していた。カップ戦での直接対決は2勝1分け2敗と互角だった。

 

チーム情報:
BVBは先週末のバイエルン・ミュンヘンとのスーパーカップからスタメンを2名変更。マッツ・フンメルスとトルガン・アザールが入り、エメル・トプラクはベンチへ、練習中に筋肉を痛めて2週間の離脱となったラファエウ・ゲレイロはメンバーから外れた。さらにコンディション不足のユリアン・ブラントと故障中のロマン・ビュルキ、マテウ・モレイも欠場となった。

 

戦術:
3部のホームチームはかなり深い位置に陣取り、ペナルティーエリアの端に4人、その数メートル前にもう4人を配置。BVBの選手にプレッシャーをかけてボールを奪おうとしたのはロドリゲスだけで、唯一純粋なストライカーであるオサウェも守備のサポートに奔走した。そのため、4-2-3-1の布陣で挑んだBVBは、ボールこそ支配したもののなかなかリズムをつかめず、エリア内に入れた長短さまざまなクロスもほとんどが跳ね返され、やり直しとなった。

 

試合の展開と分析:
BVBの最初の得点チャンスは1本目のコーナーキックから生まれた。新加入アザールの蹴った危険なボールがケーニヒスホファーの守るゴール前を通過。これにウカシュ・ピシュチェクが頭で合わせたが、ライン手前でグロスクロイツにクリアされた。その2分後、今度はホームチームが初めて攻め上がる。右サイドで見事な連係プレーを見せたあと、ロドリゲスがペナルティーエリア端の中央からシュート。パワーは十分だったが正面だったため、マルビン・ヒッツが難なくクロスバーの上にはじき出した。

 

このシーンで目を覚ましたBVBは、ユルディンゲン陣内にとどまって完全に主導権を握る。相手を近づけず、何分間もボールを回し続ける時間帯もあったが、特筆すべきシーンはほとんどつくれなかった。15分を過ぎてようやく2つ目のチャンスを迎え、アザールのコーナーを今度はフンメルスがヘッドで狙う。しかしこれはケーニヒスホファーの好セーブに阻まれた。ストライカーのアルカセルが先制点に迫ったのは28分になってから。再びアザールのパスに合わせたが、これもユルディンゲンの守護神が対応してコーナーに逃れた。

 

前半残り7分となったところで、ユルディンゲンが流れに反して決定機を迎える。ハーフウェーラインでフンメルスからボールを奪ったオサウェがヒッツと1対1に。しかしここで冷静さを失い、シュートをポスト脇に外してしまった。BVBのほうもハーフタイムまでにさらに3つのチャンスをつくる。しかしゴール前11メートルからのフンメルスの一撃は決まらず(39分)、ジェイドン・サンチョの1本も(45分)、アディショナルタイムにアルカセルが至近距離から狙ったシュートもケーニヒスホファーが阻止。こうして前半はシュート数14-4、ボール支配率80%とスタッツではBVBがホームチームを圧倒して終了した。

 

両チームともハーフタイムでのメンバーチェンジはなし。試合の様相もほとんど変わらず、スカイブルーのユニフォームを着たホームチームが自陣ペナルティーエリアに陣取り、ストライカーのオサウェのみがハーフウェーラインでカウンターのチャンスを伺った。一方のBVBは、ユルディンゲンのエリアを取り囲み、まるでハンドボールチームのようにサイドからサイドへボールを動かした。時折、守備中央からの長いダイアゴナルパスで相手の意表を突くこともあり、49分、その形からついに均衡を破る。マヌエル・アカンジが相手ディフェンスの上を通す浮き球のパス。これをロイスがゴール前5メートルからネットに収めた。

 

先制されたユルディンゲンは、ほんの少しだけ大胆になり、前線で2度、BVBのビルドアップを邪魔しにかかる。しかしブラック&イエローのパス回しが乱れることはなく、守備でもほとんどピンチはなし。ただ攻撃に関してはペースを落とす場面も何度かあった。勝利が確実となったのは試合終了20分前になってから。この日、オープンプレーではあまり運のなかったアルカセルが、25メートルのフリーキックを直接ネットに突き刺し、スコアを2-0とした。

 

ブラック&イエローは残りの時間も集中力を切らさず、プロフェッショナリズムを貫いた。ルシアン・ファブレ監督は終盤、ロイスとサンチョを下げてアシュラフ・ハキミとマリオ・ゲッツェを投入。結局、経験の差で勝ったBVBが、2-0という妥当の勝利を持ち帰ることになった。

 

今後の日程:
10日にも試合が組まれており、同じく3部のプロイセン・ミュンスターとテストマッチ(日本時間22時キックオフ)。ユルディンゲン戦に出なかった選手にとっては出場時間を得るチャンスとなる。DFBポカール2回戦の組み合わせ抽選会は、8月18日に行われる予定。

 

メンバー&ゴール:
DFBポカール1回戦
KFCユルディンゲン 0-2(前半0-0) ボルシア・ドルトムント

 

KFCユルディンゲン:ケーニヒスホファー;グロスクロイツ、ルキムヤ、マクスー、ドルダ(76分 ビトロフ);バリー、ギュンドゥス、ムボム、エビーナ(63分 ゲヌシェ);ロドリゲス;オサウェ(58分 キンソンビ)
ボルシア・ドルトムント:ヒッツ;ピシュチェク、アカンジ、フンメルス、シュルツ;ビツェル、バイグル;サンチョ(76分 ハキミ)、ロイス(79分 ゲッツェ)、アザール(88分 ブルーン・ラーセン);アルカセル
ベンチ:ウデグベ、キルヒホフ、プフリュッケ、グリマルディ、リューレ、コンラート(ユルディンゲン);エルシュレーゲル、ディレイニー、ダフート、ボルフ、シュメルツァー、トプラク(BVB)
ゴール:ロイス(49分 アカンジ)、アルカセル(70分 シュルツが獲得した直接フリーキック)
好機:2-9(前半2-6) CK:1-11(前半1-6)
主審:S・シュテーゲマン(ニーダーカッセル) 警告:ムボム、グロスクロイツ
観客数:32110人 天候:小雨、気温21度

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